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高田崇史「白蛇の洗礼」

毒草師シリーズ第二弾。
なんか、最初は超エキセントリックだった毒草師も、露出が多くなるにつれて、段々普通の人になるなあ。いいだんか悪いんだか。
今回のトリックもわりとわかりやすくて、片方のトリック(というかネタは)序盤ですぐにわかった。
ただ、キーパーソンが2人いるので、そのせいで役割分担がごっちゃになっちゃって、最後の展開がわかりにくかった。
あと簡単に人が死にすぎるというのもある。
これだけ大勢死んでて、みんなわりと冷静というのも不思議な話だが、まあミステリの世界だから仕方なしか。
ともあれ、今回で毒草師には文字通り最強の秘書ができたので、今後の展開がちょっと変わってくるかもしれない。

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松尾由美「ハートブレイク・レストラン」

色んな作家のアンソロジーで、この中の一作を読んで興味を持った。
探偵役が「幽霊」。しかもおばあさん。
幽霊が探偵というのは割りとある設定なんだが、おばあさんというのは新しいかもしれない。
あ、ミス・マープルがいるか。
内容は日常の謎系で、売れないライターの主人公が、身の回りで起きた事件を、そのおばあさんといっしょに解決していくという。
しっかし、その手がかりというのがものすごく少ないのに、ものすごく全部わかっちゃうというのがね…まあヒントはちゃんと読者に提示されているわけですが、それだけでそこまで推理しろというのはフェアじゃない感じ。
例えば、ネタばれになるけど、靴の紐がほどけた男の人が店に入ってきたら、「それは何も目印を持たない人が、待ち合わせで知らない人と会うための目印にしたんだ」とかさ。
靴の紐でそこまでわかるかっての。
まあ本気で謎を解こうと思って読む人もあまりいないと思うが。

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ダブル人身事故

会社からの帰り、二度も人身事故で足止めくらった。
世の中狂ってる。
一度目は快速の方が事故で停止していたので、10分以上待たされながらも各駅で帰ってきたのだが、二度目は最寄り駅の数十メートル手間で停止。
つかさ、駅よりもここでおろしてもらった方が、うちに近いんだけど。
という微妙な位置だった。
それで二十五分停止状態。
駅が近かったせいなのか何なのか、みんなわりと大人しく待ってたのが不思議。
人身事故だったからか?
それにしても、世も末だよなあ…。

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母の友人

今日は、母の友人三人を我が家に呼んでごちそうする会があった。
もちろん私は会社に行っているので不在だったんだが、もう一ヶ月も前から母親がもんもんと悩んでて鬱陶しいったらありゃしない。
「お昼は鮭のいくらの親子丼にする」「あ、いくら嫌いな人がいるからやっぱりやめた」「炊き込みご飯にする」「炊き込みご飯はやっぱりやめ」「お赤飯にするよ」「あとお汁粉ね」「あずきが重なるからやっぱりお汁粉やめた」「菜花のからし和え作ろうかと思って」「からし和えってどうやるの?」「ためしに作ってみる」「あとサラダ」「それから桜餅を出すから」「お茶碗が四つそろってない」「ヨーカドーで買ってきちゃった」「あとスリッパも」「トイレのウオシュレットも壊れてるから交換したい」…etc、etc。

勝手にやってくれい!

はあはあはあ。
久しぶりに大文字出しちゃった。
も~ほんっとーに鬱陶しいったらありゃしないよ。
今までは、うちにはほとんど寝たきりのおばあちゃんがいたので、みんなで集まるときもうちだけは外してもらってたらしい。
だから、今回は初めて集まるということで気合が入ってたみたいなんだけど。
これから先もあるというのに、初回でそんなにがんばっちゃってどうするよ。
また数ヵ月後に同じ思いをするのかと思うと…。
とほほ。

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有川浩「レインツリーの国」

「図書館内乱」で作中作として出てきたのだが、その時すでにこういう本があると知っていた私は、「自分の本を作中作で出すなんて、どんだけ~(死語)」と思ってしまったのだが、「図書館内乱」の方が先だったんだね。
メディアミックス…じゃないけど、そのあとから「本当にこういう本を出そうじゃないか」という企画になったらしい。
誤解してごめんね。
内容は「図書館内乱」でもちらりと触れられていたが、難聴者の女性と健聴者の男性の恋物語。
先に設定ありきの話なので、設定にとらわれすぎてちょっと話が平板になってしまったような。もうちょっと起伏の激しい話でもよかったかも。
しかし、なんかこれを読んで、小学校時代のことを思い出してしまった。
小学校の同級生に、ひとり「ろうあ」の女の子がいたんだよね。同じクラスになったことはなかったんだけど、共通のともだちがいたことで、何度かいっしょに遊んだりした。
そんである日、その子の家に遊びに行って、いっしょにアニメを見ることになった。そしたら…テレビの音がついてなかった。
一瞬「あっ」と思って、その場にいたもう一人の子と思わず顔を見合わせたんだけど、なんとなく言い出せず、そのまま音なしのアニメを見たのだった。
そんでじきに帰ってきたその子のお母さんが、「音つけてないの?」とびっくりして、つけてくれたんだけど。
いまだに、あん時どうしてさらっと「音つけてもいい?」と聞けなかったんだろう…と悔やまれてならない。
小学校時代のわたしって、そういう社会的弱者(という言い方も失礼だが)の人に対する同情心にあふれてたんだよなあ。
「養護学校の先生になりたい」とかって、手話まで習いに行ってたし。
でもその手話教室で、本気で障害者とともに生きていこうとしているお兄さんお姉さんを目の当たりにして、自分の気持ちがめちゃくちゃ中途半端だったことに気付き、次第にフェイドアウトしてしまったのだった。
それにしてもあの子、今頃どうしているかなあ。見た目はハーフっぽくてかわいい子だったので、結婚しててもおかしくないと思うんだけど。

