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ジェイン・オースティン「美しきカサンドラ」

オースティンの長編はほぼ網羅してしまったのだが、こんな短編集があったので読んでみた。

ぶっちゃけ、これ出版できるレベルじゃないだろ…。
まあ決して新作の出ない人なので、こういうのを掘り起こすしかなかったのかもしれんが。
14~5歳の女の子が妄想にまかせて、未完のままに書きすてた小説ともいえないような小説。
なんか、やたらと人が死んだり、牢屋に入れられたり、一目で恋に落ちたりと、他愛もないお話ばっかり。
これだけを読むと、将来「自負と偏見」とか「エマ」なんていう面白い小説を書く人だとはとても思えない。
正直、才能の片鱗もうかがえないからなあ。
まあ、元々そういう才能がなくても何とかなる、ということなんだろうか。

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ききみみずきん

もうね~仕事がストレスなんすよ。
パートさんがやたらと休むので、仕事が全然片付かない。
で、残業をお願いしても、全然残業してくんない!
こっちだって、人件費とかあるからいろいろ考えて残業をお願いしてるっつーのに、しないやつは全くしないからね。
あと、5分とか10分とかの電車の遅延証明を持ってくるパートさんがいたので、その人には今日腹に据えかねて注意した。
だってさ~。それって単なる遅刻じゃん。
朝のラッシュ時の5~10分の遅延は遅延じゃねえよ。
「常識の範囲内で出してください」と言ったら恐縮してたけど。遅すぎ。
あとチーフにも悩まされている。
このチーフが、いちいち下々の者に口を挟んでくるわけよ。
ちょっとは信用して仕事を任せておこうってつもりはないのか。
今日だって、ちょっとパートさんと話をしていたら、それに聞き耳を立てていて、「その話聞こえちゃったんだけど、つまりはこういうこと」と横からかっさらっていく。
勘弁してくれよ…。
ストレスのせいで、口内炎が痛いです。

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ジェフリー・ディーヴァー「クリスマス・プレゼント」

ディーヴァー初の短編集。

しかし、いちいちどんでん返し!どんでん返し!
それがこの人の真骨頂だとはいえ、短編集でもそれを貫き通したのは天晴れですよ。
一話目が「ジョナサンがいない」という話で、それがすべてを物語っている。
そのあらすじで推してはかるべし。
以下ネタバレ。
ある女性が、夫のジョナサンがいないということを思い、ひたすら泣いている。
でもこのままじゃダメだとばかりに、ある男性と会う約束をする。
その男性というのが、ものすごく冷静に殺人を犯すような男だった。
で、待ち合わせの場所にその男が現れて、読者としては「危ない!」と思うのだけれども、実はその男は殺人のプロで、女性が「ジョナサン」を殺して欲しいと依頼していたのだった。
ジョナサンのいない風景というのは、未来の話だった、というオチ。
もうすべてがこの調子だから。
一応リンカーン&サックスシリーズの番外も載っているが、この本の中ではむしろ地味な感じだった。
個人的に好きなのは「被包含犯罪」という話。
勧善懲悪がやっぱりいいよ。

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P・G・ウッドハウス「ブランディングズ城の夏の稲妻」

ウッドハウスさいこ~さいこ~。
このシリーズはジーヴスシリーズに比べると、ややのんびりムードなんだが、やっぱ面白いわ。
序文からして、「とある批評家に私の作品は登場人物が名前を変えて同じドタバタを繰り返しているだけだと言われた。そこで私は、“同じ名前”で登場させることで、この男に勝利したのだ!」などと言っているんだから。
面白いおっさんだよ。
今回は、2組の恋人同士が、誤解や反対を押しのけていかに自分たちの恋を押し通すのか…というところが見所。
もちろん、悲恋ものなどではない。
恋人ならではのアホな会話を、「ぼくがばかなんだ」「いいえわたしよ」「いやぼくだ」「いえわたしよ」「ぼくさ」「わたしよ」などと延々と繰り返して、それを陰で聞いていた男が、「早く終わらせろ~」と呪ってたりなんかして。
一応の主役(?)は、クラレンス卿のはずなんだけど、これほど存在感の薄い人も珍しい。
ひたすら自分の豚の心配ばかりしている。というか、豚のことしか考えていない。
それがまあ、また騒動の元なんだけれども。
うがった見方をすれば、この時代の富裕層のオツムの軽さを皮肉っているともとれるんだろうけど、そんなんじゃないだろうな。
ただ単に、面白キャラにしようとしてこうしているんだろうな。
個人的には、バクスターだっけ?あの解雇されてしまった秘書が好みなんだけど。
なんかかわいそうな結末になってたなあ。

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動物園&博物館

今日は結構ハードな一日だった。
動物園と博物館の両方に行って来たので。
動物園は真冬に行くのは結構辛いなあ…真夏よりかはいいけど。
真夏の動物園は臭いがすごいんだよね。それがないだけマシか。
それにしても、パンダのかわりにレッサーパンダって、アリなんだろうか…。
あとゾウが思いっきりサカっていて気まずかった。最初はただじゃれているだけかと思ってたんだけどねえ…。
その後、博物館にも行ってみたんだけど、疲れているし時間もないしで、結構慌しかった。
とりあえず一通りは見ようと、駆け足で回ったんだけど。
特別展のためにすごい行列ができてて驚いた。今日が最終日だったせいか?
でも一時間待ってみるほどのものとは思えなかったので、常設展だけにしたんだが、それで正解だったかも。
リニューアルされてから行ったのは初めてだったんだけど、いろいろ凝ってて面白かった。
特に実験コーナーに釘付け。これは子どもが喜ぶわ。
そんなこんなで、最後はあんみつ食べて終了。
今日はよく歩いたなあ。

