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かいちょおのおはなし(またぎき)

きょうわ、しゃちょおとかいちょおのおはなしをきくひだった。
でも、しごとがいそがしすぎるよ!
なので、わたしわ、かいしゃにのこってしごとしてました。
えらい?えらい?
そしたらば、かいちょおがえらいことをいってたらしい。
なんだか、かいしゃがべつのかいしゃのものになっちゃうみたい。
「かぶ」というのをうっちゃったそうです。
びっくり!
かいちょおわ、あたまがおかしくなったのか、「かぶをうったらおかねがいっぱいはいった。これでべつのざいだんをつくる」といってたそうです。
うちのかいしゃわどうするの?
よくわかりません。
あたまがどうにかしてしまったのでしょうか。
かいちょおもそろそろいいとしなので、しんぱいしないといけません。
おかねわ、だいじにつかおうね。

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回転ずし

母親もなんだかちょっと鬱っぽくて心配だったので、今日のお昼は近所の回転ずしに誘ってみた。
まあそんなに美味しい店でもないけど、たまにはいいかなあと思い。
カウンターの席だったんだけど、握ってくれているおじいさんが、今時珍しい「江戸っ子」って感じで。
巻物は別の人が担当しているんだけど、「ちゃんと返事しねえとわからねえだろうが!」と怒鳴りつけたりして、ヘタすれば感じが悪くなりそうなんだけど、それがなんというか「頑固職人」という感じで、客もみんな苦笑いしつつ見守っていて面白かった。
その後、おばあちゃんのところへお見舞いに行く。
昨日弟が見舞いに来たそうで、それはちゃんと記憶にあるみたいで、思ったよりもボケてはいなさそうで安心した。
でも時間の感覚が完全に狂ってる。
昼の一時半ぐらいに行ったのに、真夜中だと思い込んでて「早く帰って寝なさい」とか言う。
まあボケとは違うのかもしれないけど、それがけっこう心配。
あんまり何度も「ごはんがまずい」というので、看護士さんに確認して、ちょびっとだけアンパンを食べさせたら、ものすごい勢いで食べてた。
たまたま親父もいっしょにいたんだけど、「あんまり食べさせるな」とうるさいので、アンパンは三分の一くらい、イチゴは大きいのを一個だけ食べさせてあげた。
帰ってきたら、うなぎが食べたいそうな。
うなぎが好きだなんて初めて聞いたので、ちょっと驚いた。
それでいいなら安いもんだ。

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佐々木譲「警官の血」

父親が、「一ヶ月かかって読んだけどよくわからん」と言っていて不安になったが。
これ、一ヶ月かかるほうがおかしい。
私は二日で読んだ。

わりと面白い試みの本だなあ。
三代にわたる警官の物語。
祖父→父→子という家族の話でもあるし、戦後混乱期から現代までの警官の変化の話でもあるという。
祖父の時代は警官になるのも簡単で、奥さんの希望通り「駐在さん」になると、町の規範になることを目標にすればよかった。
しかし、その時に身近で起きた殺人事件を個人的に捜査しようとしたことで、祖父は非業の死を遂げてしまう。
それを間近に見ていたその息子が、今度は警官を目指すのだが、すでに警官の立場も変化してきていて、最初に課せられた使命は、赤軍のスパイになることだった。
そのスパイという立場のせいで極度の神経症をわずらうことになった彼は、やがて父と同じ「駐在さん」という立場を得たことで何とか安定していくのだが、父の事件に興味を持ったことでまたもや運命を狂わされてしまう。
そしてまた、その息子も警官になるのだが。警官も潔白ではないこの時代、白と黒の危うい境界に彼はどのように自分の位置を見出すのか…。
みたいな感じ。
まあ三代続けて捜査した殺人事件の犯人は、わりとすぐにわかってしまうので、それをメインに持ってきたのはやや弱かったかもしれない。
でもその周辺の話がかなり充実しているので、上下巻でもそれなりに読ませる。
長いスパンの話をかなりはしょって詰め込んでいるので、主人公三人に感情移入しにくいというのもあるが。
特に三代目はなあ…恋人からの裏切られ方がけっこう気の毒で、個人的にトラウマ。
あんな女、ああいう結末で当然っすよ。

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4年ぶりの再会

大学時代の友人と、4年ぶりに会った。
結婚式で会ったとき以来で、和歌山に住んでいるのでなかなか会えなかったのだった。
久しぶりに会っても、やっぱり顔を合わせると当時のまんまで、話がはずむはずむ。
大学時代には苦手な部分もあったのだが、今となってはお互いいい大人なので、言いたいことを普通に言い合えるようになり。
結婚して幸せにやっているのかと思いきや、子どもがなかなかできないことでかなり悩んでいるらしかった。
私はてっきり、意図的に子どもは作らないことにしていたのかと思っていたので、ちょっと意外だった。
そうかあ~。まあ地方は余計に子どもがいないことに対するプレッシャーが大きいんだろうなあ。
しかも「男の子」を切望されているらしい。
旦那が長男だから。跡取り息子が必要だとか。
今時そんなあ~とも思うけど、まあ地方じゃそんなものかもしれないな。
私の方も、今付き合っている人のことでいろいろ相談してしまった。
彼女も見合い結婚なので、参考になる話が聞けてよかったよかった。

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デミオくん

我が家のデミオくんがとうとうご臨終。
おととい、病院の面会時間ぎりぎりだったので、車で行こうと久しぶりにエンジンをかけたら、「きるるるるる」と小さく音がするだけで、かからなかった…。
バッテリーがあがるの、これで三回目ですよ。
さすがにもう寿命だろうなあ。
バッテリーを交換すればまだ乗れるのかもしれないけど、アクセルを踏んだときの「カラカラ」いう音も気になるし、この際廃車にしてしまおうかと。
いいでしょうか。
まあ廃車にするのはいいんだけど、その後どうするかが問題だ。
このまま車と縁のない生活にするか、それとも軽自動車に乗り換えるか。
親戚のおじさんは、一回車を手放したのに、また軽自動車を購入するというムダなことをしていた。
でも「軽はいいぞう~」と自慢してた。
う~ん…車には基本的に興味ないので、何がいいのかもわからんし。
どうする?

