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脳内かふぇ

本屋の件がいまだに悔しいので、漫画喫茶を開店することにしました。
脳内で。
…。
その名も「こみかふぇ」。
かわいいでしょ。コミックカフェ=漫画喫茶ってことなんだけどさ。
つか、すでに商標登録されてそうだ。
まあいい。
ここは女性客オンリー。男性客は女性同伴以外お断り。
なんたって、ウリが「少女マンガの品揃え日本一!」ですから。
つねづね、漫画喫茶における少女マンガの少なさが疑問だったのだ。
「ガラかめ」や「SWAN」といった王道から、「ハチクロ」「のだめ」といった最新作、果てはBLまで、オタク女子たちが泣いて喜ぶラインナップを取り揃えております。
脳内でだけどな…。
もちろん全個室。すべての個室にPC完備。
ドリンクフリーだけど、ただのドリンクじゃありませんことよ。「アップルティー」とか「カフェモカ」とか、乙女ゴコロをくすぐるドリンクも豊富。
スナック類もコンビニで買えるようなものじゃなくて、マフィンとかクッキーとか、一ひねりあるものをご用意。
ただしフードは用意しておりませんので、ご自由にお持込ください。
あ、電子レンジと電気ポットもご用意しておりますです。
24時間営業なので、シャワー室完備。(もちろん女性のみ使用可)
店内が一日中薄暗いのもなんか気持ち悪いと思っていたので、9時~21時までは店内を明るめに、夜間は薄暗い照明に切り替えて。
ポイントカードも作っちゃおっかな。
20ポイントでマフィン1個、50ポイントで一時間無料。
ん~それにしてもどんなマンガを置くか悩むな。
少年マンガ系も、すでにパロディが確立しているようなものは置いておきたい。
逆の少女マンガでも「マーガレット」系はあんまり置きたくない。個人的に好きじゃないから。
いいんだよ。私の店なんだから。
うわ~夢がふくらむ。
脳内だけどな…。

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かくに

今日は漫画買いに出かけた。
お昼は満を持して、以前母親と食べに行った店で、「豚角煮定食」を!
これがどえらいうまかった!感動した!
ご飯がお茶碗にマンガでよくあるような「てんこ盛り」にされていたので一瞬びびったが、角煮に味がしみてておいしくて、ぺろっと平らげた。
とろろの小鉢もついてたので、最後はそれをご飯にかけて。
あ~至福。今度からここの常連になろう。
ただ一つの心配はカロリーだけども…。
しっかし愛用していた本屋が立ち読みできなくなったのは、本当に痛い。
ついつい通ってしまうんだが、「本が読めない…」と愕然とする、というのをすでに二度も繰り返している。
多分、現実が直視できてないんだと思う。

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東野圭吾「容疑者Xの献身」

ええ、今さらです。
めっちゃくちゃタイミングを外してますが、今さら読みました。
あ~確かにええ話や。
ただ、途中でトリックがまるわかりしてしまったので、最後の感動がちょっと薄かったかも。
だってヒントが多すぎるんだもん。
あと湯川がな~。湯川の気持ちもわからんでもないけど、湯川の行為によって救われた人は誰もいないじゃん。
石神のことを思っての行為だったんだろうが、結果的に一番石神を傷つけてしまったじゃん。
まあ湯川のせいというよりも、人は自分の罪を償うことでしか救われる道はない、ってことなんだろうな。
刑罰を免れたとしても、それで救われることはないと。
だからあえてああいう結末にしたんだろうけど、それにしても救いがなさすぎ。
どうでもいいが、堤真一って全然原作通りの石神じゃないじゃん。
美形すぎでしょ。

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内祝い

この間、出産祝いを贈った友人から、内祝いが贈られてきた。
なんか、明らかに私一人だけのために慌てて買い足して送ってきたっぽい…。
ちょっと申し訳ないかも。
向こうから「生まれました」という連絡が来たのも遅かったし、それからお祝いを贈るのもちょっと時間が経ってからだったので、そうなるんじゃないかという予想はしてたんだが。
内祝いを断ってもいいものか判断がつかなかったので、「お返しはいらない」とかいうことは言わなかったのだった。
それでよかったのか…。
そういえば、私もそろそろ「伯母さん」になるんだよな。
うわわ、フクザツ。
これが姉の子どもとかだったら手放しで喜ぶんだけど、弟の子どもってちょっと距離があるというか…。
義妹の立場を思うと、あんまりベタベタもしにくいし。
むずかしいわ。