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三木笙子「人魚は空に還る」

美人天才絵師と、人がよくてガタイの大きい編集者、とくれば読まないわけにはいかんでしょ。
明治日本を舞台に、2人がさまざまな謎を解く短編集。
「2人が」とは言っても、謎を解いているのはもっぱら編集者の方で、絵師の方はただいるだけというか。観賞用というか。
ミステリの方も、ほのぼのでもないし、あっと驚くというでもないし、ちょっと地味な印象。
せっかくの設定を活かしきれてない感じ。
これって、なんとなく続編が出そうな感じなんだけど、新しい登場人物を出して間をもたせるというんじゃなくて、この2人の関係性の変化を出して、新展開を見せてほしいところだ。
個人的な好みだけど。

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自転車に乗って

昨日食べ過ぎたので、その分をなんとか消費しようと、ちょっと遠くの図書館まで自転車で。
片道三十分、途中には橋もあって、なかなかの運動量だと思うんだけど。
図書館で本を借りたあと、本屋によって新刊を物色。
「食堂かたつむり」って、漫画化もされてるので、一体どんな話なんだろうとパラパラめくってみたのだが、思いのほか生々しい話で驚いた。
ん~。まあ立ち読み程度なのでいろいろ言えないんだけど、「ブタのいる教室」って、まんまあれみたいなシーンがあって、それには多大な疑問を抱かずにはいられない。
価値観の問題だと思うけど、食用にするなら名前をつけずにそのつもりで飼えと。
名前をつけてペット扱いするんなら食うなと。
「命を食べるのが人間の業ならば、せめて美味しく食べてあげよう」とかいうことを言いたいのはわかるが、それとペットを食用にするのとは論点が違うだろ。
なんかそこらへんをごっちゃにしてるようで、納得がいかない…。
まあいいけど。
寿への道も、今密かに活動を再開しつつあるので、そのうち何か書くことがあるかも。

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食べすぎ

友人と表参道にあるフレンチレストランへ。
前から来たいと思ってた、ちょっと小洒落たお店なんだけど、表参道とは思えない閑静な住宅街にあって、一瞬迷いそうになった。
店に入ると、あまりにも完璧なサービスに面食らう。
というか、とにかくウェイターが多い!1テーブルにつき2人ぐらいいそうな感じ。
テーブル数は少なくて、見たところ10テーブルくらいしかなかった。
料理は言うことなし。私の選択ミスで、ちょっと重いメニューになっちゃったけど、味はよかった。
ただ、人件費をまかなおうという魂胆なのか、グラスワインの値段を教えてくれないし、水を頼んだらミネラルウォーターが出てきて、ちゃんと料金に加算されてた…。630円。高いよ。
コースの途中でチーズのワゴンが出てきて、「よろしかったらいかがですか?」と言われたけど、これも頼んだら別料金だったんだろうな…。
別に法外に高いというわけじゃないんだが、最後に会計が出てくるまでちょっとドキドキだった。
ま、帰り際にエレベーターまで操作してくれて、シェフ自らがお土産(クッキー)を手渡してくれて、ここまでサービスされたんだから、多少のことは目をつぶるよ。
なんだかお大尽になった気分。
しかもその後、私がランチを奢ったので、「それじゃ申し訳ない」と友人に言われるがままに、渋谷に移動して、これまたちょっと小洒落たカフェでカクテルとサラダ、それにケーキまで食べてしまった。
食べすぎです!

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戸梶圭太「今日の特集」

ハードカバーのせいなのか、いつもの戸梶節に比べると、ややまとも…?と思いきや、後半になっていつもの味が出た。
やっぱりこれじゃなくちゃね。
「ディープトリップ7」で出てきた、未来の形容詞であるはずの「ナチ気持ち悪い」が、ここでもナチュラルに登場。
あまりの違和感のなさに驚く。これ、本当に流行ったらどうしよ。
前に、「死刑」がらみで裁判員制度について、つらつら書いたのだが、う~ん…戸梶圭太の描く「裁判員制度による裁判」を見たら、あまりにリアルで自分の見識の甘さを知った。
ADである主人公に向かって「やっぱり芸能人ってクスリやってるの?」と聞くおばちゃんとか、頭ごなしにマスコミを否定するじいさんとか…。
そうなんだよ。裁判員制度を考えた人は、自分と同じような人間が裁判をみると思ってるけど、実際はこういう下世話なゴシップにしか興味のないおばちゃんとか、全共闘時代をそんまま引きずってるおっさんとか、軍人あがりでいまだに天皇万歳のじいさんとか、そういう人たちも当然裁判員の候補になるってことなんだよね。
こわ。
アメリカの陪審員は、検察側と弁護側がそれぞれ選べるようになってたけど、日本ではそれはやんないのかね。
ある程度足きりしないと、この本みたいな裁判になっちゃうよ。

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ボケの日々

も~最近ボケが増えてる。
なんか緩んでるっつーか。
仕事でも誤字脱字とか凡ミスが多いし、昨日は何と、帰りの電車で駅を降り損ねて一駅先まで行っちゃったよ。そんなの何年ぶりか?
今朝だって、電車でせっかく座れてたのに、寝ていてハッと目覚めたら「降りる駅だ!」と勘違いしてそのまま立ち上がってしまった。
立ってしまった以上また座るわけにもいかず、そのまま降りるふりしてドアの前でヘコんでいた。
あにをやってるんだ、私は…。
仕事もちょっとヒマになってるせいかなあ。
通常業務以外にはいろいろやることあんのになあ。
あ、おばあちゃんの葬儀とかが一段落したせいもあるかもしんないな。
緊張が解けたというか。
認知症の初期症状とかじゃないことを祈る。

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三津田信三「首無の如き祟るもの」

このシリーズの最新作が「このミス」に入ったとかで、借りてみたんだが、シリーズの第一作は借りられなかった。
ので例によって登場人物の把握がいまいち…。
この小説全体が、とある女流作家が書いたミステリという仕立てになっている。
旧家の跡取りをめぐり、立てつづけに起こる首無し殺人事件。作者はすべてを語ったうえで、読者にその謎解きを求めるのだが…。
これは最初の数ページでトリックがわかった。つか、ワンパターンすぎ。
それにトリックにかまけすぎてて、人間関係がちょっと描ききれていないというか、慕っている人物が殺されたのにちょっと冷静すぎやしないか?と疑問に思うこと多々あり。
まあ、最後の最後のどんでん返しはさすがに読ませたが。
やっぱりシリーズ一作目から読まなくちゃダメだったのかもしれない。