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薬がないと生きていけない

今日は月に一度の腹痛に襲われる日だったんだけど。
あ、今日は女子限定ってことで。
尾籠(belowじゃないよ)な話ですんません。

昔っから、私は腹痛が激しい方で、そりゃあ苦労してきたんだが。
でも「薬に頼ると段々効かなくなる」という迷信を信じていたので、薬で痛みをごまかすことはめったになかったのよ。
とにかくひたすら、トイレにこもって耐え抜くしなかなった。
まあほんとに辛いのは2~3時間なので、それさえ乗り切ればなんとかなったんだけど。
でも、最近産婦人科で処方される痛み止めに頼るようになってからは、もう昔の体には戻れないっ。
今日は休みだったし、あと痛みのピークを読み違えたせいもあって、薬を飲まなかったんだけど、やっぱりものすっごい腹痛に襲われた。
食後に飲まないと絶対にだめ!と言われている、ちょっときつい薬なので、夕飯前に飲むこともできず、トイレの住人となって耐え抜いたけど。
あ~もう薬なしでは生きていけないわ。
しかし、そろそろ薬がなくなりそうなんだよね。産婦人科にもらいに行くのが憂鬱だわあ。
いろんな検査をしたがるし、一時間以上待たされるしさあ。

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最近の詐欺は「オレオレ」とは言わない

いやあ~参ったぜ。
噂には聞いていた「オレオレ詐欺」に、あやうくうちの母親がひっかかるところだった。
マジで振り込む寸前だったらしい。

ことの起こりは、弟(実は弟を装った別人)からまず「キムラという男から電話があるはずだから、それを聞いてくれ」という電話があったらしい。
そこからまずは疑えという話なんだけど。
そんで電話があって、それは「弟さんが大学時代の友人が事業を興すときに連帯保証人になり、その友人が姿を消してしまっているので、弟さんに支払ってもらうしかない」という内容だったらしい。
そんで「とにかく時間がないので、今日中に100万振り込め」と言われたそうだ。
しかし、貯金をかきあつめてもそれには届かなかったため、母親が困って弟の携帯に電話したところ、「そんな友だちはいない」ということが判明。
やっと「詐欺…?」ということがわかったのだった。
やれやれ。

私がそれを知ったのは、弟からのメールでだった。
私が帰宅したときも、まだ母親は納得できてなかったらしく、「どこまでホントなの?」とくどく弟に電話していた。
いや、それ最初から最後までウソですから。
最初の電話を、本当に弟だと思い込んでいたというのが、そもそも間違いだった。
いまだに「あの子の声だった」と主張してるけどね。
違うっつーのに。
しかし、これで今後しばらくは詐欺にひっかかることもないだろう。
「車の事故で保証金が」というパターンもあるので気をつけるように、教育しときました。

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平山瑞穂「ラス・マンチャス通信」

日本ファンタジーノベル大賞受賞。
でもこれってファンタジーか…?

あらすじが説明しにくい話なのだが、あえて書く。
姉と両親と暮らす「ぼく」は、とても人間とは思えない兄らしき「アレ」が姉にいやらしいことをしようとしているのを見て、ついアレを殺してしまう。
それを両親は喜んでいる風だったのに、あっさり目的のよくわからない「施設」に連れて行かれ、そこでしばらく過ごすことになる。出所後も定職につけず、仕方なく父の恩人・小島さんの紹介でイナガワという男のもとへ行く。
イナガワは灰が降り続ける町で、通風管の灰の除去をしていたが、裏では他人の弱みを握って由紀子という女性を思いのままにするような男だった。
それに憤った「ぼく」は衝動的にイナガワから逃れようとするが、怪物?に襲われそうになったところをイナガワに助けられ、弱みを握られてしまったことで、由紀子と三人で奇妙な共同生活を送ることになる…。
とにかく、どこか現実と違う世界の、ひたすらグロテスクな描写が続くのだった。
これ、ファンタジーというよりもホラーじゃないかい?
どちらにせよ、こういう露悪的な話はあんまり好きじゃないんだよね。
雰囲気を出そうとしているのはわかるのだが、その世界観がどうしても受け付けない。
これに大賞あげちゃうのかあ…。
まあ好き嫌いが分かれる話だと思う。
つか、うちの弟はぜったいこういう話は嫌いなはずだが、なんでこの作家をそんなにプッシュするかね…。

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山田正紀 恩田陸「読書会」

他人から「これ面白いよ」と勧められるとなぜか読む気が失せるが、「この本面白かった~」と言っている話を聞くと、無性に読みたくなる、天邪鬼な私。
というわけで、いろいろ触発されるところの多い本だった。

それにしても、私って案外本読んでいないなあ。
半村良なんて、「イーデス・ハンソン」からとったとか、どうでもいいトリビアは知っているが、本は一冊も読んだことがない。あと小松左京も。
ここらへんの人って、私からすると微妙な古さの作家なんだよね。
もっと思いっきり古ければ、逆に客観的に読めるのだが、このあたりの作品は今もそのモチーフが使われていたりして、決して「新鮮」と思えるほどではないので、躊躇してしまうのだった。
アシモフは、一時ハマって読みまくっていた。ファウンデーションシリーズも、途中までは読んでたよ。というか完結してないんだよね、確か…。
アシモフに対して、あんまりこの二人の評価は高くないみたいだったけど。
でもSF初心者には面白いと思う。何せ、自分で「ロボット三原則」を作っておいて、それを逆手にとるようなシチュエーションの本を自分で書いているんだから。
こういう心に余裕のある人は好きだなあ。フツウの人なら「三原則は絶対だ!」とそれに固執してしまいがちなのに。
スティーヴン・キングも結構読んでいる。が、実は最初に読んだのは、リチャード・バックマン名義の本だったりする。タイトル忘れたけど…映画化されたやつ。
キング名義だと「クージョ」とか「ペット・セメタリー」とか「キャリー」とかかな。「クージョ」って、この本でもいわれているけど、内容が薄いわりにものすごく印象に残る話だった。
狂犬病の犬に狙われて、動かない車の中に親子で閉じ込められるという、それだけの話なんだけど。「同じシチュエーションにいたら、自分はどうするか?」というのが、ずーっと頭からはなれないのだった。
山田正紀は「ミステリ・オペラ」はかろうじて読んだのだが、理解不能だった。スケールが大きいというのか、あまりにもとりとめがなさすぎて。
恩田陸はもちろん全部読んでいる。が、この人の結末の付け方には常々不満を抱いていたのだけど、それが「オープンエンド」と呼ばれる手法だということを初めて知った。
そっか…要するに、オチをつけない終わり方ってわけなのね…。
でもやっぱ、人情としてオチは欲しいよね…。