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お見舞い

今日、久しぶりに早く仕事をあがれたので、帰りにおばあちゃんのお見舞いに行ってきた。
体の具合は思いのほかよさそう。
胸のぜえぜえはほとんどないし、顔のむくみもとれた。
ただやっぱり頭がね…。
寝てばかりいるせいか、夢と現実の区別がときどきついていない感じ。
今日も「○○(叔母)が、私に黙って仕事に行っちゃったから、病院の中で迷子になって大変だった」とか言うし。
叔母がおばあちゃんを置き去りにして仕事に出かけるわけがないし、大体車椅子以外では動ける体じゃないので、これは完全に妄想。
でも本人は確信ありげに言うので、一瞬本当にそういうことがあったのかと思ってしまう。
困ったなあ…。
段々わかってきたのだが、あんまり抽象的な話はしないほうがいいみたい。
「具合はどう?」とかそういうのは良くない。
ためしに、「おばあちゃんに浴衣の作り方を教えてもらいたかったんだけど」と言ってみたら、かなりしっかりした受け答えが返ってきた。
こういう具体的な話題の方がいいらしい。
これから、「おばあちゃんヒストリー」を聞き出そうかと計画中。
「回想法」といって、ボケ防止にいいそうだから。

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寿への道 25

この間、イチゴ狩りに行ってきた。
長いドライブになったので、その時になんかそれっぽい話が出るかなあ…と思ったら、何の話にもならず、普通に楽しんで帰ってきたのだが。
おばあちゃんの件もあり、「来週は会えない」ということを伝えたら、「ぼくは寂しいですけど、ロザリーさんは寂しくないのですか?」というような趣旨のメールが。
あわわ…。
正直言って、仕事も超忙しく、その上おばあちゃんのことが心配で、寂しさなんて感じている余裕はない。
で、私はバカ正直にその通りの返事を出してしまったのですな…。
そうしたら「ロザリーさんの気持ちがどうなのか不安です」みたいなことになり。「はっきり気持ちを聞かせてくれ」みたいなことになり。
あわわ…。
急にそういう差し迫った事態になるとは想像してなかったので、とりあえず「ちょっと考える時間をください」と逃げている状態。
どーするおれ?
即答できなかった時点で、私の気持ちはまあ決まっているようなもんなんだよね。
でもこのまま別れてしまうのがもったいないという気持ちもある。
だって、今後これ以上の人が現れるかわかんないし。
かと言って、恋愛感情がいまの人にあるかというとそれは…。
とりあえず「キープしとく」という私の中途半端な態度に、向こうは業を煮やしたんだろう。
正直言って、「面倒くさい…」と思ってしまったよ…。
もうダメかも。
花見に行く約束とかしていたのに、別れを告げるのはなんだかな~だけど。
しかしこれをどう説明すればいいのやら。
マジで困った。

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上橋菜穂子「月の森に、カミよねむれ」

これはノンシリーズの作品。
「守り人」シリーズが、なんだんかんだ言ってけっこう「落ち着くべきところに落ち着く」終わり方をしているのに比べ、これは正直言ってアンハッピーエンディング。
ちょっと辛かった。
貧しく小さなムラに住む人々が、月の森に住む「カミ」を眠らせる、つまりは殺すための儀式を行おうとしている。
「カミ」を眠らせるためにそこに呼ばれたのは、「カミ」の血を半分だけ継ぐナガタチだった。
ナガタチは、巫女(カミンマ)であるシキメから、なぜこのようなことが行われることになったのか、長い話を聞く。
あまりに貧しい暮らしに耐えられなくなった人々は、禁忌とされている沼を利用して田んぼを作ろうとしていたのだった。それがカミの逆鱗に触れ、大勢のムラ人が亡くなった。
これはその復讐でもあるのだった。
しかしシキメは、「カミ」と呼ばれているタヤタとは幼馴染のようにして育ったため、両者の狭間で激しく揺れ動く…。
要するに、「より大きな次元、大きな時間の流れで物事を見通しているカミと、今現在の自分たちの世界のことしか考えられないムラ人たちとの対立」というお話。
これって、そのまま現代にも当てはまるよね。
短いスパンでしか考えていないために、恐ろしい事態が刻一刻と進行していることに気付かないという…。
タヤタがなあ…本当にかわいそうで。
シキメの愚かさは、そのまま今の人間たちの愚かさを投影しているようで、余計になんか腹が立つのだった。