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三津田信三「十三の呪」

死相観探偵シリーズ…だったか?
他人の死相を見ることができる青年が、「探偵事務所」を開き、心霊関係の謎を解いていくという話。
でも、この話はあからさまに短編向きの話を文庫一冊分に引き伸ばしたという感じで、中身は結構スカスカ。
人だけはどんどん死んでいくけど、それがあんまりご都合主義というか、「十三の呪」の定型にはめるための死で、ちょっと感心できなかった。
探偵役の青年も、あまりにも無感動。死というシチュエーションに麻痺しているせいかもしれないけど、あまりにもノーリアクションすぎて面白くない。
最後の呪いの解き方も、「そんなんでホントに大丈夫なの…?」と疑問だったし。
多分続編を読むことはないだろう。

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その後

ニャン太のその後。
結局母親に病院に連れていってもらい、声については何も問題ないといわれた。
ただ、昔ウイルス性腹膜炎をやっているので、それは再発しないように注意するようにいわれたらしい。
あと便秘気味なので、それ用の薬とペットフードをもらってきた。
しっかし、薬を飲ませるのが一苦労なんだな…。

光のその後。
結局キャンセルの電話を入れた。
「どうしてですか?」と当然のように聞かれて、「プロバイダがどーたらこーたら」と言ったら、「今のままのプロバイダにすることも可能ですよ」と言われた。
なんかめんどくさかったので、「よくわからないので、とにかくキャンセル」で押し通したら、「では担当に者に改めてお電話してください」と。
めんどくさ!
仕方ないのでまた電話したら、「どうしてですか?」と同じことを聞かれ。
プロバイダを理由にするとまたいろいろ説得されそうだったので、「父親に内緒でことを運んだら、料金が上がるということをうまく説明できなくて…」と適当に話をでっちあげたら、「それでは仕方ないですね」とすぐに納得してもらえた。
やれやれ。
とりあえず、ADSLが廃止になるか、全世帯が光になるか、それまでは様子を見ることにしよ。

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光?

しょっちゅうしょっちゅう、NTTから「光にしませんか?」という電話があって、そのうち時代は光になるのかと思い、うるさいからOKしちゃったんだけど。
…失敗したかもしんない。
「NTTなんちゃらなんちゃら」と名乗っているので、てっきりNTTの光推進部門みたいなところからかと思いきや、ただの代理店だったらしい。
そんでプロバイダを変更しろという。
「トッパ」とかいう聞いたこともないようなプロバイダ。
私が知らないだけかと思い、まあプロバイダなんてどこでも大して変わらないからいいか…と思いつつ、一応ネットで調べてみたら、情報が全然ない…!
マイナーすぎて評価もされてないみたい。
うわわ…不安が急速にふくらむ私。
どうやら、そのプロバイダを押してくる代理店はちょっと怪しいみたい。
もちろん、ちゃんと工事とかはしてくれるんだろうけど。
でもよく考えたら、このブログもニフティのプロバイダ使っているからなんだよね。
プロバイダ変えたら、このブログはどうなるんだろう?
よくわからないし、とにかく不安が募る一方なので、キャンセルしようと思うのだが。
まだ間に合うかなあ。
工事は全然先だから、大丈夫だよね?

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変な鳴き声

最近ニャン太の元気がなくて心配だ。
そもそもの原因は、もしかしたら夜中の二時に「外へ出せ~」と起こされて、そのまま朝まで出しっぱなしにしてたことなんじゃないかと思うのだが。
とにかく、えさをあんまり食べないで、一日中寝てばっかりいる。
普段は朝五時に起こされるのに。
そんで今日は、なんだか鳴き声までおかしくなった。
いつもは「なーん」って感じの鳴き方なのに、今日は「ア・ア・ア・ア」みたいなかすれ声。
風邪なの?つか猫も風邪引くの!?
ほんとに、猫ってやつは自分で「今日具合がちょっと悪いんで」とか言わないので、心配させられっぱなしだよ。
病院に連れて行くかなあ。

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桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」