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牧野修「水銀奇譚」

ヤングアダルトだが、かなり趣味に走った内容だった。

シンクロに打ち込む香織は、小学校時代によくつるんでいた同級生が死んだと知らされる。
香織たちは、図書館の誰も読まないようなマニアックな本にある仕掛けを仕込んで、それに反応したものだけが集まる「真・科学クラブ」なるものを結成していた。
そこで、彼らは汚い大人を粛清するのだが、リーダー格の薫の行き過ぎた行為に、次第にバラバラになってしまったのだった。
事件をきっかけに、再び「真・科学クラブ」のメンバーで集まることにするのだが、彼らの前に小学校時代と変わらない姿の薫が現れ…。
う~ん…あらすじが説明しにくい話だ。
とにかく、不思議なテイストの話。正直、小中学生には難しいと思われ。
この話は一つ一つのエピソードの書き込みが足りないせいで、余計にちょっと無理やりな展開になってしまっている部分があるので、もっと長い話として書けばよかったんじゃないかと思う。
というか、フツウに大人向けのファンタジー小説にしとけばよかったんでは?
登場人物こそ高校生だけれども、書かれているちょっとグロい世界はあまり子どもにはなじまないだろうし。
でも、この「真・科学クラブ」への勧誘方法というのが面白い。
澁澤龍彦とかミルトンの「失楽園」とかの中の一文に次の本のISBNとページ数を書いておき、それを次々に辿っていくと、最終的にクラブの居場所がわかるという。
これ、ぜひ現実でやってみたいもんだ。

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「銀色のシーズン」

はっきり言って、まったく私の趣味ではないのだが、まあ相手に合わせたということで。

瑛太演じる、元ワールドカップのモーグル選手・銀は、今は「何でも屋」と称して町の鼻つまみ者になっている。そこへ、町おこし「雪の教会でのウエディング」のためにやってきた七海(田中麗奈)が、まったくスキーができず、銀に教えを乞うのだが…。
というような話。
瑛太はともかく、いつもつるんでいる三人組のうちの、青木崇高がよかった。いまどきあんまりいない濃いキャラで。
「ちりとてちん」の草々さんだよね。見てないけど、ちょっと気になってた。
ドラマは映画のときよりも痩せているなあ。
まあ、ストーリーは結構無理やりなシーンがいっぱいある、ご都合主義的なお話。
最後もみんなで大団円、みたいな。
しかし田中麗奈のアップがやたらと多くてうるさかった。この子の顔、あんまり好きじゃないんだよ。
その時間があるならスキーシーンをもっと見せてくれたっていいじゃん。
それか、連れの二人の背景をもっと描きこむとかさ。
草々さんがなんで銀とつるんでいるのかの説明が、全然なかったぞい。
エンドロールで、NG集みたいなのがちらっと映るのだが、手すりをすべったり、屋根の上から飛び降りたり、というパフォーマンスが、映画では一発だったけど(当たり前)実際には何度も失敗しながら撮影したんだということがわかって面白かった。
しかし、昨日まんまとスキーの夢を見ちゃったよ…。
「こんな急斜面、ムリ!」みたいな夢で、えらい疲れた…。

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恩師のK先生と

中学時代の担任だったK先生と飲んだ。
外見はすっかり白髪になってしまったけど、中身は相変わらず濃い先生だ…。
まあお元気で何よりです。
今は副校長をやっているらしい。
んで、なんと12年前に担任を持っていた生徒の親がねじ込んできたという話を聞いた。
なんでも、進路指導で「この学校は受けるな」と言われたせいで、そこの学校を受けられなかった…という苦情らしい。
そんなの今さら言うことか!?
呆れてものも言えないよ。
大体さあ、本当に受けたかったら受ければいいだけの話じゃん。
受けなかったのは結局実力が足りなかったからでしょうが。
と私は思ったのだが、やっぱり先生の立場ではそんなことは言えないらしく。

あ~教師ってほんと、わりに合わない仕事だよね。

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揚げ物は疲れる

今日は久しぶりに揚げ物を作った。
母親が「空揚げが食べたい」というもんで。
しっかし、揚げ物はほんとに大変なんだよ~。
何が大変って、そこらじゅう油まみれになる。
特に、冷凍食品をそのまま油に入れるのは非常に危険です。
よくこれが原因で火事が起きているらしい。
うちはやってるけど。
冷凍のフライドポテトがあるので、それを解凍せずにそのまま油に入れたら、まるで花火のように油がはねるはねる。
せっかく年末にキレイにしたばかりだというのに…。
でも今回はわりとうまく揚がったよ。空揚げも中がナマじゃなかったし。
この間揚げたときは、中がまだ赤くて、仕方なくレンジでチンしたのだった。
レンジでチンすると、中だけが加熱されるのでいいですよ。
硬くなって油が滲み出てくるのが難だけど。