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有川浩「図書館危機」「図書館革命」

いや~予想外に面白かった。
軽すぎるかなと思っていたのだが、それはそれでよかった。
むしろ、シリアス場面の方にムリを感じたくらい。
そもそも、図書館と良化委員会との間に死人が出るような闘争状態が勃発するという設定に無理があったので、その上にいろんな理由を乗っけてみても、やっぱりちょっと「架空」の域を出てなかった。
「図書館の自由を確保するためには闘争も辞さない」という論拠に矛盾があることを作者自身も理解していたみたいで、登場人物の言葉を借りてそれを文中でわざわざ指摘したりもしていたけど、主人公たちの理念は賛否両論あると思う。
むしろ、「戦う図書館員が書きたかった!」とかいう単純な理由の方が納得できそう。
それにしても、IFLAまで登場するとは…知らない人は架空の機関だと思うんじゃないか?
マニアック心をくすぐるよ。
とりあえず、私にとって重要だったのは登場人物たちの「ラブコメ」部分の方であったわけで。
堂上と郁はまあ予想通りというか、予想よりも甘々な展開になったわけだが、個人的に注目していた柴崎と手塚の関係は進展したようなしないような…。
なんか、ついつい男性陣がもっと恋愛にオタオタしそうな先入観があったのだが、冷静に考えてみれば、二十代後半とか三十代の男性が、今さら女性相手にオタオタしていたらその方がキモいよな。
一応モテそうな外見という設定なので、それなりに経験はあったはずだし。
…とか考えなくちゃいけないほど、「~革命」でのキスシーンの大奮発には驚いたわけで。
いいんだけど。ちょっと唐突すぎやしないか。
ともあれ、柴崎と手塚のその後を追っかけるべく、番外編にも手を出す予定。
何か進展があるといいんだけどな。

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隣の犬

隣のうちで犬を飼っているのだが、最近とみにその扱いがひどくて目に余る。
前からあんまり可愛がられていないというのはひしひしと感じていたんだが、この寒空の下、外につなぎっぱなし。
この間なんて、雨がざあざあ降りなのに外に出しっぱなし。
軒下でなんとか雨風をしのごうとしている犬の姿に涙が…。
なんてことない黒い雑種の大型犬で、滅多に吠えたりすることもなく、大人しい犬なんだけど、その分可愛げが足りない。
だからだろうか。
散歩させているのはおじさんだけで、おばさんは犬を叱っているところ以外見たことない。
犬小屋らしきものもあるにはあるけど、小さすぎて入らないみたい。
せめて、冬の間は玄関にでも入れてあげたら?と思うんだけど…。
赤の他人になら言えるかもしれんが、これからも付き合っているお隣さんだと言うに言えず。
最近は、うずくまっているのを見ただけで「死んでるんじゃないか?」と不安になる。

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大掃除終了

年末いくつかやり残したことがあって、それは「ガステーブルの買い替え」と「ブラインドの買い替え」。
とにかく、足がないとこういう大物はどうしようもないので、昨日の法事で会った叔母さんに「叔父さんヒマだったら車出してほしいんですけど」と言ったら、今朝十時ぴったりにうちにやってきた。
ありがたいんですけど…予告してください…。いきなりで驚いたよ。
そんで寝ていた私があわてて支度している間に、おばあちゃんの部屋に置きっぱなしになっていたベッドを、物置と化している応接間に移動。
和室二間がきれいになって、応接間も以前とくらべてすっきり片付いた。
そして車にのってドイトとケーズ電機をはしごして、ブラインド(7000円)とガステーブル(割引で30000円)を購入。
ガステーブルは、掃除もラクで消し忘れ防止機能がついている50000円くらいのにしよっかな~と思っていたのだが、叔母さんたちの「買い替えを前提に安いやつにした方がよい」という助言により、掃除はあまり簡単じゃないけど消し忘れ機能はついているやつにした。
そのまま家に来て、叔父さんがガステーブルの設置とブラインドの取り付けをやってくれた。
お礼にと言うわけじゃないけど、お昼はそばをとってみんなで食べた。
つうかさ、我が家のお父さんは段々叔父さんになってきている気がするんだが。
叔父さんも「おれを便利屋扱いする気か」と言いつつ、頼られて嬉しそう。
ま、いいか。

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十三回忌

四十九日から一月も経っていないのに今度は十三回忌。
やれやれ…。
相変わらず段取りの悪い寺で、みんなで文句たらたら。
十二時からという話だったので、ちょっと早かったのだが十一時に着いた。
前回は喪主は一時間前に来てくださいとかいう話だったので。
しかし今回は座敷にすら通してもらえず、外にある寒い東屋で待っててくれという。
なんだか別の予定で座敷を使うらしい。
あのさ。そういうことなら前もって言っておいてくんないかな。そしたらこっちだって待たされずに済んだしさ。
あと東屋しか待つ場所ないんだったら、暖房くらいいれておいてくんないかな。外よりも寒いので、みんな日向で立って待ってた次第。
ようやく中に通されたと思ったら、お茶を配られたのと同時に「ちょっと早いですが始めますか」だって。お茶ぐらい飲ませろよ…。
そんで、例によってお経をあげたのは若い方の人だったんだけど、なんか声が前より大きくなってない?
全く心のこもってないお経を大音量で聞かされる身にもなってください…。
あと素朴な疑問なんだが「般若心経」は「はんにゃしんぎょう」じゃないの?どうしても「はんにゃしんきょう」って言っているように聞こえるんだが…。
そしてまたしても自己紹介。それ前回聞きましたから。
というか、四十九日から一月もたってないのに、もう忘れてしまったのかね。
多分、誰にお経をあげているのか、ぜんっぜん考えてないんだろうね。
あ~あ。
今回の反省点。
「時間はギリギリに来よう」「お供物の果物二種は三個ずつ(今回五個ずつ持っていったら、皿にのせきれず、下に直置きされてた)」「お布施は来たときに渡す(前回後で渡したら「もらってない」とかってちょっと揉めたので。今回すぐに渡したら上機嫌だったらしい)」。
この若造とこれからも付き合っていくのかと思うと…。
見た目はドランクドラゴンの鈴木にそっくりです。そんで新婚ですって。
奥さんの気持ちがわからん。