赤朽葉家の女三代の物語。なかなか面白かった。
いわゆる「ライトノベル」系の話はちょっと受け付けなかったが、今回みたいな「寓話」めいた作風は好きだ。
そういえば、「青年のための読書クラブ」もこんな雰囲気だったっけ。
だいたい「三代記」というと、昭和初期から始まるのが多いのだけど、時代がぐっと下がって1953年から現代までの話。
私なんて、この二代目とほぼ同世代。ちょっとショック…。
山の人として生まれ、赤朽葉家に嫁いで「千里眼」と呼ばれた万葉、その長女でレディースのヘッドとしてぶいぶい言わせたあと、漫画家として有名になった毛鞠、そしてその娘でありながらごくごく平凡に育った瞳子。
この瞳子の視点から祖母と母の生涯が語られる。のだが。
どうも「万葉」が中心というか、客観的にも作者の意図的にも万葉に一番重きを置いているので、他の2人のインパクトがどうしても弱い。
とくに毛鞠は、造形としてはなかなか魅力的なんだけど、どうも遠すぎて感情移入できなかった。
逆に瞳子は近すぎて、読んでいてあまり面白い部分がなかったが。
それでも、全体としては伏線の張り方とかがうまくて、かなり引き込まれた。
最後の「空飛ぶ一つ目男」の謎にはじわりとさせられる。

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森博嗣「カクレカラクリ」

爽やかな青春の1ページ…って感じ?
大学の同級生花梨にほのかに思いを寄せる栗城と、その友人の郡司は、夏休みに花梨の実家へ遊びに行くことになる。
実家の近くにあるという産業遺跡が目当てだったのだが、そこには「隠れからくり」という伝承があった。
どうやら互いに対立している花梨の実家と山添家の過去にまつわるようなのだが…。
なんでか知らないが、森博嗣って花梨みたいな女の子がよく登場するよね。
一見お嬢様風なのに、実はバイクを乗り回したりしちゃうというような。
この手のタイプは苦手なので、栗城の気持ちがぜんぜんわからん。
でも郡司はいいキャラ出してた。ちょっと犀川先生ちっくで。
なんかやたらとコーラを飲むシーンが出てくるなあ…と思いきや、最後のページに「コカコーラの120周年記念出版です」と書いてあった。
あ~そういやこのカラクリも120年ぶりという話だったし。
なるほどね。
小説の謎よりもそっちの方が腑に落ちた。

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恩田陸「猫と針」

作家が脚本を書くことの難しさをひしひしと感じた。
今、人気のある脚本家って、大体「劇団」として芝居の脚本を書いてきた人たちなんだよね。
三谷幸喜とか宮藤官九郎とか。
それが何が違うかっていうと、「動き」なんだと思う。
うちの愚弟も大学時代に学生演劇をやってたからわかるんだけど、実際に演技をしたことのない人間がいきなり脚本だけ書こうとすると、どうしても「台詞だけ」になっちゃうんだよ。
そこに人間の動きが感じられない。
この「猫と針」も、密室劇ということでそれほど動きは必要ないんだけど、見事に「台詞の応酬」だけになってしまった。
キャラメルボックスがどう上演したのかは知らないけれど、微妙にわかりづらい話だったんじゃないかという気がする。
小説としてはかなり短い話だけど、芝居として上演するとそれなりの長さになってしまって、結局それはストーリーを盛り上げるのに十分な長さが足りないということにつながるわけで。
最後急に話がとんとんと片付いてしまって、カタルシスが足らなかった。
作者本人が「書いててぞっとした」というシーンも、文章としてはそうかもしれないけど、台詞としてはややインパクトに欠けるのでは…。

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柄刀一「黄昏たゆたい美術館」

絵画修復師シリーズ。
主人公があんまりアクが強くないので、それほど気張らずに読める。
ただ、絵画の知識が微妙に必要。
ヤン・ファン・エイクって、私はたまたま知ってたけど、あんまりメジャーな画家じゃないよね…。
あとゴッホとゴーギャンの話は、あれはどこまで信じていいのやら。
物凄い「発見!」みたいになってたけど、根拠のあることなのか、それともあくまで創作上のフィクションなのか…。
まああんまり突き詰めて考えないほうが楽しめるかも。
今回、今までありえないほどイイ子ちゃんだった、息子の圭介くんが珍しく反抗期。
母親を知らずにそだったので、母にたいする思慕がちょっと屈折したかたちで出てきてしまったみたい。
まだ8歳とかなので微笑ましいけど、シリーズの今後もあまり成長させないでほしいなあ。