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上橋菜穂子「神の守り人」

これもまたよく出来た話だ…。
かつて人々に畏れられていた「神」をその身に宿してしまったアスラ。
その「神」はあまりにも残酷だったために、かつて人々が苦心して封じ込めた存在だった。
それが復活したことでアスラは追われる身になり、バルサは事情をよく知らないまま、行きがかり上アスラを助けることになる。
やがて、アスラの存在を利用して、虐げられていた人々たちが蜂起しようと動き始め…。
バルサが、本当になんというか偉い。
「生と死」の何たるかをよくわかっていて、それでいてそれを他人に押し付けない。
アスラも下手をすれば厭な役どころになってしまうのだが、バルサの存在のおかげで、自分の身に巣くうものの正体を悟り、自分の命をかけて封じ込めようとするのだった。
いちいち深いのだが、それが作り事めいていなくて、心にしみる。

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ぎぼぢわるい

人身事故で電車が止まって大変なことに…。
帰りに薬屋に寄らなければ、定期を買いに行かなければ、こんな事にならなかった(かもしれない)のに。
でもバスでなんとか座れて良かった!
だめだったら、貧血起こすところだった…。
つーわけでバスの中からでした。

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ぐだぐだ

おばあちゃんがいないと、生活がぐだぐだになるわ…。
今日の夕飯も、結局お茶漬け。
やばい。母親と二人で、「今まで通りにしよう」と誓い合う。

おばあちゃんの病院に行ってきたが、胸のぜえぜえが治まって、大分調子がいい。顔のむくみも取れてきた。
私が「おばあちゃんがおかしくなった!」と思った「尿パッド」は、妄想とかではなくて本気でそう思ってるらしいことが判明。
「あれをとったから治った」と今でもかたく信じている。
まあ、妄想よりかはいいけどさ。
しかし、病院だとおしっこは管でとるし、大きい方もおしめでやるので、相当イヤがっている。
それをやるとボケちゃいそうなのでやめて欲しいのだが、まあ病院の方も手間を省くためなんだろう。
良心的な病院なら、なるべくトイレでやらせてくれると思うんだけどなあ。
おばあちゃんは早くも、「元気になって退院したい」と言う。
まだ二日目なのに…。
今日は親戚の叔母が一家総出で来てくれたのだが、「三ヶ月は病院に入れとかなくちゃだめ」と言われた。
確かに、中途半端な状態で帰ってきても、面倒見られるかどうか…。
しかし、本人があんなに帰ってきたがっているのに、ムリに病院に置いておくのはかわいそうすぎる。
かと言って、うちの母親におばあちゃんの面倒が見られるかというと…。
私の考えでは、ヘルパーさんの回数を増やし、ショートステイをまぜて、あと叔母にも手伝いに来てもらい、土日は私がヘルプして、という感じで面倒を見ていきたいのだが。
どうだろう。

全然関係ないけど、「ガンダム」ってどうよ。
今日初めて見ちゃったんだけど、最悪な回を見たよ。トラウマだよ。
登場人物の死に方が尋常じゃなく悲惨。
もうちょっとごまかしようはなかったのか。
今まで一回も見たことないのに、よりによってこんな回を見てしまったとは…。
後味悪すぎる。

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長い一日

疲れた…。心身ともに疲れた…。
今日の我が家の出来事を書く。

朝、いつものように私が一番早く起きて、味噌汁作ろうとしたら、おばあちゃんが「○○ちゃん」とめちゃくちゃはっきりした口調で私を呼んだ。
いつもならまだ寝ている時間なので、ちょっとびっくりして「どうしたの?」と聞いたら。
「あのね、青い尿パッドがね、わたしの体に巻きついててね、それが顔がむくんだり息がぜえぜえしたりする原因だってわかったの。救急車があちこち回っててね、呼び止めたらやっぱり尿パッドが原因だってことが証明されたから。○○ちゃんは若いから関係ないかもしれないけど、青い尿パッドは使わないほうがいいよ」

…ええ?
はっきり言って、背筋が凍った。
うちのおばあちゃんは、確かに体の具合はあちこち悪かったんだけど、頭はしっかりしていると思ってたから、急にそういうことを言い出したので、「とうとう頭がやられた!」と思い、救急車を呼んでしまったのだった。
そんで、救急車が来てもまだ「尿パッドのせいで…」とずっと続けていたんだけど、段々頭がはっきりしてきたらしく、自分の足で歩いて救急車に乗った。
そんで、まあ元々喘鳴がひどくて、今日もし病院に連れて行って空きがあるなら入院させようと思っていたところだったので、それが救急車という手段になったというだけのことなんだけども。
それにしても、ちょっと早まったかもしんない…。
寝ぼけてただけかもしれないというのに。
病院に着くと、もういつものおばあちゃんだった。
だけどなあ。入院した病院が、なんだか態度が悪くてちょっとイヤな気分になった。
救急車に同乗したのは私だけだったんだけど、診察してくれた医者に「入院させてもらえるんですか?」と聞いても、「病室が空くかわからないから」と答えてもらえず、とりあえず一端家に電話しようとしたら、いきなりおばあちゃんを移動させはじめて、「病室行ってからでも家には連絡できますから」という言い方をする。
だから!入院できるならできるって、そう言えよ!
あげく、病室についたらいきなり「心不全だって」と言うので、「え、心不全なんですか?」と聞き返したら、「いや、あなたにじゃなくて看護婦に言ったの」だって。
あのなあ~…。先に家族に病名を言えよ!
あ~も~やだ。
看護婦は若い方がいい。若くて美人な方がいい。
うちはやたらと入院歴が多いので、いろんな病院を見ているが、おおむね美人な看護婦は親切だ。心に余裕があるせいかなあ。
逆に年がいってて特に美人でもない看護婦は、やたらと患者を自分の意のままに動かそうとする傾向がある。患者を子ども扱いするっていうか。
まあ看護婦にしてみたら毎日のことだからいろいろあるんだろうけど、こっちにしてみれば非日常の世界だからさ。看護婦のそういう態度がいちいち気になるんだよね。
あ、今は看護師って言うんだっけ。
とにかく、朝早くから救急車を呼び、病院に付き添い、それから家に帰ってきて、会社に行って、めいっぱいまで残業して、さっき帰ってきたのだった。
疲れたよ…。