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投資と言われても

うわああ。
そろそろ確定拠出年金をどうするか決めなきゃなんない。
商品はいくつかある中から選ぶ方式なのだが、最初は「元本保証でいっか~」みたいに思ってたのが、損保のおねいさんの話を聞いて、「積極的に運用しないとダメなのか?」と思ってきたりして、でも冷静になって資料を見てみたら軒並みマイナスになってるので、「やっぱ元本保証で」と思い直したり。
要するに、どうすればいいのかよくわからんということだ。
参考までに隣の席の後輩に聞いてみたら、「他人に金いじられんの嫌いなんですよね~!」と言っていた。
率直な意見をどうもありがとう。
確かに、投資信託って他人に金を預けて「適当にやっちゃってください」とお任せすることだもんな。
しかもマイナスであっても手数料は取られるし。
勉強しようかと本屋に資料を探しに行ってみたのだが、漫画とか立ち読みしちゃってダメだあ~。
一応探してはみたんですよ?でもあるのはずばり「株式投資」とか「FX」とかそんなんばっかりで、「確定拠出年金はこういう商品にしとくといいですよ」的な本はなかった。
当たり前か。
あ~どうしよ~ん。

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有川浩「図書館戦争」「図書館内乱」

今さらこれ!?
と驚かれてもしょうがない。
これ、ずーっと前に弟から三冊目まで譲り受けたのだが、四冊目が入手できなかったので、図書館で借りられるまで待ってたのだった。
ふむむむ…。
これは関係者のツボに入るわけだわ。
「中小レポート」とか「配架」とか、図書館にちょっと携わっている人なら誰でも知っている単語が頻繁に出てきて、ちょっと嬉しくなる。
しかし、内容はもっとハードなのかと思いきや、「ラブコメ」だね。
「ラブコメ」なんだね。二回言うけど。
有川浩の作品で初めて読んだのは「海の底」だったんだけど、正直これ読んだときはがっかりした。あまりにも軽すぎて。
一応お膳立てはパニック物なのに、設定の端々が軽すぎて、そのちぐはぐさに違和感を感じていたのだった。
しかしその理由がやっとわかったよ!
「コメ」がなかったからだったんだね。
「ラブ」と「コメ」。これが有川浩にとって重要なキーワードだったらしい。

で、図書館シリーズは、7割がラブコメ、3割が図書館を舞台にした戦争モノってとこだろうか。
普通ならむずがゆくなるようなラブコメだが、脇の登場人物が結構しっかりしているのと、ヒロインが片思いする王子様(これ最初の数ページで誰だかわかるんですけど)が、結構私好みなので許せる。
背が低いっつーのが難なんですけど。まあリアルじゃないから。
図書館戦争の部分は、リアルを追及すると「そんな戦争状態ってありうるか?」と疑問なんだけど、まあそこはそれ。
今後の郁と王子様の行く末は「ラブコメ」のお約束上想像できるけど、友人の柴崎と手塚がどうなるのかは気になるところだ。

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浅田次郎「夕映え天使」

浅田次郎と重松清の区別が今ひとつつかないワタクシ。
でもこれを読んで、「ノスタルジーが浅田次郎、現代が重松清」と理解したよ。
というわけで、ノスタルジー満載の短編集。
ちえぞうさんが「“特別な一日”っていう話がね…」と言っていたので、ドキドキしつつ読んでみたのだが、あら珍しいSF?チックなお話でした。
こういう話嫌いじゃないなあ。
ハッピーエンド、大団円な終わり方ではないにしろ、後味の悪い終わり方でもないという、そのさじ加減が絶妙。
個人的には「切符」という、東京オリンピックを背景にしたなんでもないお話がよかった。
おじいさんの造形がすごくいい。江戸っ子でサバサバしつつ情もあるおじいさん。
最後死ぬかと思ったら、そういう話にしなかったところもいい。
全体的には地味だけど、味わい深い一冊だった。

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ロボットアニメ

弟ブログでロボットアニメについて熱く語っていたので、つい私も語りたくなった。
女子ですが子どもの頃はロボットアニメばっかり見てた。
何が好きかって、必ず「紅一点」がいて主人公とそれっぽい雰囲気になるところ!
一番見ててモヤモヤ(?)したのは「ライディーン」だったりする。
主人公のアキラはマザコンで、ヒロインが「アキラー」とか寄っていっても、最終的にはママを選んでしまう。(本当にそんな話だったか?)
当時はマザコンという言葉もなかったので、見ている方は「なんでじゃ」と思いつつモヤモヤしていたのだった。
あと「ゴッドマーズ」ね。あれって今思うと結構きわどい話だよね。
マーズとマーグという双子だか兄弟だかが、なんだかいちゃいちゃしているし。
ストーリー的には、「コンバトラーV」の最終回は結構トラウマ。
というか、「エヴァンゲリオン」の綾波レイは絶対ここからパクってる。
ずっと敵方だった緑色の顔した人が、大量の自分の分身を見て、実は自分がクローンだったと知り、アインデンティティを失うという。すごい話だよな~。
あと「ザンボット3」。これも最後、仲間の2人が「もうこれ以上戦えない。オレはこのまま突っ込むよ」「私も付き合うわよ」みたいな感じで、まるで特攻隊。
子どもにそんな残酷なエンディングを見せるなよ~。
「マクロス」は映画も見たけど、いまだにリン・ミンメイじゃなくて早瀬ミサを選んだのが納得いかない。
あんなパッとしないヒステリー女のどこがいいんじゃい!
というか、リン・ミンメイはみんなのアイドルであって、誰か一人のものじゃないんですよ、ってことか。
「巨神ゴーグ」は、毎回エンディングに出てくる「to be continued」という言葉の意味がわからんくてもだえていた。
「なにこの英語!文脈からすると『つづく』なんだろうけど、それにしちゃ長すぎない?」と疑問だったのだ。つづく、でよかったんだね。
あ~語りだすと止まらない。

