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おばあちゃん’s HISTORY

今日もお見舞いに行ってきた。
大部屋に移ったので、話がしづらいのだが、まあ今日は昼間に行ったので、いろいろと一時間ぐらいおしゃべり。
そこで判明したおばちゃんの半生。
多少固有名詞が出るけど、五十年以上昔の話なのでいいよね。

おばあちゃんのお父さんと言う人は、戦争(時代的に日露戦争とかか?)で亡くなった軍人さんだったらしい。
で、亡くなったあと、その弟とお母さんが再婚したそうな。
そのお父さんという人は、やっぱり軍人さんで、立派な髭を生やした怖い人だったので、おばあちゃんはすっかり大人しい性格になってしまったのだった。
でも軍人さんというイメージとそぐわないんだけど、酒飲みの人で、恩給(一年で365円と言ってたけど定かではない)が出ると、真っ先に飲みに行ってしまったらしい。
おばあちゃんが、お母さんに頼まれて探しに行くと、「女がこんなところに来るんじゃない」と怒鳴られたそうだ。
その後、おばあちゃんは木原山(?)というところへ奉公に出て、ずいぶん長いこと勤めていたらしい。
奉公というのになんか時代を感じるけど。
そんでちょっと時間が飛んで、おじいちゃんと結婚した経緯というのは、お隣に住んでいたおばさんが仲介してくれたからで、26歳という当時ではわりと晩婚だった。
おじいちゃんが昔、置屋(とは違うのか?)の芸者さんの送り迎えをしていたというのは聞いたことがあったけど、その後魚屋さんで働いていたらしい。
そういえば、お正月にはよくお刺身をさばいてくれたよね。懐かしい。
それからまた時間が飛んで、戦後(?)は住んでいた向島がすっかり焼けてしまったので、石田肥料という肥料をつくる工場みたいなところに住み込みで、おじいちゃんは事務的なことをやり、おばあちゃんは肥料をつくる仕事をしていた。
「骨を蒸したり、皮をきざんだり…」と形容してたけど、何の骨かはわからず…。
そうやって少しずつお金を貯めて、いよいよ自分の家を探そうということになり、柏やらなにやらあちこち探して歩いて、結局いまいる場所が抽選の倍率が低くて(張り紙に書いてあった正の字が少なかったという)、申し込んだら当選したと。
そういう経緯のある土地なんですよ、ここは。

この間おばさんとかと話したときには、「この土地を売って借金を完済して、残ったお金でマンションでも何でも買えばいい」と言われたんだけど。
みんなドライすぎるよ~。
おばあちゃんの話を聞いたら、余計にこの土地を手放せないよ~。

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