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アイティーか

今年になってから社内システムが大幅に変わり、今まで鉛筆で紙に書いていたものが、全部画面入力になった。
まあ省力化ということなんだろうけど、実際目が疲れるし、肩が凝るし、あんまりいいことない。
手で書くことによって頭に叩き込まれていたことが、画面入力になって全部流されてしまっている気がする。
これも時代かなあ…。
IT化の促進が世の流れとはいえ、なんだか世知辛いものを感ずるよ。
それにしても、科学の進歩ってすげえなあ。
私が入社したばかりの頃なんて、パソコンと言ったらフロアにMACが2台あるだけだったというのに。
その頃はまだ検索システムもそれほど充実してなかったので、「ディズニーランド」のHPを見ようとして、アドレスを間違って、なにやら怪しい海外のサイトにたどり着いてしまったことがあった。
海外のサイトで、しかも画像があったので、重いのなんのって。
五分ほども待って、ようやく出てきた画面がアホ面のアメリカ大学生だったときには、ほんっとーに脱力した…。
それがいまじゃあ、すべての仕事をICタグで管理ですよ。
隔世の感があるな。

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文体の芥川賞、人間の直木賞

何度もうるさく言うが、芥川賞・直木賞は年1回で十分だろ!年2回は多すぎ!
つーわけで、今年も受賞者が決定したわけだが。
恥ずかしい話、桜庭一樹ってずっと男だと思ってたよ…女の人だったんだね…。
確かに「青年のための読書クラブ」を読んだとき、男の人なのにこういう書き方をするなんて、ちょっと嶽本野ばら系の人なのか?と思ったんだよね。
女の人だというんなら納得だ。

ところで、今回改めて気付いたことがある。
それは、「芥川賞は文体で選び、直木賞は人間が描けているかどうかで選ぶ」ということだ。
今回の芥川賞受賞者もそうなんだけど、やたらとアクの強い文体で、それが個性にもなってはいるんだろうけど、ただただ読みにくい。
そのアクの強さが災いしてか、芥川賞受賞者でその後も人気作家として活躍している人、というのは数少ない。
一方直木賞は、だいたい選評者の言で「人間が描けている」というのがある。要するに、文体とかストーリーとかじゃなくて、「物語の中でどれだけ人間が描かれているか」を重視しているんだと思われる。
実際、伊坂幸太郎が直木賞確実と言われつつも何度も受賞を逃しているのは、彼が人物よりもストーリー重視なせいだろう。
その点、桜庭一樹は伊坂幸太郎と同類項にも関わらず、人間がよく描けているんだよね。そこが買われたんじゃないだろうか。
ともあれ、直木賞は読みたいけど芥川賞はどうでもいい。
つか、たまたま芥川賞受賞者のブログを見てしまったんだが、シンガーソングライターというだけあって露出が激しいな。それがもうイヤ。

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三浦しをん「あやつられ文楽鑑賞」

「仏果を得ず」よりも先にこっちを読むべきだったかも…。

ひたすら「文楽」を見て、その感想を述べている一冊。
けっこう歌舞伎で有名な作品も、元は文楽(人形浄瑠璃)の作品だったものが多いという事実にちょっと驚いた。
そうかー。江戸時代には、歌舞伎よりも庶民に浸透していたのかもね。
そんで、やっぱり三浦しをんは人形よりも語りが文楽の肝だと考えていることがよくわかった。
語りにあわせて人形が動くので、人形に合わせて語るものじゃないんだな。
「仏果」の主人公がなぜ語りなのか、そのこだわりの一端がうかがえる。
それにしても、三浦しをんの実の祖父も義太夫狂いだったらしい。血は争えないね。
ちょうど、新聞で人形遣いの有名な方の訃報が出ていたのだが、本書にも登場する人だったので、そのタイミングに驚いた。
いっぺん文楽を見てみたくなったけど、歌舞伎すら見てないのになあ。

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川端裕人「今ここにいるぼくらは」

「川の名前」もよかったが、今回のも面白かった。

作家が子どもを主人公にした大人向けの小説を書く場合、大体二通りがあると思う。
一つは、子どもを題材にしつつも大人としての自分の心情を織り込んで書く場合と、もう一つは自分が子どもになりきって書く場合。
この作者は明らかに後者。
「あ~子どものとき、確かにそう思ってた!」ということを、非常によくとらえて描写しているのだ。
主人公の博士は、みんなに「ハカセ」とあだ名をつけられてしまった、小心者だけど好奇心旺盛な少年。
彼が、自然や友人たちと繰り広げる少年時代の一幕が連作形式で綴られる。
リアルだなと感心するのが、自然を「自然」として描くんではなくて、あくまで普段は都会の生活になじんでいる少年が、ふとした瞬間に自然の持つ恐ろしい一面を垣間見てしまう、という風に描いているといころ。
それは川にすむ巨大な魚だったり、森の奥に一人住む老婆だったり、影の長さで知った時差だったりする。
普段見慣れていないだけに、その「裏の顔」を知ってしまったときの恐怖心というのが、真に迫っているのだ。
だからこそ、かえって子どもが読んでもあまり実感がわかないかもしれない。
大人が、「あのときのあの感情はこういうことだったのか」と納得しつつ読むのに合っているような気がする。

関係ないけど、私もこのハカセくんのように、時間のことが気になってしょうがない時期があった。
今は確かに「今」なのに、明日になると「今」じゃなくなる、というのが、なんだか不思議というか、もったいないような気がしてならなかった。
「今」を「今」として捕まえるために、「この瞬間が今だ!」というのを記憶しておこうとしたりした。
忘れられないのが、トランポリン教室(なんてものに通ってたんですよ)のロッカー室で、「あ、この今も流れてしまう…」と思って、何度も何度もその瞬間を思い出したこと。もちろん、今でも思い出す。
あの時は確かに「今」だったのに、今ではもう二十年も前の話なんだよなあ…。
あ~…コワ。