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光原百合「最後の願い」

アマチュア劇団を立ち上げようとしている度会が、仲間を集めていく過程でであった「過去の事件」を解決していくという連作短編集。
なんというか…ミステリ特有のキャラクターの誇張ね。
それが気になって素直に読めなかった…。最近そういうのがすごく気になる。
「美人で気の強い女性」とか「変な丸めがねをかけた変人」とかさ、キャラは濃いけど人間性は浅いというか、そういうのがどうもねえ…。
特にミステリ作家はこういう登場人物を持ち出しがち。
まあ要するに「ミステリ」と「人間ドラマ」を両立させるのは一筋縄ではいかない、ということに尽きるんだと思うが。
ミステリ的にもあまり「あっ」と驚くような展開もなかったし…。
渡会一人が探偵役ではない、というところは割と独創的だったかもしれないけど、逆にその分渡会ともう一人の個性がぐちゃぐちゃになって、読んでいて混乱したというのもある。
うむむむ。

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三浦しをん「光」

ちえぞうさんが「いやな話」だというので、読む気が失せたのだが…読まないわけにもいかないので、ものすごいスピードで読んだ。
いやな話というほどでもなかったけど…「週刊文春」の書評はちょっとひどくない?
全然見当ハズレのこと書いてたよ。「悪人ばっかりの話」みたいな。
別に善人悪人の話じゃないだろ、これ。「暴力」の話だけど。
人の書評をあんまり信頼するのはよそう…改めて。
とある島で津波が起こり、信行と美花、輔という三人の子どもと、大人三人だけが偶然から生き残る。しかし、災害のあとに生き残った大人の一人が美花をレイプしたことから、信行はその男を殺してしまう。災害の混乱にまぎれて事件はないことになったのだが、それから二十年後、輔が信行の前に現れ…。
「暴力に暴力で返すことで、人は救われるか」というのがテーマだろう。
「光」というのは「救い」のことかな、と自分なりに解釈してみたのだが、それだと全然救いのない話なのでムリがあるかも。
信行と輔の人間性と二人の関係は、むしろ理解しやすいのだが、わかりづらかったのは美花の存在。
というか、美花と再会させる必然性あるか?最後まで会わないままの方がよかったんじゃないかという気がする。
う~ん…「秘密の花園」はよかったんだけど、なぜか男性が主人公のときの女性の描き方が雑な三浦しをん。「仏果を得ず」もそうだったし。
別にBL好きが原因ではないんだろうけど、男二人に集中しすぎて美花の存在価値がうすいうすい。
それだけに、最後の展開にはやるせなさを覚える。
こういう話は桐野夏生とかに任せて、もっとさわやかな話書きませんか?

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野原由香利「セタナ通信」

住宅メーカーの雑誌でライターをしている琳子。雑誌の企画で、北海道の田舎に実際に住み着いて、そこでの生活を報告するという仕事を請け負うのだが、その家は修理なしではとても住めず、熊が出没するというひどい環境だった。
それでもなんとか隣人の助けを借りて、新たな生活に漕ぎ出すのだが、雑誌の企画が突然中止になり…。
子どもと二人きりで突然の田舎暮らしという、地味だが展開によっては面白くなる話かなと思って借りてみたのだが…ちょっと期待はずれというか…。
主人公の琳子の造形がいまいちわかりづらいので、感情移入しづらい。
子どもが琳子のことを「リンゴ」と呼ぶのだが、その親子関係の距離感に何の説明もないし、序盤の隣人とのぎくしゃくとした関係にも、琳子本人の感情が挟まる余地がほとんどない。
途中にはかなり大事件がいくつも起きるのに、それすら淡々と見送ってしまうし。
いろんな意味で中途半端だった。
もしかしたら自分の実体験に基づいてるんじゃないかという気がするのだが…リアルはリアルなんだけども、自分だけで消化してしまっている感じ。
小説ってむずかしいね。

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初まんきつ

今日は初漫画喫茶。
いつもの行き着けの漫画喫茶に行ったら、「このマンガがすごい!」のベスト10コーナーみたいなのがあった。
そうなんだよ。ここの漫画喫茶は本気で漫画に力を入れている。
MANBOOみたいにそれ以外のサービス重視じゃないところが気に入ってるんだよな。
そういうわけで、早速ランキング通りに読んでみた。
まず「宇宙兄弟」の4巻。これ注目しているのはやっぱり私だけではなかったんだね…。ふつーに面白いもん。笑えるし、ワクワクする。今回は宇宙飛行士テストの続きということで大きな展開がないのが物足りなかったけど。
あと小玉ユキの「坂道のアポロン」。これも連載で読んでて結構注目していたんだが、一位というのはどうだろう…。
いや、決して悪い作品ではないのだが、よくも悪くも地味というか、「ハチクロ」とか「君に届け」みたいな定番感がイマイチというか。4位ぐらいが妥当なんじゃないかという気が…。まあまだ2巻だしね。
主人公の薫と千太郎の関係がそれっぽいので、「そういう話か?」と思ったら段々違う方向へ…。千太郎は明るい反面、悩みを抱えていそうなので、最後死ぬんじゃないかと心配。誰かを助けるために海に入ってそのまま戻ってこなかったとか、ありそうだわ。
益田ミリの「結婚しなくていいですか」も、本来ランキングに入るタイプの漫画ではない(コマわりが「あたしンち」形式なので)のだが、ストーリー的にはめちゃくちゃ共感できた。とくに主人公すーさんの友人、さわこさんがモロ私みたい。
四十間近で母親と寝たきりの祖母と三人で暮らしていて、彼氏いない歴13年。後半に彼氏ができそうになるのだが、「子どもが産めるという証明書を病院でもらってきて」と彼氏に言われて、「あいつやめとこ」と決心する。
ん~リアルだわ。
岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」は、途中で挫折。主人公にまっっったく感情移入できない。天狗と人間の合いの子だから…という理由じゃなく、好きになった相手にあまりにもあっさり告白したりとか、その癖幼馴染に彼女っぽい存在ができたら揺らいだりとか、嫌いな女主人公の典型なんだもん。
安倍夜郎「深夜食堂」は、絵は下手だけどしみじみといい話。でもできすぎ感もあり。ちょっとベタすぎるので、それを外した話でもいいんじゃないかという気がする。
食べているものが「ねこまんま」とか「たこさんウインナ」とか「昨日のカレー」とかだったりするところはなかなかいいね。思わず食べたくなる。
こんなとこですか。
ランキング20位ぐらいまで揃えてくれると嬉しいのだが…求めすぎ?