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今日の漫喫

またもや漫喫。
これでいいのか私の人生。
でも個室でひたすら漫画読んでいるときが一番幸せ。

今日の収穫は東村アキコの「海月姫」。
これ買おうかどうしようか悩んでいたんだけど、とりあえず読んでみることに。
そしたら、他の「ひまわりっ」とか「きせかえユカちゃん」に比べると、少女マンガ色が濃いというのか、「めがねを取ったら実は…」みたいな古典的な展開で、わたしはわりと好きだ。
ちゃんと面白い持ち味も残っているし。
ただ、「オタク女=腐女子」というのは間違っていて。着物フェチとか鉄とかはオタクだけど、腐女子じゃないよ、と思ったけど。まあ一般の読者にとってはどっちでもいいのか。
あと、村上もとかの「仁」。全然読むつもりなかったのに、いつも通っているブログの人が「面白い」というので読んでみたら、確かに面白かった。
ただちょっと歴史を変えすぎ?なところが気になるけど。
それから「鋼の錬金術師」。ひ、久しぶりにハボックが~!ハボック萌え~!
そろそろクライマックスに向かっている感じなんだけど、連載が終わっちゃうのは悲しいし。どうなるんだ。
それにしても、あんまり部屋が寒いので、カウンターに訴えて冷房を切ってもらった。
…なんだ、切ってくれるんだ。
いつも我慢してたのに…。

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とりはだ

う~んう~ん。
会社で苦手な人が出来てしまった。
そうなると仕事が辛いので、人間関係はなるべく深く考えないようにしてきたというのに。
うちのパートさんの仕事がいっぱいいっぱいになってしまったため、簡単な仕事を隣の部署のパートの男性に任せたんだけど。
こいつが人の話をぜんっぜん聞かねえ!
とりあえず仕事の説明をしようと、「手が空いたら説明しますので声かけてください」と言ったら、私に声をかけずに勝手に仕事を始めてる。
もちろん、予想でやっているだけなので、ちゃんとした手順を踏んでおらず、こっちが慌てて「今説明しますから!」と止める始末。
元々、その人の手が空いたとき、という約束なので、「忙しいときにはあらかじめこちらに言ってください」とお願いしておいたら、「今日はできません」と朝一番で言いに来るのだが。
その距離が近い!近すぎ!
なんでそんなに近づいて、耳元でこそこそささやくんだよ!
あー…鳥肌が立った。
正直キモい。
も~顔を合わせるのも苦痛で、「忙しい」と言いに来たときも、「はいわかりました」って目を合わさないで答えている。
なんだろうなあ…。生理的に受け付けないっていうのか。
仕事頼まなきゃよかったよ…。

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万城目学「ホルモー六景」

「鴨川ホルモー」の番外編集。
後日談かと思いきや、後日の話はまったくなく、本編中の裏話とか、スピンオフとか、いろいろだった。
「ホルモー」でここまで世界が広がるっつーのは面白いな。
「もっちゃん」と「長持の恋」は、思いのほか話が大きくなってちょっと驚く。
そこまでスケールを大きくしてしまっていいのか…?
でもまあ押し付けがましくないのでよしとするか。
「ローマ風の休日」「丸の内サミット」はちょっと甘酸っぱい感じの話。
凡ちゃんの意外な一面が見られたのはよかったけど、安倍との後日談が読みたかったよ…!
「同志社大学黄龍陣」は、なんと芦屋の元カノのお話。本編ではとんだ悪者風に扱われていた彼女だが、こちらではごく常識人なので好感がもてた。というか、今カノよりもよっぽどいいよ。
芦屋ってかっこよくて頭がよくて…みたいに安倍から嫉妬されているわけだが、こういう彼氏って必ずしもいいことばっかりじゃないんだよなあ。
頭がいい男って、ほんとに女を小ばかにしがちだし。なんか共感してしまったよ。
「鴨川(小)ホルモー」は女2人の友情物語。これも、女性心理をついていて面白かった。
これ、まだまだ続編とか出せそうだけど、どうするんだろ。
これでおしまい?