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上橋菜穂子「狐笛のかなた」

これは、久々に読み返したくなる本だった。

この作家の「守り人」シリーズも気になっているのだが、さすがに今は旬のせいか借りられず。
でもこの本も、ばっちり私好みでよかった!
傷ついた子狐を助けたことから知り合った小夜と小春丸。
数年後、小夜は自分が呪者の血を引いていることを知り、領地争いの渦中に巻き込まれていく。
敵方の呪者の使い魔である野火は、かつて小夜に助けられた子狐だったのだが、小夜を救うため、主の命に背き…。
なんというか、児童書なんだけどそこはかとなく漂う、ストイックな恋愛の雰囲気がたまりませんよ。
小夜と野火が、敵味方であることも、そして人間と霊狐であることも超えて、結びついていく様子がすごくよい。
これ、子どもに読ませるのはもったいないよ!
久々にこんなに清々しい恋愛小説を読んだ。
大体、大人向けの現代恋愛小説というのは、邪念が多すぎるのよ。リアルもいいけどほどほどにね。
全く架空の設定ながら、この二人の切ない心情は胸に来るものがある。

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ヤッターマンの行く末は?

たまたまテレビを見てたら、ヤッターマンをやっていて、ついつい全部見てしまった。
オープニングは基本的には昔と同じ!なぜかマイナー調だったけど。
あと、悪党三人組の声優が同じだったのには感動した。
ただ、ややドロンジョ(だっけ?)様の声に張りがないのが気になった。
「ポチッとな」とか「びっくりどっきりメカ」とか「どくろべえ様」とか「ブタもおだてりゃ木に登る」とか、ほとんど昔と同じ。
というか、まるで再放送を見ているかのようだった。
ただ主役のガンちゃんとアイちゃんが中学生という設定はどうなのか…。
昔からそうだったっけ?
ともかく、古いバージョンを知っている世代には「懐かしい」の一言に尽きるが、果たして今の世代がこのアニメを見て面白いと感じるかどうか…。
やっぱり世相を反映してか、ドロンジョさまのセクシーシーンとかも控えめだし、ギャグも昔はもっとキレがあったような。
やっぱり、リニューアルものには限界があるのか。

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野尻抱介「太陽の簒奪者」

ずっと以前からタイトルが気になってた本。
かなりハードなSF。
以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。

作者自身があとがきで語っているように、現時点での科学状況に見合ったリアルな「異星人との遭遇」モノ。
私は、やっぱりSFは多少ハードなほうが好きみたいだ。
白石亜紀という女性を中心に、彼女が高校の天文部で水星に異常を発見してから、それが太陽の周りに太陽エネルギーを吸収する輪のようなものを建造しているということが判明し、それを破壊して英雄として地球に帰還し、その建造物が実は異星人が移住用に作られたものだということがわかって、異星人との接触を試みるまで、というかなり長いスパンの話になっている。
亜紀が主役ではあるものの、彼女の心情描写などは極力控えて、とにかく「異星人との遭遇」という部分をメインに持ってきているのは好感がもてた。
ヘタをすると、亜紀の個人的な異星人とのやりとりみたいな話になりがちなので。
それでも、最後の最後に、亜紀が密かに心を通わせていながら破壊工作のときに死んでしまった機関士を登場させたところはなかなか心憎い演出。
無機物のような異星人に、親近感を覚えることができる。
しかし、ここでの異星人の設定というのがなかなか難しい。
一応「肉体」は有しているらしいのだが、それは個体ずつの意識ではなく、全体としての意識「わたし」があるだけで、そうやって意識を共有している間は、他者を認識することがない、つまり地球人を相手にすることすらない、という。
う~ん…つまり、偏在しているものには「他者」という概念が存在しないということか?
結局、攻撃を受けたことにより意識が分断され、はじめて地球人を他者として認識できて、コミュニケーションがとれるようになるのだが。
「意識」がどこに存在するのかという、ちょっと哲学的な問題にも関係してきて、理解が難しい…。

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お台場定番でえと

つーわけで、今日はお台場の遊園地で遊んできましたよ。
お昼は近くのバイキングで食べた。
私は朝食抜きだったので、一皿目は肉中心、二皿目はごはんもの中心に食べまくったのだが、ここは実は「チョコがけスイーツ」が名物だった。
これは何かというと、チョコレートの滝みたいなものがあって、そこに串にさしたマシュマロやバナナやプチシューを突っ込んで、チョコレートをたんまりかけて食べるのだ。
んまかった。
つか、ごはんに手を出したことを後悔した。
これをもっと食べればよかった!
チョコの滝は子供たちも釘付け。道行く人々が、まるでアリンコのように、このチョコの滝に引き寄せられていくのだった。

そのあと遊園地へ。
まあ所詮ゲーセンの延長という感じのアトラクションばっかりだったんだけど、それでも結構面白かった。
悔やまれたのは、早い時間の方が空いていたということ。
段々空いてくるかな…と思っていたら、とんだ誤算だった。
それでも一応元をとれるくらいには乗れたと思う。
ただ、いっしょにいった人が、「あんまり激しいのはダメだ…」と早くも弱音を吐いたので、仕方なくヌルめの乗り物ばかりになってしまったこと。
どちらにせよ、そこそこ混んでいたので、あんまり激しい系の乗り物には乗れなかったと思うけどさ。
一番ハマったのは、シューティング系のアトラクション。
乗り物にのって、画面の敵をひたすら撃ちまくるのだ。バイオハザードの大画面版という感じ。
これが、うまく行くとかなり長い時間楽しめるのだが、ヘタだとあっという間に終わってしまうので、ちょっと物足りなかった。
あとクイズ系アトラクションもやったのだが、問題が簡単すぎて早押しクイズになってしまい、最下位に…。くそう…知力じゃ負けない二人なのに…。
そんで、最後は観覧車で締め。
観覧車がすぐ隣にあるかと思いきや、意外と遠かった…。
それでもずんずんあるいてたどり着き、寒い中ひたすら行列で並んで乗りましたとさ。
観覧車には冷暖房を完備してほしい。心からのお願いです。