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おっかいものおっかいものおっかいも…

バーゲン初日(私にとって)。
まずは腹ごしらえと思い、ヨドバシの上のパン食べ放題の店に入ったのだが、も~ここが待たせすぎ!
たかがチキンのソテーで40分も待たされた!
パン食べ放題なので、待っている間も大丈夫と思っているのか、スタッフが全然反省の色なし!
あと十分遅かったら店出てたよ。
くそ~。怒りのせいで味わうこともできず。
誰かといっしょのときには、雰囲気を悪くしないために待たされても怒らないようにしているが、一人のときは間がもたない分、余計に腹立たしい。
反省しろ!

というわけで、のっけから調子が狂ったが、まずはコムサへ。
ここのはユニクロ・GAPと比べてもデザインが割りとスタンダードで、しかも抜群に安い!のでついつい買ってしまう。
ただ、縫製が甘いことがあるので要注意。特にバーゲン品は。
そのあと、いよいよ伊勢丹へ。
すでにバーゲンは後半に入っているので、客は思ったよりも少ないが、品数も少なくなっている。
というか、私に合うサイズのがね…。
今回の目的はとにかく「ボトム」!
できればロングスカートとパンツが欲しかったんだが、今ロングスカートって流行りじゃないのね…。一枚もなかったよ…。
寒がりな私は、冬場はロングスカートがいいんだけど…。いまだに五年以上前に買ったスカートはいているんだけど…。
気を取り直して、普通丈のスカート一枚と、春秋用の薄手のめちゃかわいいスカート一枚を購入。
いつのまにか、下着コーナーも二階に移動していて、ふらふらと歩いていたら、そこがそうだった。
驚きつつも下着購入。バーゲンだといつも買ってしまう…。結構高いのに。
それからサイズあわせに苦労しながらも、なんとかパンツ(ズボンね)を一枚購入。
ところが、これのお直しに二時間かかるということで、待っている間が辛かった。
化粧品は三十分で買い終わってしまったので、新しくできたという地下二階のガールズコーナーみたいなとこに行ってみた。
はああ~。伊勢丹ってほんとにやることにそつがないね。
一階が上級志向になってしまって、一般庶民にはやや敷居が高くなってしまったな~と思っていたのだが、この地下二階は丸井にくらべるとやや高いものの、その分いい品が、伊勢丹の他の階よりも安い値段で提供されていた。
まさに女子の懐にやさしいコーナー。
ま、デザインも「ガールズ」っぽいので、私には無理だったが。
そんなこんなでやっとお直しパンツを引き取り、くたくたになって帰ってきたのだった。
疲れた…。

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耳栓

私はいつも昼休みにシエスタをとることにしている。
つっても机に突っ伏して寝ているだけだけどさ。
でもこの昼寝が貴重で。
15分でも寝られると、午後の仕事の効率が見違えるようにアップ!
よ~く考えよ~昼寝は大事だよ~う~う
というわけで、毎日欠かさず昼寝を致していたわけだが。
最近、私の席のすぐ近くで、後輩三人組がお昼を食べるようになった。
そしたら、これがうるさいのなんのって。
も~全然眠れない。
特に一人の声が耳障り(ひどい…)というか、地声がでかい。
しかも話している内容が超下らない「息子自慢」みたいなことになっており、結構イライラさせられる。
心が狭いのかしら…。
とにかく、このままでは私の精神衛生がヤバいと思い、100円ショップで耳栓を買ってきて、昼寝のときにつけてみた。
しかしこれが、100円だったせいなのか、全然効果なし。
会話が丸聞こえ。意味ないじゃん。
しかも、三人組が去ったあとにようやく深い眠りに落ちるのだが、耳栓をしていると起きるタイミングを見失いそうで怖い。
一時過ぎても寝たまんまというのは一番避けたい事態だし。
かといって携帯目覚ましは、いつ鳴るか心配で眠れないし。
うおお~。
と悩んでいたら、声のでかい後輩が二人目妊娠中だと!
はやく、はやく産休に入ってください!
心からのお願いです。