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ハードな一日

今日はめちゃくちゃ疲れた…。
仕事量がいつもの1.5倍だからね。
別にいつも余裕があるわけじゃないのに、さらにそれの1.5倍って…。
どう考えても休日出勤でもしないことにはこなせそうになかったので、チーフに訴えたら、よその部署からヘルプを出してくれた。
例の険悪な雰囲気の部署じゃなくて、ほとんどチーフ格の超ベテランの人。
正直申し訳なかったけど、背に腹は変えられないので、頼むことに。
そうしたら仕事が早い早い!
1日分どころか、2日分終わらせることが出来た。
あ~よかったよかった。
これで明日心置きなく休めるわ。

しかし、これでも依然としてギリギリの生活であることには変わりないので、しつこく「もう一人欲しい」と訴えたら、「ちょっと考えます」と言ってもらえた。
信じていいのかしら。
でもさあ、忙しくなるたんびによそから人を借りるのはもううんざりなんだよ~。
あちこち頭を下げて回らなくちゃいけない私の身にもなってよ~。

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福田ますみ「でっちあげ」

図書館の「特色コーナー」で発見。ついつい読んでしまった。

私はこの事件、全然記憶にないんだけど。
とある教師が、保護者から「子どもにアンパンマン、ミッキーマウスと称した体罰を加えて大ケガを負わせたうえ、アメリカ人の血が混じっていることを‘穢れている’と罵られ、自殺を強要された」と訴えられる。
裁判にもなる大事件だったのだが、しかし次第にこの保護者のウソが明らかになっていく…という実話。
本当はアメリカ人の血なんて全然混じっていないのに、母親が「留学して飛び級した」とか「祖父がハーフ」とか「小学校時代はほとんどアメリカで過ごした」などと話していて、それが全部ウソだというんだから恐ろしい。
教師の体罰が原因のPTSDというのも、誤診の可能性が高いという。
子どもがちょっと問題のある子で、もしかしたら、それに対する不満を担任にぶつけたというのもあるのかもしれない。
しかし、この作者の鬼の首でもとったかのような、「マスコミの糾弾は全部間違ってた!」という指摘が、見ようによってはちょっと見苦しい。
この教師も、もっと毅然とした態度を取っていれば、ここまで全国区で非難されることにはならなかったはずだし。
本当に冤罪だとしたら気の毒だけど、でもここまで事が大きくなってしまった原因は、はっきり体罰を否定できなかったこの教師の責任もある。
でもまだ「モンスターペアレント」という言葉のない時代だったから、保護者の言い分は絶対だったんだろうけど。
こういう親、けっこういそうだよなあ…。

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二股

なんだか最近、寝苦しくて、変な夢を見る。
この間見たのは、二股をかける夢だった。実人生においてはかつて一度もないけどさ。
でも登場してきたのが、本当に過去に付き合ったことのある人だったので、リアルすぎて笑えないものがあった。
私は夢の中で、ちょっと前まで付き合ってた(といってもたまにいっしょに出かけるくらいだったけど)人とデートをしているのだが、その場所は今付き合っている人のテリトリーなので、鉢合わせしないかビクビクしている。
そしたら案の定、見つかってしまって、「コレはどういうこと!?」みたいに両方から詰問される羽目に。
んで、今付き合っている方の人から「当然ぼくの方が本命だよね」みたいなことを言われて、私は本気で言葉につまり「ええと…ええと…」と悩んだ挙句、「まだ自分の気持ちが固まっていないので、ちゃんと決められません。ごめんなさい」と謝るのだった。
…り、リアルすぎて笑えないぞ…。
だって、現実にそういうシチュエーションになったら、本当に私そう言いそうだもん。
前の人にはこれっぽっちも未練はないけど。
だからと言って、今の人に決めたというわけではないってことで。

なんでかなあ。
今の人は段々気持ちが盛り上がっているのを、ひしひしと感じるんですよ。
いつのまにやら、私のことをちゃん付けで呼んでるしね。許可もとらずに。
私は正直言って、友達にすらちゃん付けで呼ばせてこなかったので、ちょっと気持ち悪いものがある。
でも、じゃあどうやって呼べばいいのかといわれると困るし…。
苗字じゃだめ?…ダメですか。

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松岡圭祐「千里眼The Start」

一度くらいは読んでいてもよさそうだが、初めての著者。

う~ん…設定も面白いし、ストーリーもよく出来ているのに、全体に漂うこのチープ感は何なんだろう…。
文体のせいかなあ。
自衛隊で無許可で救難ヘリを出動させてしまったために、退職を余儀なくされた岬美由紀。
両親を失ったことによるPTSDが原因と決め付けられたことに納得がいかず、臨床心理士の資格を取得する。
しかし、それによって岬は不思議な能力を身に付けることになる。
それは、「顔を見ただけで何を考えているかがわかる」という能力だった。
これって、旧シリーズというのがあるらしく、そちらでは「目の動きを見るだけで」考えていることがわかるという設定だったのを、より現実的にして新シリーズとして書き直したらしい。
まあどっちもどっちという気もするが。
「千里眼」というからもっとオカルトっぽいのかと思いきや、わりとスタンダードなミステリーだった。
しかし、ミステリーの評価でこの作家の名前が挙がったのを見た記憶がないなあ。