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いろいろ不安

おばあちゃんの具合があんまり良くなくて、ちょっと心配。
なんだか眩暈がするという。
金曜日にはいつものデイサービスに行ったそうだけど、帰ってきたらもうヘトヘトだったらしい。
とりあえず、来週のデイサービスはお休みすることにした。
まあ、まだトイレも自分で行けるし、ご飯もちゃんと三食食べているので、今すぐどうこうということはないと思うけど。
おばあちゃんももう、92歳だからなあ…。
だからと言って、安易に入院させるのも気が引ける。
本人が強行に「病院はイヤだ」と言い張っているし。
やっぱり、入院してストレスを貯めさせるよりも、自宅で気ままにさせていたほうがいいんじゃないかという気がするんだよね。

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足の悩み

今年もバーゲンでいろいろ買ったわけだが。
本当に買いたいものはただ一つ、「靴」なのだった。
これが、ほんっとーに難しくてなあ。
去年はブーツに挑戦して、慣れてみるとそれなりに履きこなせるようになった。
ただ重いので、あんまり歩かない日だけ履いている。
今年はフツーの黒い靴が欲しい!
ヒールが2~3センチで、靴底がそこそこ厚くてクッションがあり、バレエシューズタイプの紐つきのやつ!
「そんな靴いくらでもあるだろ!」と思うのだが、ぴったり足にフィットする靴となるとなかなか…。
私は実は足の裏にタコ(ウオノメ予備軍みたいなの)持ちなので、とにかくヒールが高い靴はダメなのだ。
あと、最近気付いたのだが、ヒールがなくても底が薄い靴は絶対ダメ。
特に、足の先の方にそこそこの厚みがないと辛い。
うお~。デザインなんかは二の次でいいから!一時間歩いても、足の裏が痛くならない靴が欲しいよ!

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姫野カオルコ「桃」

「ツ、イ、ラ、ク」の番外短編集。

というか、元の本の登場人物をすっかり忘れ…。
さすがに大体の内容と主人公は覚えていたけど、その他大勢まではいちいち覚えていないので、それを主役に持ってきた今回の本は、はっきり言って読むタイミングを間違えた。
直後に読まなくちゃ意味ないじゃん。
それにしても、ここに登場する中学生はあまりにも早熟というか、こんな中学生っているんだろうか。
でも、もしかしたら、地方の中学生の方が早熟なのかもね。
結婚とかも地方の人の方が早いし。…関係ない?
青春の中のふとした「生々しい瞬間」というのを、うまく捉えて描写している。
前回主人公の人たちも登場して、生々しい逢瀬を繰り広げているのだが。
一番印象に残っているのは、青春の話ではなくて、先生の話。
同性愛者であることをひた隠しにして、結婚して子どもまでいる中年の教師なんだけど、まったく会話のなかった娘に突然「はっきり言って口が臭い!ものすごく臭い!」と言われてタバコを減らすことにした…という話。
なんというか…。「臭い」って、よくいじめなんかに使われる常套句だけど、これを言われると、本当に全人格を否定されたも同然だよなあ。
自分で自分のにおいにはなかなか気付けないというのも辛い。
こうして書いている自分も、体臭とか口臭がないという自信はないしなあ…。
切ねえ。

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ニャン太の足

「猫のあしあと」に触発されて、うちのニャン太の話。
つか、ニャン太が足に怪我をしてる…。
あしの裏の、なんというのかわからないけど、肉球のおまけみたいな、何のためについているのかよくわからない、離れ小島みたいな肉球があるんですよ。
そこから出血が!
なぜだかわからないが、他の肉球は大丈夫なのに、そこだけ擦りむいたようになっているのだ。
病院に連れて行ったほうがいいのかなあ…。
でも、消毒ぐらいしか思いつかないし。
歩くのに差し障りがあるような場所でもなさそうなので、大丈夫かなあ。
病院に連れて行くのは大仕事なので、ためらいがあるのよ…。

関係ないけど、今母親が衝撃の告白を!
私がつかっているクリームをひっくり返して半分以上ダメにしてしまったんだと!
あのなあ…いくらすると思ってんのよ…。
あ~腹立つ!

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町田康「猫のあしあと」

去年、わざわざサイン会に行ったもの、整理券が売り切れでサインがもらえず、それでも本だけ買えばいいのに、なんだか悔しくて買わずに図書館で借りた本。

はっきり言って、電車の中でボロ泣き。
「猫にかまけて」も、ココアとヘッケの死には泣けたが、ココアは22歳という大往生で、ヘッケは最初から長く生きられない感じだったので、まあやむなしなんだけど、今回はまったくの不意打ちでゲンゾーが死んでしまった!
たぶん、町田康にとってのゲンゾーは、須藤真澄にとってのゆずみたいな存在だったんだと思う。
他にもかわいがっている猫はいるけれど、ワンアンドオンリーな存在。
しかも原因が、ワクチンの副作用だったらしい。
こわ!
その傷心のせいなのか、何なのか、今では町田さん家には9匹も猫がいるらしい。
つか、9匹は多すぎじゃろ。
そういえば、坂東真砂子だっけ?猫を裏の崖に捨ててたというのは。
あのあとどうなったんだろう。
ニャン太もなあ…元気そうに見えて、まだウイルスは持っている身だから、心の底から安心はできないのだった。
我が家のニャン太が一日でも長生きすることを切に願う。

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平山瑞穂「シュガーな俺」

弟が猛プッシュの平山瑞穂。
初めて読む本がこれでいいのだろうか…?

