« 山本弘「まだ見ぬ冬の悲しみも」 | トップページ | お疲れちゃーん »

舞城王太郎「SPEEDBOY」

なんというか…「煙か土か食い物」のときには、「こいつは天才だ!」と思ったものだが、今やそれは突き抜けて、読者には追いつけないはるか彼方まで行ってしまってる、って感じ。

あらすじ…説明不可能。
とにかく、「成雄」という名前の、めちゃくちゃ走るのが速い、それも音速ぐらいの速さで走る少年の話。
一章ごとにシチュエーションもストーリーも違うのだが、共通しているのは成雄が主人公ということ。
この成雄は、「山ん中の獅見朋成雄」の成雄なんだろうな。
背中に毛がふわさーっと生えている、という設定が同じだし。
で、まあ人間らしい心をあんまり持ってない成雄が、それぞれの話の中で、ちょっとずつ「人間とは何か」を学んでいく話、ってことになるのだろうか。
しっかし、よくこういうことを思いつくなあ。
陸上ものは近年流行だとは言え、音速で走り、あまりの速さに海の上も走れちゃう、ってのは普通は思いつかないだろ。
そこからまた、これでもか、これでもかというぐらい、ナンセンスなシチュエーションを繰り出してくる。
これから先、舞城王太郎はどこへ行くんだ?

|

« 山本弘「まだ見ぬ冬の悲しみも」 | トップページ | お疲れちゃーん »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 山本弘「まだ見ぬ冬の悲しみも」 | トップページ | お疲れちゃーん »