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おんせんおんせん

今日は都内の温泉に行ってきた。
その前にゲーセンとかでほどよく運動していたので、なかなか爽快!
しかし…ここははっきり言って高いよ。
これで3000円はちと辛い。
温泉だけでなくて、岩盤浴みたいなのもあったらしいが、混んでいて使えなかったし。
あと温泉の内容も物足りない。
もっといろいろ種類があってもいいのに。
一回入ったあと、ビール飲んで、もう一回入ったら、さすがに疲れた…。
心臓がドキドキしてヤバかった。
一休みしたかったのだが、レディース専用の休憩室も満杯であまり休めず。
でも、もっと空いていたら結構いいところかもしんない。
備品が充実していたのはよい。

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花粉症か?

この季節になると、いつも鼻炎の発作に襲われる。
で、「これってもしかして花粉症?」と怯えることになるのだった。
どうも、外にいるときよりも部屋の中とかの方が鼻炎の症状が悪化しがちなので、花粉症ではないんじゃないかという気がするが。
もともとアレルギー体質なので、これ以上アレルギーを増やしたくない!という切実な願いが…。
エビカニ類だめだし、あとホコリもだめ。昔は猫アレルギーもあった。ニャン太といっしょに暮らしているうちに治ったけど。
春先と秋口の鼻炎は、何なんだろう…。
会社の同僚で、やっぱり季節の変わり目に同じ症状が出るという人がいたけど。
もしかして、黄砂とかのせい?ほこりっぽいから?
いずれにしても、花粉症だけは勘弁して欲しいわ…。

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命をすり減らす

今日はパートさんが3人、社員が午後から2人休んで、はっきり言って修羅場だった。
いやしかし、焦っているのは私だけか?
とにかく、この間の件があるので、よそからのヘルプは当てにできず、パートさんの分も私がフォローする羽目に。
つ、疲れた…。
でもこれって、会社の体制として絶対に間違ってる。
ワークシェアリングの対極じゃん。
私は基本給はそこそこあるので、一時間残業すると結構な額になるんですよ。
そんで今日は2時間残業した。もちろん、他の社員も同じくらい残業している。
これを換算すると、確実にもう一人パートさんを雇った方が安くあがる。
なぜそれがわからんの?
好きで残業する人もいるかもしれないけど、私は残業が嫌いなので、できればしたくない。
だから、もう一人雇おうぜ~。頼むよ~。
一回直訴して却下されたんだけど、いまだに納得がいかない。
チーフの言い分は「仕事がないときはどうする?」というものだが、例年だと1~2月は一番仕事がヒマな時期とされているにも関わらず、うちは連日残業だったんだぞ。
どう考えても「仕事がないとき」なんてありえないじゃん。
あ~あ。

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久坂部羊「無痛」

途中までは良かったんだけどね…。

神戸一家殺害事件を思わせるような事件と、精神障害をもつ人が罪に問われないという法律とを絡ませたミステリ。
見ただけで診断できる医者とか、「ホントかよ」と思いつつも、説得力のある説明でけっこう引き込まれたのだが。
痛みを感じないという人物が登場してから、ちょっと…。
これ、「脳男」のパクりじゃないよなあ。
まあディテールは全然違うけど、この人物の造形がなんだか似てるんだよ。
いや、「脳男」の詳しいストーリーを忘れているのでなんとも言えないけど。
首藤瓜男もこれ一作だけであとは全然ぱっとしないしな。
ともあれ、いろいろ詰め込みすぎて、後半の話の展開がかなり強引な感じがした。
もう一人の医者のエピソードって必要だったか?

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米村圭伍「おたから蜜姫」

蜜姫シリーズ第二弾。と言いつつ、前作の内容をけっこう忘れてた…。

前作で蜜姫の許婚だった相手が、お金目当てにきよら姫と婚約。
しかし、そのきよら姫は、自分を「かぐや姫」の生まれ変わりと信じているのだった。
求婚するにあたり、かぐや姫のように五種の宝のどれかをもってこいということになり、なぜか蜜姫が宝探しをすることに。
ところが、「かぐや姫」には日本の陰の歴史が隠されていたのだった。
なんというか、QEDシリーズ?というような感じ。
蜜姫のパートは相変わらずはちゃめちゃで、それ以外はひたすら「かぐや姫」の謎解き。
かぐや姫は実は、製鉄の技術を持つ渡来人の一族だったらしい。
その解釈が果たしてどこまで信憑性があるのかわからんが、QEDでもしきりに「たたら衆」と日本の歴史の関わりが指摘されているので、まんざらない話ではないのかも。
ただ、ちょっと深入りしすぎてストーリーとしてつまらなくなってしまった感がなきにしもあらず。

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柄刀一「時を巡る肖像」

こんな本が出てたとは知らなかった…。
絵画修復師の連作集。
主人公のキャラはそんなに特異でもないんだけど、職業が特殊なので、それはそれでいいかなと。
いずれの話も、絵画の話というよりは、画家の業みたいなものがメインテーマになっている。
まあそこは小説なのでやや脚色されてはいるんだろうけど、確かにこういう画家はいそうだ。
特に印象的だったのが、「見えすぎる」という理由で自分の目を突いてしまった冷泉。ある意味、主人公よりもインパクトが強いかもしんない。
なんとなく、題材からして北森鴻が書きそうだったので、一瞬混同してしまいそうになった。