ある日突然、「糖尿病」を宣告され、それを受け入れるまでの日々を、著者自身の体験に基づいて描いた小説。
どこまで事実かわからないが、とりあえず治療の一部始終は本当のことなんだろうなあ。
中島らもの「今夜すべてのバーで」みたいな感じ?
たまたま、この間テレビで「糖尿病患者の燃え尽き症候群」みたいな特集を見た。
死ぬまで続けなくてはいけない食餌療法に、患者たちが疲れ果てている、というような内容だった。
確かに、「一年は甘いものを断ってください」と言われても、命がかかっているなら我慢できるが、「一生甘いものは食べないでください」と言われたら、「いや、それムリ」としか言いようがないもんなあ。
本当は、一切口にしてはいけないということはなくて、要するに食事のバランスの問題みたいだけど、でも周囲が無理解だと「そんなの食べていいの?」といちいちチェックを入れられて、ストレスになるらしい。
ほんと、糖尿病って哀しい病気だわ。
うちのおばあちゃんも、一時糖尿病だといわれて、甘いもの断ちをしていた。
そんで「死ぬまでにお汁粉食べたい」などと泣かせることを言っていたのだが、いつのまにか良くなっていて(とは言っても完治ではないが)、今はフツウにお菓子も食べている。
というか、九十超えているんだから、今さらそんなの我慢してもしょうがないんじゃないかと、私なんかは思うのだが。

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桜庭一樹「青年のための読書クラブ」

タイトルから、わりと青春ぽい甘酸っぱい話を想像していたのだが、全然違った。

最近注目の桜庭一樹。読むのは初めて。
しかし、予想外に面白かった。
なんというのか、ユーモアがわかるというか。
聖マリアナという女子高を舞台に、読書クラブの面々がその実態を書き綴る、という話。
女子高モノって下手すると生臭くなりがちなのだが(三浦しをんの「秘密の花園」みたいに…)、これはむしろ寓話めいていて、陰湿な空気はあまりない。
ある意味、清々しさすら感じる。
この読書クラブは、他の生徒たちとあまりなじまない、独特な空気を持つ人間たちの吹き溜まりなので、なんとなく、川原泉の「笑う大天使」の世界観に近いものを感じた。
そういや、「笑う大天使」も映画化されたよなあ。
見る機会はなさそうだけど。

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しゃちょおのおはなし

きょうわ、しゃちょおのおはなしをきくひだった。
しゃちょおのまえに、かいちょおもはなしをしてた。
「たいせつなおはなしです」のあとはおぼえてません。
ねてたから。
だって、きょうわ、いつものところじゃなくて、ふたつもでんしゃにのっていかなくちゃいけないとこで、しかもさかをのぼんなくちゃいけなくて、ほんとにぎぼぢわるぐなった。
だからねた。
いつもはやおきしてるので、でんしゃがこんなにこむとわしりませんでした。
みんなもっとはやおきしたほうがいいとおもう。

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バーゲン

昨日は、伊勢丹のバーゲンに行ってきた。
すでに出遅れているというのもあって、思ったよりかは空いていた。
でもな~、だからといって、買い物がさくさく進むかというと、そういうわけでもなく。
なんとかジーンズとパンツを一枚ずつ購入したあとは、大苦戦。
どうしても冬物のパンツか、もしくはちょっとロングめのスカートが欲しかったのだが、ぴったりなのがねえよ~!
ジーンズも実はちょっとゆるかったのだが、店員さんに「これ以下となると、極端に細くなってしまうので…」といわれた。
それは重々承知しておりますよ。
なんつーか、あと5キロ痩せろよ!という話なんだけど、一番サイズが手薄な太り方なんだよな。
なんとかならんか。
伊勢丹はそれでもサイズ展開が豊富なほうだと思う。
特に、ここのトールサイズにはよく助けられている。
それほど背が高いわけではないんだけど、トールサイズだとけっこうジャストなサイズのが見つかりやすいのだ。
でも、あまりお安くないのが難といえば難。
コムサとかRopeとか、ちょっとお高めのブランドしかないもんで。
しかし、ダイエットどころか、毎日一個ずつドラ焼きを消費していて、肥満に拍車がかかっているのだった。

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遠藤寛子「算法少女」

元は児童書なのだけど、それなりに面白く読めた。

実際に存在する「算法少女」という江戸時代の数学書がどのように生まれたのか、という物語。
算数好きの少女おあきが、その才能を買われて大名家のお姫様の算数の指南役に抜擢されそうになるのだが、その当時の日本の数学界には「流派」というものが存在するために、いろいろな妨害に遭うことに…。
いま、インド数学が流行っているけれども、日本にも「和算」という独自の数学が存在していたのだね。
でも、江戸時代の数学は、華道とか茶道とかと同じように、それぞれの流派が自分の派閥の中だけで伝授していったりしたものだから、西洋のように発展していかなかった、というわけ。
円周率のくだりなんかは、数学好きの人には面白いかもしれない。
とはいえ、別にそれほど実際の数式が出てくるわけでもないので、普通に物語として読める。
ま、数学が「2」だった私が、この本を勧めるのはおこがましいんだいけども。

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三浦しをん「仏果を得ず」

新年一発目は、三浦しをんから。

文楽をずっと「ぶんがく」だと思ってたよ。
文楽で語りをやっている健が、恋をしたり相方ができたりして、一歩成長していく、というお話。
正直なあ~…ちょっとがっかりしたよ…。
文楽は当然恋愛の話が多いわけで、健が成長するにあたって、「色気」を獲得するというのが焦点になるのは仕方ないことなんだけど。
この相手の真知という女がどうにも気に食わないのよ~。
大体、私は女の方が年上のカップルというのが生理的に受け付けない(小説においてのみ)ので、余計にそう感じるんだろうけど。
健が義太夫を教えている小学生の母親なんだけど、一目ぼれして、次に会ったときにはもう肉体関係になっているという。
それが簡単だったから、余計に健は悩む、という設定なんだけど、どうにもなあ~…。
どうせ悩むなら、相方の兎一郎との関係に悩んでくれ!と私なんかは思うわけよ。
兎一郎も、「変人」というわりには、最後の方はあまりキャラが立ってなかったし。
や、作品としては文楽の魅力が伝わってくる、なかなかの力作だとは思うよ?
でも、文楽以外の部分がちょっと中途半端になってしまった感じ。
もっと長い話にするべきだったんでは?