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小川一水「時砂の王」

小川一水強化月間完結編。
「じさのおう」と読むのかと思ってたら、「ときすなのおう」だった。
いや~これを最後にしてよかった。これが一番よかった。
内容は結構複雑…というか、タイムトラベルものって、どうしてもその理屈に関わってくるので、話が混乱しがちなんだよね。
ただ「時砂~」はタイムパラドックスについても、理由はわからないとはっきり開き直っているので、かえってそれで納得できた。
変にこじつけられると余計に訳がわからなくなってくるので。
ETと呼ばれる謎の生命体によって、壊滅の危機にさらされている地球。
「知的生命体」(アンドロイドみたいなものか?)として生まれたオーヴィルは、「メッセンジャー」として時代をさかのぼり、そのときどきの人類たちと結束して、ETを排除しようとする。
だが、ETたちの介入はどんどん時代をさかのぼり、とうとう分岐点たる卑弥呼の時代へ。
卑弥呼として生きる彌与は、オーヴィルの助けを借りて、ETたちと戦うのだが…。
この彌与の造形が非常に魅力的。カリスマなのだが、人としての情を失わない。そしてタフ。
オーヴィルもすごくいいキャラなんだけどね…昔の女をいつまでもひきずっているのがなあ…。
いや、それがオーヴィルの戦う原動力となっているから否定もできないんだけど、でも読み手としては彌与に感情移入しているわけだから、結構昔の女の存在はうざい。←鬼?
大団円といってもいい終わり方なんだけども、なんか切なくて最後泣けた。
本読んでうるっときたのも久しぶりだわ。
これは今のところ、小川一水の作品の中でも一番かなあ。

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湯山玲子「女ひとり寿司」

「悶々ホルモン」を読んで、こっちが気になり早速借りてみた。
うむむ…。
最初は年齢の差かと思ったのですよ。
「悶々~」は自分では年増ぶってたが所詮二十代。まだいろんなザワザワしたことが気になるお年頃。
一方「女ひとり~」は四十代と、酸いも甘いもかみ分けたお年頃。
だから「悶々」はホルモンという題材にも関わらず、悶々とした雰囲気に満ち溢れているが、「女~」は寿司という題材にも関わらず、はっちゃけていて読んでて楽しい。
でも違うな。
これは年齢差というよりも時代の差かも。
バブルの一番美味しいところを味わってきた世代と、「ばぶる?それっておいしいの?」という世代。
その差が、ホルモンと寿司、そして悶々とはっちゃけの差なのだ。
と私なりに分析してみたが。
私自身はどっちつかずというか、ちょうど両者の真ん中に位置するので、かえってどっちの立場にも立ちにくいっつーのか。
一人で寿司屋に入る勇気はないが、かと言ってホルモンでお茶を濁すのは微妙にプライドが許さないという。
一番面倒くさい世代かもね。
それにしても、やっぱいい寿司は高いなあ。一人二万円が当たり前って。
美味しいのはいいけど、やっぱりコストパフォーマンスの悪さを感じるんだよね、寿司って。
だって半分以上はご飯でしょ。それなのにその値段?
…これじゃ永遠に「銀座久兵衛」には行けないわ。

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有川浩「別冊図書館戦争 2」

それでその後あの人たちは?
ということで、気になる手塚と柴崎のその後。
だけじゃなくて、別の話も入っていたけど、それはまあどうでもいい。
ストーカーに付きまとわれるようになった柴崎に、手塚は恋人のフリをして助けようとするのだが…。
正直、ここまで「ハッピーエンド!」にするとは思わなくて、ちょっと驚いた。
柴崎の素直じゃない性格からして、くっついたあとももうちょっと長引くのかと思いきや、あっさりゴールイン。
まあそれまでの経緯が経緯なだけに、展開が速すぎるということはなかったけれども。
しかし、柴崎に付きまとっていたストーカーの気持ち悪さがちょっと尋常じゃない。
ストーカー本人だけじゃなくて、その協力者がいるんだけど、そっちはもっと気持ち悪い。
あまりにも気持ち悪すぎて、なんだか不快感があったけども。
なんというか、柴崎と手塚の関係を進展させるための駒みたいだったというのか、不自然に「悪者」すぎた気がしないでもない。
まあ結局くっついたんだからよしとするか。
多分、このシリーズで私が一番好きなのは柴崎なんだろうなあ。