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至福のとき

昨日は例によって、お友だちと買いもの→ホテルで一泊。
今回はちょっと奮発して、汐留のCホテルです。
会社の仕事も激忙しいというのに…「ご迷惑かけてすみません」と謝りながらも泊まる私。
だって、これが唯一の楽しみなんだもん!
しっかし、幸せでしたあ…。
風呂上りのビールがね、なんとも言えんのですよ。
Cホテルは、都内でも屈指の高級ホテルというだけあって、値段は立派でした。
しかーし!ホテルに泊まり倒している私からすると、「これって場所代かあ…」という感じだった。
部屋はめちゃ広い。しかも、東京湾向きの部屋だったので、眺めも最高!
あと何と言っても、お風呂がシースルーで、誰かといっしょだとちと恥ずかしいが(一応ブラインドが下ろせるようになっている)、一人だと夜景も楽しめる!
…と思いきや、実際湯船につかってみると、角度的に夜景は視界に入らないのであった…がくし。
あと、風呂のお湯を落とすとき、たいていは物凄い音がしてしまうものなのだが、ここはどういう工夫か、全然音がしなかった。それも○。
しかし、やっぱり人情として値段分のプラスアルファも欲しかったわけで。
たとえば、蛇口関係がどういう仕組みになっているのかわかりにくい。
最初に説明してもらえばよかったのかもしれないけど。
デザイン重視であまり使い心地とかを考えてない感じがした。
お風呂も、普通は手すりがついているものだが、全然ないのですべりやすくて困った。
あとタオルね。気がきいたホテルは、体洗う用の薄いタオルを用意してくれているものだが、それがなかった。
タオルの数自体も少なめ。まあこれはターンダウンのときに補充するつもりだったのかもしれないけど。
私はこのターンダウン(寝る前にやるベッドメイクみたいなもん?)が苦手で、いつも断っている。だって、リラックスしにきたのに、いつそれが来るかわからないのはイヤじゃん。
備品も充実にはほど遠い。石鹸はふつう、手洗い用とお風呂用と二つあるものなのに一つしかない。もちろんボディシャンプーもなし。
あ、もしかしてバスジェルで体を洗えってことだったのか…?
シャンプー類も瓶の構造が悪くて、なかなか中身が出てこない。けっこうイライラする。
部屋の備品類も、いちいち見えないところに隠されていて、見つけるのに苦労した。
テレビのチャンネルぐらい、出しっぱなしでいいじゃんよ…。
朝食はビュッフェスタイルだったのだが、これも普通のビュッフェと違っていた。
暖かい料理(卵とかパンケーキとか)を選んで、あと冷たい料理はビュッフェから勝手に持ってくるスタイル。
まあこれはこれでいいアイデアだと思うが、事前に予備知識がなかったので、いきなりそういわれてちょっと戸惑った。
そんなこんなで、総合的に見ると、5つ★が最高と考えて「部屋★★★★★備品★★サービス★★★料理★★★★」という感じでしょうか。
もうちょい自己努力をお願いします。

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「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

映像的に好きな感じだったので見てみた。
かなり出来すぎ感が漂う…。
私たちがいる世界の平行世界が舞台で、その世界の人はみんな魂が動物の姿をした「ダイモン」を連れている。
両親を知らないライラは、探検家(学者?)の伯父を持ち、その関係でとある学校の寮に住んでいる。
ある日そこにやってきたコールター夫人(ニコール・キッドマン)に気に入られ、いっしょに北の国に連れて行ってもらうことになる。
その時、学園長から渡されたのは真実がわかるという「黄金の羅針盤」だった…。
う~ん…とにかくいろいろ詰まった話なので、あらすじを書いていくとキリがないのだが。
ダイモンがいい味出してるんだよ、これが。
というか、全部CGなの?映像がすごすぎてCGとは思えない。
ライラのダイモンはフェレット(いたち?)になったり、猫になったり、ネズミになったり、鳥になったりする。子どものダイモンは姿が定まらないらしい。
それがいちいち可愛いんだよね。もちろん人語を話します。
あと途中から味方についてくれる「よろいクマ」イオレクもいい味出している。
ストーリー的にはそれほど大した話じゃないんだけど、この動物キャラたちが面白いので物語としての魅力になっていると思う。
ニコール・キッドマンは美人なだけに怖い役だった…。
ライラはかわいいけど、大人になると微妙な顔立ちかも。

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上橋菜穂子「虚空の旅人」

守り人シリーズのスピンオフ作品。
私のお気に入りのチャグムを主人公にしたシリーズ。

相変わらずよく出来た話だ。
隣国の国王即位式に呼ばれたチャグム。
ところが、新しい王が賓客たちの前で、弟に殺されそうになるという事件が起こる。
その背後には、この国を陰で操ろうとしている者の陰謀があった…。
チャグムは、王として自分自身を大切にすることが大事だという思いと、そうは言っても命の重さは同じ、自分のために他の誰かの命が失われることはあってはならないという思うのはざまに揺れている。
その感情の機微がうまくできている。
それを隣国の王女に「おさない」という風に言われてしまうのだが、チャグムは自分の「揺れ」をそのままで生きていこうと決心するのだった。
えらいぞチャグム。
ストーリーはよくできているし、ラストも感動的なのだが、やっぱりバルサが登場しないと寂しいのう。
今度地上波でアニメを放映するらしい。見なくちゃ。
あとバルサの流浪時代の新作が出るらしい。読まなくちゃ。