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森達也「死刑」

正月早々、暗い本ですんません…。
テレビでたまたま、裁判員制度の特集を見てしまい、それから「死刑」についてちょっと考えるようになったのだった。
今回長文です。
ズバリ、死刑は存置するべきか廃止するべきか。
この本はこのテーマについてありとあらゆる立場の人々にインタビューして問いかけている。
作者の人がなるべくニュートラルな立場からインタビューしようとしているのはわかるのだが、読んでいると「廃止派」だというのが行間から滲み出ている。
だって「存置派」の人に対して食い下がったりしてるから。
どうせなら作者自身の結論は最後まではっきりさせないでほしかった…という思いもあるのだが。
私自身はと問われると…すごくすごく悩むが「廃止派」だろうか。
理由の一つは「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見てしまったこと。
未見の人には申し訳ないがネタばれしてしまうと、工場で働きながら息子に目の手術を受けさせるためのお金をコツコツと貯めてきた盲目の女性(ビョーク)が、隣人にその金を奪われ、取り返そうともみ合いになって謝って撃ち殺してしまうのだが、状況からビョークが金を奪い取ろうとして撃ったように誤解され、冤罪のまま絞首刑になるという話。
その絞首台に立ったところがあまりもリアルすぎて、今でもトラウマ。
足がガクガクになって立てないでいるのを、無理やりに板に括り付けて板ごと立たせて、首に縄を…。
そんで一応ミュージカル仕立てなので「これは最後の歌じゃない。最後から二番目の歌…」と歌っている途中で落ちるという。
こわ。
冤罪だというのを省いても、「これって殺人となんら変わらないんじゃないか?」という思いがぬぐえない。多分監督もそれを狙ったんだろうけど。
もちろん、家族が誰かに殺されたら、犯人を死刑にしてやりたいと願うと思う。
文京区のお受験殺人事件と呼ばれた事件の被害者の遺族が「(犯人と)いっしょの空気を吸いたくない」と言ったのが、端的に遺族の感情を表現していると思う。
本文中に何回も「被害者の遺族の感情を考えると、死刑を廃止にすべきじゃない」という意見は出てくる。
だが、遺族の感情で刑を左右するのってアリなのか?とも思うわけで。
遺族の感情だっていろいろだし、時間とともに変わったりもするし、遺族の被害者に対する感情だって一律じゃないはず。「いなくなって清々した」なんて思われていることだってありうる。
そんな遺族の感情が第一義にされてしまうのは非常に危険なことだと思う。
では死刑を廃止するならその代わりに無期懲役はどのようにするのか?という問題もある。
今世間で流布している「無期懲役=7~8年で仮釈放」というのは大いなる誤解らしい。この本で初めて知った。
平均で25年。五十歳以上の犯人ならほとんど死ぬまでだし、二十歳の青年が犯人だとしても、出るときは四十五歳。人生の半分以上になる。
そう考えると、殺人罪にならなかったときの無期懲役が決して短いわけではないことがわかる。
だが、死刑にならなかった人が無期懲役になったとして、その人に人権はあるのか?
本来失われてしかるべきだった命が生きながらえたとして、そこに他の囚人と同等の扱いが行われるべきなのか?という疑問がある。
だからと言って、最低限食べて寝るだけの人生に、死刑にする以上の意味があるとも思えないし。
結局この本と同じ、堂々巡りに陥るのだった。

かつて死刑は遠い存在だったけど、裁判員制度が導入されたことで俄然身近になってしまった。
テレビでは裁判員に選ばれた人たちが、強盗殺人で二人を殺した犯人を死刑にするかどうかで悩んでいた。
裁判の効率化ということで、悩む時間もほんの数日に限られている。
しかし死刑が一体どんなものなのか、それすら知らないままに死刑を言い渡すことがあっていいのだろうか?
裁判員制度の導入の前に、まずは死刑制度の公開が先なんではないか。
あと取調べ時の録音は義務付けられるべきだと思う。誰だって冤罪の裁判員にはなりたくない。
裁判員制度についてもいろいろと思うところがあるのだが、それを書き出すとキリがないので…。
ただ三谷幸喜のエッセイだかに、「あなたが裁判員になったとしたらどういう判決を出すか」と質問したところ、とある女優(あえて名を秘す)は、「どんな人でも無罪にします」と言っていた。
正直言って、これは最悪。こんな人間を裁判員にするのは間違っている。
罪を犯した人に対して罰するというのは別に悪いことでも何でもない。
ただ自分が厭な思いをしたくないばっかりに、実際に犯罪を犯したにも関わらず「無罪」なんて、そんなの被害者はもちろん犯人だってバカにしている。
こんな裁判員にだけはなりたくないな。

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おっかいものおっかいもの

母親が外出するというので夕飯を外で食べることになり、ついでにデパートをのぞいてみた。
ユニクロでヒートテックの下着を買おうと思っていたのに、置いてある下着には「ヒートテック」の文字がない。
まさか…と思って店員に聞くと、「完売しました」だとう!
ちょっと待て!冬はこれからが本番なんだぞ!
今ヒートテックにしないでどうする!
はあはあはあ…ユニクロの考えていることはわからん。
無印にも行ってみたけど、値段が倍以上するうえに首周りが狭くて、ブラウスの下に着られないのよ。
もうちょっと考えてほしい。
仕方なくGAPまで行って、下着ではなくて春秋に着られるカットソーを二枚購入。
ヒートテック…また販売される目処はあるのか…。

夕飯はいろいろ迷った末に、「豚丼」の店で。
おなかいっぱいになりそう+安かったから。
パスタは物足りないわりにカロリーが高いのよね。
でも豚丼というからには、もうちょっと豚に力を入れてほしかった。
硬いよ…。
セットのうどんもワカメがもどってなかったし。
味はいまいちだけど、育ち盛りにはいいかもしんない。

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柴田よしき「ア・ソング・フォー・ユー」

今年いっぱつめは花咲探偵シリーズ。
一見短編集なんだけど、実は全部の話がつながっている長編というつくり。
一番最初の話で「北海道に住んでいる友人がいて~」というくだりがあり、「あ!ススキノ探偵とリンクしてるのか!」と納得してしまった。
ちがうちがう!作者がちがうから!
でも作風というか、この二つのシリーズの主人公がめちゃくちゃ似てるんだよね。
いまひとつ冴えない中年男だけど内には熱いものを秘めている探偵…というあたり。
ただ大きく違うのは、ススキノ探偵がやたらと厭世的なのに対して、花咲探偵は性善説寄りということ。
もうね。最近はススキノシリーズも読む気がしないのよ。
いっつも「最近の若者がいかにダメか」という愚痴ばっかりだから。
同意する部分もあるんだけど、あまりにもそればっかりだと読んでて憂鬱になる。
一方花咲探偵はわりかしポジティブで、ストーリーもそれに都合よく展開しちゃったりする安易な部分もあるのだが。
でも山内が出ているというただそれだけで許せる!
今回出番が少なかったけど、代わりに麻生が出てきたしな。
まあ許してやろう。

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かいちょおとしゃちょおのおはなし

きょおわ、かいちょおとしゃちょおのおはなしおきいた。
かいちょおのはなしでねてしまいました。
しゃちょおのおはなしでもちょっとねてしまいました。
そのあととりしまりやく?とかいうひとのはなしではずっとねてました。
きょおわいつものとこじゃなくて、おっきいかいしゃのほーるでした。
おっきいかいしゃはおっきいので、ビルもすごいの。
うちのかいしゃのしゃいんの200ばいもしゃいんがいるの。
くらべものになんないの。
すげえな。
でも「きぎょうりんりのおななし」というむずかしいおはなしもきいたら、おっきいかいしゃわむかし、わるいことおしてしまったんだって。
だからわるいことしないようにがんばってるんだって。
いろいろあるね。