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小川一水「風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記 」

そんで第三弾。
これは文句なしに面白かった!
「風の邦~」がシムシティだとすると、「導きの星」がシムアースって感じ。
辺境の地に追いやられてきた騎士ルドガーは、泉に住む精霊(実は宇宙人)の助けを借りて、その地に町を作り上げようとする。
ところが、その町が発展するにつれて、君主や近隣諸国の王たちがその利益を狙いはじめる。
ルドガーは弟とともに、機転でそれらの危機を免れようとするのだが…。
「興亡記」とあるので、てっきり何世代にもわたっている話なのかと思いきや、ルドガーを主人公とした一代記だった。
でも個人的にはその方が感情移入しやすくて、よかったかもしれない。
とにかく、飄々としながらも町の人々を支配するのではなく、導いていこうとするルドガーが魅力的。
泉の精レーズも、情緒のない宇宙人から次第に変化していくのがよかった。
SFというよりもファンタジーな話だったけれど、一応史実にのっとっているので、世界観がしっかりしていたと思う。

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お昼にケーキ、三時にごはん

かんっぜんに計算を間違った。わたくしとしたことが…。
今日は友人の出産祝いを買いに出かけた。
そんで、お昼を久しぶりにコムサのカフェで食べようと思っていたのだが。
なんか不景気のせいなのか知らんが、ランチのパスタの値段が上がってる。
…前からこの値段だったっけ?
とにかく、ランチ+お茶+ケーキだと結構な値段になってしまうので、うむむ…と考えた挙句、お茶とケーキ2個にしよう!と決意したのだが。
ああた。ケーキ2個はなかなか注文できるもんじゃありませんよ。
とりあえず、1個食べて様子見てから2個目を注文するつもりだったのだが、タイミングを逃し、そのまま退場。
は、腹が満たされない…!
どこかの国のお姫さまが「パンがないならケーキを食べればいいのに」と言ったとか言わないとか。
しかしね。ケーキはパンの代わりにならん!身をもって知ったよ。
ケーキでお腹はふくれません!
そんで空腹のまま、出産祝いを探したのだが、これがまた大変で。
生まれたのが男の子だったので、夏用の服にでもするか…と思いきや、あるのは女の子用ばっかり。
そうだった。昔別の友人のお祝いを買うときも苦労したんだった。
そんで、いろいろいろいろ考えた挙句、オモチャにすることに。
しかしまだ6ヵ月の赤子に贈るオモチャも難しく、下手すると飲み込んだりして危ないし、かと言って乳児用だとあっという間に使えなくなるし。
ってんで、結局お風呂で使えるビニールプール、枕にもなるぬいぐるみ、ひっぱるとカタカタいって動く木製のワニ、という三種類に。
思いっきり優柔不断な選択。しかも三つは多すぎたかも。
ま、値段はちょっといい洋服一着分なんだけども。
買い物が終わるとどっと疲れが押し寄せ、眩暈もしてきたので、近くにあったスープストックに駆け込み、リゾット風スープをかきこむ。
時に午後三時。
あ~計算間違った。

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テレビっ子

最近なんだかテレビをよく見る。
残業で疲れてると、かえってパソコンの前に座る気があまりせず、(一日中パソコンやってたんだから当たり前だが)、ぼやーっとテレビを見てしまう。
そんで気付いたのだが。
私は結構、ベッキーと小栗旬が好きだ。
この2人の露出がこのごろ多いというせいもあると思うけど。
なんだか、この2人が出ている番組はついつい見てしまう。
金スマのベッキー特集も見ちゃったし、昨日のゴチ10も見ちゃったし。
この2人の共通点をあえて挙げるなら、「大人」ってことかなあ。
職業意識が高いというのか。
カメラの前で、常にテンションが同じ。気分とかで左右されない。
ベッキーなんかめちゃくちゃロケが多くて、海外ロケなんかスケジュールも大変だろうなあ…と思うんだけど、いつも元気で笑顔だし。
小栗旬もいろんな番組で似たよーなこと言われまくって、お酒のみまくっているわけだけど、取り繕っている感じがあんまりしないし。
かと言って、場の雰囲気を壊すようなことも言わない。
大人だね。
いつまでもその気持ち、忘れないでね。