あと、やっぱり文楽だったら、人形遣いの人をメインに持ってきて欲しかったというのもある。
もちろん語りも重要だし、三味線との相性というのも話のメインなので、そうするしかなかったんだろうけど。
やっぱり人形あっての文楽ですから。
むかし読んだマンガで(「悪魔の花嫁」だったか…)、文楽の人形の唇には、着物を引っ掛けるための針がついていて、それに毒が塗られていたために、指を針に刺して人が死ぬ…というのがあったような気がするんだが。
あれは、なんか人形が殺人したみたいで強烈な印象があった。
今日の「王様のブランチ」でも、この本の紹介をしていて、人形を動かしてみせる場面があったんだけど、本当に生きているみたいだった。
文楽の主役は人形、ということかな。

関係ないけど、表紙の勝田文のイラストはかわいい。

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二度詣で

氷川神社でお参りをしてきた。
初詣は近所の大師で済ませたので、今日は二度目。
一応世間では仕事始めの日なので、会社関係の人が大勢来ていて驚いた。
会社ぐるみで初詣したりするんだあ…。
そのあと、ミッドタウンでお昼を食べ、あちこち歩いて時間をつぶした。
時期のせいなのか、それとも元々そうなのか、ヒルズに比べると、ミッドタウンはわりと静かというか、閑散としているというか、わりとアダルトな雰囲気。
けっこう企業が多いせいかもしれないけど。
というか、下手すると店じゃなくて会社の中に入りそうになって困る。
ちょっと入り混じりすぎじゃね?

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親戚まわり

昨日は我が家に親戚が集まったのだが、今日は車を運転して母方の親戚の家に行ってきた。
夜中に熱が上がってふ~ふ~状態だったので、今日はダメかも…と思っていたんだけど、何とか熱も下がって運転できた。
そんで、今日はいつもと違うルートで行ってみた。
いつもはかなり遠回りをしていたので、高速の下を行くルートで行ってみたら、曲がるところがわからん!
地図の上では確かにそこなのに、地図と道路の形が違う…。
そんでぐるぐるUターンを繰り返して、やっと「一度左車線に出てから右折する」ということがわかった。
でも右折したあとがさっぱりわからず、前の車に闇雲についていったら、たまたま正しい道に出られた。
あぶねえ…。
これに懲りて、帰りはいつもの道で帰ってきた。
いい案だと思ったんだけどなあ。

親戚の家は相変わらず、子どもの居場所がなかった。
いつにもまして居場所がなくて、なんだかずーっとはしっこのテーブルでうだうだ飲み食いしていた。
人が多すぎるんだよ。
それに、おじいさんがいる和室を空けてくれればいいのに、頑なに部屋を譲ろうとしないもんだから、いつも狭い居間に無理やり集まることになるんだよ。
まあ我が家も相当ぎゅうぎゅう詰めだけど、場所の問題は年々深刻になってくるなあ。

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正月早々

風邪引いた…。
今日は我が家に親戚が集まる日だったので、朝から準備に余念がなかったのだが、なんだか喉の調子が悪かった。
思えば昨日から頭痛がしたんだけど、そんな事言ってられる状態じゃないので、気のせいにしてた。が、やっぱり気のせいじゃあなかった。
今年はみんなが持ち寄りでいろいろ食べ物を持って来てくれたので、比較的ラクだったんだけど。
それでもせっかち一族なので、ゆっくりする暇がなく、あっという間にみんな帰って行った。
そんでぐったりして、昼寝して起きたら、明らかに悪化してる。熱をはかったら38度だった。
なぜこのタイミングで…。
とりあえず、今日は寝ます。

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あけましておめでとうございます

また今年も、ぬるいブログになりそうですが、なにとぞよろしくお願いします。

昨日は、紅白(母)とダウンタウン(私)と格闘技(父)をザッピング。
でも意外と紅白が面白いと思ったのは、私だけだろうか。
まあ裏が大したことなかったというのもあるが。
鶴瓶がいつやらかすか心配だったけど、意外にしんみり路線でうまくやっていた。
みのもんたよりも断然いい。
あと阿久悠特集がうまかった。
やっぱり、演歌は知っている歌じゃないと盛り上がらないよなあ。
どうせなら「津軽海峡冬景色」を大トリに持ってきて欲しかったけど。
あと米米クラブがすっごく良かった!
やっぱ米米はかっこいい!何年経っても、カールスモーキーの歌は上手い!

ダウンタウンは、千秋が堂々と出演してたんだけど、あれはOKなのか?
離婚したあとなのに…。
あと、「アキタカくん」を励ます歌は結構ギリギリだったけど、あとで苦情がくるんじゃないか?

で、今日は「芸能人格付け」を見た。
これ、毎年見ていてすごく好きな番組なんだけど。
いつもは3日あたりにやるのに、視聴率がいいのか、今年は1日にもってきたな。
でも、弦楽四重奏を外して悔しい。
あれは生じゃないとわからんよ…音響というのも大きいし。

そんなこんなで、元旦が過ぎてゆく…。

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