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愚痴らせてえ

ぐあ~納得がいかん!
仕事の愚痴を垂れ流すのはいかがなものかとは思うのだが。愚痴らせて。
昨日、うちの部署の一人がお休みしていたせいで、仕事の流れが大幅に遅れてしまった。
そのせいで隣の部署のチーフが「やる仕事がないんですけど!」と苦情を言ってきた。
今まではそんなことはほとんどなかったのだけど、たまたま休みが出たせいなので仕方ないよな…と思っていたのだが。
一日の遅れを取り戻すのがなかなかうまくいかず、今日もその遅れを引きずっていた。
そこで私は一計を案じた。
隣の部署で仕事がないというなら、うちのパートさんたちがやってる仕事を手伝ってもらえばええやん。
それ、ええ考えやわあ。
隣のチーフに頼んでみよ。
せやせや。
つーわけで、「もしお手すきの人がいたらこちらの仕事のお手伝いをお願いします」とメールを送ったらば。
「仕事遅らせた挙句、人をよこせとはどういう了見じゃごるああ!」と怒りの返事が。
は?
確かに、仕事を遅らせたのは申し訳ないと思ってるよ。
だけどさあ、そのせいで仕事がないというのは事実なんだし、その人たちに別の仕事を割り振るのはごく合理的な判断だと思うんだけど。
間違ってるか?
「そっちの責任でこちらの仕事が遅れるのに、図々しいにもほどがある。仕事のやりくりをしっかりしろ」ということらしい。
確かに一理あるけどさあ。
なんつーか、了見の狭い人だよ…。たった一日遅れたぐらいで…。
それはまあ、隣の部署単独で見たらそういうことになるかもしれないけど、仕事全体を見たら、人員をうまく回すことこそ「仕事をうまくやりくり」することなんじゃないのか?
そもそも、うちのパートさんたちはもとは隣の部署にいたのを、こっちに部署に異動させてきたので、全然知らない間柄じゃない。
もし隣の部署にいたとしたら、仕事が遅れているときに他の人がサポートに入るのは当然だったわけで。
こっちの部署に移ってきたから「もう手伝ってやんない」というのは、ひどすぎじゃねえ?
そもそも、私自身も隣の部署で十年ぐらい働いて、数年前に異動してきたんだよね。
でも向こうにいた当時から、このチーフとはウマが合わなかった。
会話がかみ合わないというのか、テンポが合わないというのか。
おっとりしているようで、実は結構心が狭い人なのよ。ほんとに。
「わさびアイスクリーム」と私は呼んでいるが。
あ~あ。
なんかむしゃくしゃしたので、夕飯はカレー屋でビール飲んだ。ちょっとスッキリした。

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初恋の夢

この間、初恋の相手の夢を見た。
これがさ~、いい夢だったんだよね~。
忘れたけど。
そんで、その話をこの間会った友人にしたら、「私も見た!」と言ってた。
彼女は高校時代にわりと仲のいい男子がいて、私はしょっちゅう二人の仲をからかって遊んでいたのだが、あとから「ホントに好きだった」と聞いて驚いた。
確かに仲はよかったけど、本当に恋愛感情があったとは思わなかったから。
今思うと、からかったりして悪いことしたよな。
まあそれはともかく。
「夢ってのは自分に都合よくできてる!」ということで、意見の一致を見たのだった。
なんつーか、あの頃の甘酸っぱい思い出がリアルに蘇ってくるのよ。
もちろん、今現実に再会したとして、夢の中のようなトキメキが感じられるとはとても思えない。
きっとそれなりの中年男性になってしまっておるのだろうよ。
でも、あらためて「今の相手にああいう気持ちを抱いたことがね~な~」と気付いてしまったのだった。
相手がどうのという以前に、もう自分の気持ちとしてムリな感じ?
はああ。年を取るっていやねえ。

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森博嗣「イナイ×イナイ」

森博詞の新しいシリーズ。

今までのシリーズとのつながりがすぐにわからなかったのだが…あ~椙田ってあの人か!
途中でようやくわかったよ。
美術鑑定兼探偵事務所みたいなところを経営している椙田のもとで働いている、小川という妙齢の女性と、真鍋という学生。
椙田の留守に、奇妙な依頼を引き受けてしまう。
それは、「母屋の地下室に住んでいる兄と会わせて欲しい」という内容だった。
事情がわからないながらも、美術品の鑑定を理由に屋敷に入り込んだ二人は、地下室で殺人事件に出くわす。
このシリーズ、現段階ではもう3冊ぐらい出ているのだが、これって正直なところ、誰がメインのキャラなのかよくわからん。
あらすじの「美貌の探偵」というのは、途中から登場する鷹知という男のことなのか?
でも今回謎を解いたのは真鍋だったし。でも真鍋も探偵役というにはやや影が薄い気が。
う~んう~ん。
森博嗣って、いつもやっと登場人物に親近感がわいたところで別のシリーズに移ってしまうからなあ。
でも今回は小川にはすんなり感情移入できた。
だって「ZOKUDAM」のロミ品川によく似ているんだもん。
ま、要するに妙齢の女性だってことですよ。
真鍋もケン十河に似ているしな。