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道尾修介「ラットマン」

途中まで、ぜんっぜん救いのない話で、どうしようかと思ったが、最後はわりに清々しい終わり方。
このどんでん返しが味なのかもしれんが…。
なんつーか、ダークな話と思わせておいて…みたいな話が多いよなあ、この人。
まあ読後感が悪くなかったのでいいけれども。
小さい頃に二階から転落して死んだ姉のことが忘れられず、鬱々としたものを抱えたまま大人になってしまった青年。
恋人が、自分以外の男の子どもを妊娠したことを知り、殺意を抱くようになる。
そして、彼が所属しているバンドの練習中に、恋人が頭部を打撲して死んでいるのが発見され…。
本当に途中までは、犯人まるわかりじゃん!姉の死の真相もまるわかりじゃん!
こんなの読んでも暗い気持ちになるだけだよ!と思いつつ読んだのだが、最後に意外な真相が明らかになる。
タイトルの「ラットマン」というのは、同じ絵でも他に並べられている絵によって、人間に見えたりネズミに見えたりする、というもの。
この話も、見ている人間によって、同じ出来事が全く違うように見えてしまうということから起きた、誤解と悲劇なのだった。
ちょっと綺麗にまとめすぎな感もあるけど…。

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小川一水「フリーランチの時代」

小川一水第二弾。
今度はバリバリSFな短編集。
「妙なる~」も悪くなかったけど、やっぱりこういうハードなSFの方が面白いわ。
特によかったのだが「Live me Me」。
事故によって重度の「閉じ込め症候群」(意識はあるが体を全く動かせないので、周囲からは脳死と同じように見える)になってしまった女性。
しかしコンピュータの進歩によって、自分の意思を外部に伝えることができるようになる。
やがて、ロボットを自分の意思で動かすことによって、動く体も手に入れることができたのだが…。
いつだったか、「ロボットは人間になれるか、なれないか」という論争を見たことがあったのだが、この短編のテーマはまさにそれ。
人間の心はコンピュータによって再現できるものなのか、それとも心という有機的なものは絶対に機械では実現できないのか。
うちの母親は二回ほど脳卒中で倒れているのだが、それを見てると、本当に人間って「脳みそ」次第なんだなあ…と実感する。
なので、個人的には「人間のように思考するロボット」が実現してもおかしくないと思うのだが。
表題作は、超あっさりした知的生命体とのファーストコンタクトによって、人類のあり方が根本から変わってしまう、という話。
しかし、どうしてそれで「ご飯代がタダ=フリーランチ」になるのかが、イマイチ理解できない。
「時砂の王」のスピンオフ作品も載っていたのだが、本編を読んでいないので、その経緯がわからず…。これもそのうち読まなければ。

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寿への道 36

前に一回会った人と二度目の。
これから付き合ってみよう!という前向きな面会ではなく、なんとなくメールのやりとりを続けてしまったため、断りきれなくて…というネガティブな理由だった。
顔を合わせるのは二ヶ月ぶり?くらいなので、正直顔を覚えているか不安だった。
何とか覚えてたけど。
でも話がはずまないはずまない。
最初の三十分は「具合が悪くなった」とか何とか理由をつけて帰ろうかと思ったよ。
でも、出かけた先が美術館だったので会話をしなくてすんで助かった。
そのあとは、ぼちぼちこの間と同じ会話の繰り返し…。
桜を見たり、バッティングセンターに行ったりして時間をつぶしたあと、オススメという中華料理店へ。
エビカニがダメな私は正直不安だったのだが、予想外に美味しかった。
揚げパンはもう一回食べたいなあ…。
でもまあ二度と来ないと思うけど。
この人とも、もう一回は多分ないと思うけど。
しかし辛い料理をビールで流し込んだせいか、帰ってからはげしい腹痛に襲われて参ったよ…。
ほんとに潰瘍性大腸炎とかじゃないよなあ。