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初立ち読み

お節に飽きたらカレーもね!ということで、無性にカレーが食べたくなったのだが、あいにくにんじんを切らしていたので、買いに出かけた。
買い物のついでに本屋に寄ってちょっと立ち読み…と思ったら、なんと二時間も立ち読みしてた!
自分が恐ろしいよ!
今回は「毎日かあさん」を読破していたせいもあるんだけどさ。
あと「やつがれとチビ」は泣いた。
はあ~…今年もこんな感じで。
カレーは辛口にしてみたら美味しかった。

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困ったじいちゃん

今日は母親の実家へ行ってきた。
母は行く前に「調子が悪い」と言っていて、熱を計ったら38度を超えていた。
にも関わらず「絶対行く!」と言って聞かないので、仕方なく途中までタクシーを使いつつ出かけることに。
向こうでは珍しくすでにほぼ全員が集まっていて、私もそれにつられてついつい飲みすぎ。
いつもは運転があるから飲めなかったんだけど、今回はタクシーだから!
いやあ~飲めるってすばらしい。
しかし調子こいて飲みすぎて、みんなに「顔が真っ赤だ!」とビビられた…。
心配していた母の体調もそれほど悪くなさそうだったんだが、他に問題が…。
おじいちゃんが近くの神社におまいりに行ったきり、二時間経っても帰ってこないので、一応正月だしおじいちゃんに顔を合わせずに帰るのも…という雰囲気になって、みんなでおじいちゃんの帰りを待ってたんだが。
帰ってきたおじいちゃん、「待たせて悪かった、って言えばいいんだろ!」だとさ。
その後半をカットすれば万事まるく収まるのになあ…。
頑固じじいだから。
他にも、おばさんが買ってきた二万円もする枕を「あんなの使えねえ!」とか言ったり、米寿を前に傍若無人。
みんなに散々「おじいちゃん、それはよくないよ!」と説教されたのだが、聴く耳持たず。
なんとなく気まずい雰囲気でみんな帰ってきたのだが。
さっきおじいちゃんと同居している叔父さんから電話があり「本人も反省している」んだって。
本当かどうか超あやしいけど…。
叔父さんがみんなに気を遣ってそう言っているだけという気もするが。
こういう人のいい叔父さんだから同居できるんだろうなあ。
感謝感謝。

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2008(?)年ランキングベスト5

今年もまた新刊読んでねえなあ~。
まあ図書館で借りている以上しょうがない部分もあるんだが。
しかも年越しちゃってるしなあ。
そんなグダグダですが一応。

まずは第五位!
ダン・シモンズ「ザ・テラー」
これ結構悩んだんだけど、何の気なしにふと思い出したりして、意外とトラウマになっていることに気付き、五位に入れてみました。
極地の冒険は準備を万端に…という教訓とともに。
変な化け物の存在よりか、大量に持ってきたはずの缶詰が腐ってたりとかいう方がよっぽど怖かったのだった。

それから第四位!
東村アキコ「ひまわりっ!」
これも新刊というかまだ進行中というか…なのだが、このマンガとの出会いは大きかった。
ありがとう!
これからも副主任についていきますぜ!
アキコはわりとどうでもいいけど!

そして第三位!
上橋菜穂子「獣の奏者」
「守り人」シリーズの方がインパクトは大きかったものの、新刊という括りだとこっちになるかなあと。
アニメ化希望!とか言ってたら、本当にアニメ化されるんですね。
ただ「子供向けアニメ」になっとる…。
前半は子どもだけど、後半は恋愛とかが絡んでくる大人の話なのにい…。
やっぱり自分で作るしかないのか。←無理。

いよいよ第二位!
伊坂幸太郎「ゴールデン・スランバー」
もう一冊「モダンタイムス」は未読ということで。
この本、ちえぞうさんは色々思うところがあるみたいだけど、伊坂幸太郎の集大成というか、持ち味が全部出ているいい作品だったと思う。
結末だって後味がいいしね。
「管理社会へ警鐘を鳴らす」という意味合いはない!と作者の人は言っているが、立派に警鐘鳴ってるでしょ。
それもコミで私はいいと思うのだが。

そして栄えある第一位は!
どろどろどろどろどろ…コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」です!
作品としてはむしろ地味なんだけど、胸に迫るというのか、非常にいろいろ考えさせられる小説だった。
これも映画化とかいって、どうなるのか非常に不安だけど。
余計なエピソードとか付け加えずに、原作通りに作れたら天晴れ。
コーマック・マッカーシーは「国境三部作」も読んだけど、こっちは好き嫌いがわかれそう。
むしろ初心者には「ザ・ロード」の方がおすすめかと。
SF設定だけど、ストイックな文章なのであんまりそういう感じはしないし。

というわけで。
うむむ…。
「このミス」とかで入っている本をろくすっぽ読んでいないというのがバレバレのランキングだけど。
ほら、ジャンル問わずだからさ。いろいろになっちゃうのよ。
…今年はもっとたくさん本読もう。

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あけました

2009年です。
今年もよろしくお願いします!

ということで、今日は初詣に行ってきた。
いつもと同じ近所のお大師さまなんだけど、なんでか知らんが今年は警察が入場規制していて訳のわからんことになっていた。
余計なことすんなや!
お参りなんて数十秒で終わるんだから、どんどん人を流していけばいいものを、少しずつ人を止めて流しているもんだから、かえって行列がすごいことになってて。
しかも入り口で規制しないで、参道の途中で「正門を出て違う門から入ってください」とか放送している。
誘導下手すぎ!
年末の買い物の誘導が超一流だったせいで、余計にその誘導の下手さ加減が気になった。
警察に聞こえるように「ここでそんなこと言ったってダメだよ!正門の前で言わないと!」と嫌味たらしく言うわたし。
こうやって人は年を取っていくのです。
…もうちょっと初心に返ろう。

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ありがとうございました

今年一年ありがとうございました。
後半ちょっとグダグダになってしまったのが悔やまれますが、来年はもうちょっとまともに更新しようと思います。
2008年12月31日までの累計アクセスは、21461でした。
来年もよろしくお願いします!

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