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高田崇史「毒草師」

この作者にしては珍しく講談社ノベルスではなくてハードカバー。

QEDシリーズにも登場した自称「毒草師」御名形が探偵役。
とある古い家柄の屋敷の離れで、密室状態の部屋から次々と人がいなくなるという事件が起こる。
そして、事件の前後には必ず「一つ目」の動物が目撃されていた…。
歴史と事件をからめるという手法は、QEDとほぼ同じ。
今回のテーマは「伊勢物語」。
「世の中にたえて桜のなかりせば 春のこころはのどけからまし」という超有名な歌が、実は違うことを詠んでいたという解釈には驚いた。
ホントかなあ。信憑性はあるけれども。
それにしても、この御名形を見ていると、いかにタタルが人間的かというのがよくわかる。
御名形って、人間離れしているというか、あまりにも無機質な感じで面白いキャラではないんだよね。
でも最後に、隣人が事件に巻き込まれたと悟ってあわてるところは、ちょっと見直した。
やっぱりキャラクターという点では、QEDシリーズの方が面白い。
この毒草師で新たなシリーズ…というのは難しいかも。

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高野和明「6時間後に君は死ぬ」

タイトルから連想されるとおり、予知能力を持つ青年が登場する連作集。
人の未来が見えるという青年に突然「6時間後に君は誰かに刺されて死ぬ」と言われてしまった美緒。
その青年の言うことが悉く当たるため、いっしょに犯人を探し始めるのだが…。
どの話もそれなりによく出来ているし、読後感も悪くないのだが。
この予知能力者のキャラがいまいち立ってないというのか。
ちょっとありがちな話に落ち着いてしまっているのが残念。
この作者も、わりと器用にいろいろ書けるタイプだと思うのだが、やや個性が足りない。
もう一皮むけるような、何か大作が書けるといいのにね。

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人生ゲーム

友人の家に行って、友人の子ども(男の子)と遊んできた。
つ、疲れた…。
とりあえず、サッカーゲームやったりレゴで遊んだりしたあと、人生ゲームをしたのだが。
私もむかし持ってたけど、今の人生ゲームはかなり進化しているなあ。
お金のやりとりだけじゃなくて、株とか、ちゃんとそれ用の券が用意されている。
昔のもあったっけ?
そこの家の遊び方が真面目なんだろうけど、ちゃんとルール通りにやってるんだよね。
うちらはもっといい加減だったような…。
で、私は別に勝つつもりはまったくなかったのだが、これはわざと負けるということができない遊びなので、案の定、負けてしまった子どもが泣いてしまったり。
人生ゲームごときで泣けるというのがすごいけど。
それにしても、その二人はお金を札ごとにキレイに並べていたのに対し、私は適当にまぜて置いていたので、びっくりされた。
いや、とりあえず収支があえばいいんじゃないの…?と思うのだが。

しかし、子ども相手は疲れる…。めちゃくちゃ体力消耗しました。

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有栖川有栖「女王国の城」

待望の江神シリーズ!なのだが…。

私は、火村&アリスシリーズよりも、断然この江神&アリスシリーズが好きなのだが、今回のは今までの話と違って、ちょっと物足りなかった。
宇宙人の到来を信じるという新興宗教の建物の中で、江神が拘束されるという事件が起こり、アリスたちが救出に向かう。
しかし、その信者たちは江神だけでなくアリスたちも軟禁状態にしてしまう。
そんな中、不可解な殺人事件が発生。使われた凶器は、十年以上も前に村で起きた事件に使われた拳銃だった…。
大掛かりな舞台を用意してはいるのだが、登場人物がどれも小粒で、印象が弱い。
江神先輩も、今回はちょっと「ミステリアス」を通り越して、「意味不明」だったり。
その理由が最後にわかるのだけれども。
それにしても、江神先輩にはもっと超然とした態度でいて欲しかったので、ちょっと哀しい。がっかりというのではないけれど、次回作で江神シリーズが最後だということなので、先が思いやられるというか。
あと前半の話のテンポの遅さには参った。あとあと伏線になるかと思い、丁寧に読んでいたのだが、確かに伏線もあったけれど、それにしてももうちょっとどうにかならなかったのか。
視点がアリスとマリアの交互になるのも読みづらかった。途中で行動がバラバラになるので、そのための措置かと思われるが、正直混乱するばかりであまりメリットがなかったような。
とりあえず、江神先輩の助命嘆願をしておかねばな。
先走りすぎかもしんないけど。

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鹿島田真希「ピカルディーの三度」

あらすじだけ読むと結構ハードルの高い小説なのだが、読んでみると意外なほどに軽い。
音楽大学入試のために、ソルフェージュの教師(男)に習いに行くことになった青年が、その教師と歪な関係に陥る…という話。
歪というのは、ちょっと書くのもためらわれるのだが、青年が、まあいわゆる「大」をですね、教師の目の前の洗面器でいたしてしまうという。
しかし、それが異常性愛にならないのは、お互いにそれで興奮するという展開ではないから。
要するに、肉体とか言葉とかではなく、目の前にあるそのものしか信じられないという、人間としての孤独感がそうさせているわけで。
というとなんだか哲学っぽい感じだが、読んでみるとただひたすら「滑稽」な印象。
私だけかもしれないが。
この表題作以外の話も、グロテスクな話が多いのだが、どれもこれも「ユーモア」とは違って、何とはなしに「滑稽さ」が漂う。
人間というのは、何かに夢中になっていればいるほど、滑稽になってしまうということなんだろうか。

独特の作風なので、芥川賞ぐらいとっているかと思ったら、やっぱり候補にあがったことはあったらしい作家。

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