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絵手紙展

母親がやっている絵手紙教室の展覧会があるというので、わざわざ電車に乗って行って来た。
駅からえらく遠いので、正直行きたくなかったのだが、「お客を連れて行かないとみんなに申し訳ない」と母親がうるさいので、お昼をおごってもらうかわりに行くことに。
お昼はとんかつ。なんか一つずつすり鉢を渡されて、自分でゴマをすってそこにとんかつソースをいれて食べる。
これが意外に香ばしくて美味しかった。
ちょっと肉の量少なめの定食にしたので、物足りなかったのが残念だが、味はよかった。
それから徒歩15分ほどかけて、展覧会場へ。
古民家風の平屋で、展示スペースはほんとに狭い。でも作品がセンスよく並べられていた。
それにしても、うちの母親の作品はひどいな…。
講師の先生がいて「色使いとか斬新ですばらしいですよ!」などと褒めていたけど、褒めすぎだろ。
猫の置物の絵なんて、化け猫?っつーぐらいゆがんでたしなあ。
ま、他の人のも素人に毛が生えた程度なんだけども。
向こうでお菓子をもらって、「わざわざ来てくれるなんて、いい娘さんね!」と褒められて帰ってきたのだった。

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笠井潔「青銅の悲劇」

分厚い!めちゃ重!
待望の「矢吹駆シリーズ最新作」というので借りてきたのに、矢吹駆が全然登場しないじゃん!
どういうこと?
昭和天皇が崩御する直前の日本のとある旧家で、昔から伝わる秘儀が行われた直後、家主の老人が毒を飲まされ殺されそうになる。
そこに居合わせた作家や、フランスから教師としてやってきていたナディアらは、「毒は何に入っていたのか、そして誰が毒を入れたのか」について延々と推理しあう。
そんな矢先、殺人未遂に遭った老人の息子にあたる男性が、庭で撲殺されているのが発見され…。
論理ミステリというのか、よくわからないが、まあ「超本格」とでも言おうか。
とにかく、謎解きのための謎解き。ストーリーはあってなきがごとし。動機もあってなきがごとし。
いい加減読んでいて辛いです。ただでさえ重くて辛いのに…。
途中で、殺人事件とは別のどんでん返しが待ち受けているのだが、感心したのはそれぐらいで、あとはただ文字を追いかけているだけの状態。
これ、4年近く連載していたらしいけど、連載時に理解できていた人はいるのかね。

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小川一水「妙なる技の乙女たち」

小川一水強化月間第一弾。
近未来の東南アジア、宇宙エレベーターが実現している世界で、地道に働く乙女たちを描いた短編集。
これを読んで、一瞬「小川一水ってもしかして女性だった?」と思って著者紹介を見たら、ちゃんと「男性」と書いてあった。
そうだよな。どう見ても他の作風は男だもんな。
個人的に一番気に入ったのは、水上タクシーで男性たちに混じって働く女性。
力仕事が多いだけに、いろいろと嫌がらせを受けたりもするのだが、「船が好き」というただそれだけで、どんな困難も乗り越えていく。
たくましくも清々しい。
今から約半世紀後という設定のはずなのだが、女性の地位が今と大して変わらないのがリアルだった。
たしかに、何千年も女性の立場は変わらなかったのに、この先五十年で激変するとは思えず。
やっぱりセクハラがあったり、肉体的なハンデで辛い思いをしたり、というのはそうそうなくならないんだなあと思わされる。
どれもわりとよく書けてはいるのだが、ちょっと女性たちがあまりにも「女性らし」すぎるのが気になった。
「乙女たち」が主題なんだからしょうがないんだけど、もうちょっと中性的な女性が多くてもよかったような。
個人的な好みですが。

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桜庭一樹「少女には向かない職業」

なんというか、先にタイトルありきな話のような。

ゲームだけを楽しみに、義父からの虐待に耐えつつ日々を送っている13歳の少女。
学校では明るく振舞っているが、家では打ってかわって息を殺すように生活している。
そんなある日、虐待を受けているところを学校の女子生徒に見つかってしまう。
彼女は「誰にも知られずに義父を殺す方法」を教えてくれるのだが…。

少女に向かない職業というのは、要するに「殺人者」のこと。
これは別に職業じゃないんでは…というツッコミはまあ置くとして。
家と学校で全く違う顔を持つ少女の二面性が結構リアル。
なので義父とのやりとりまでは読めるのだが、その後の展開が「妄想」か「現実」かあいまいになってしまった感じ。
最後の悲劇も、もしかして夢オチでは…と思うほど現実味が薄かったし。
そこにもうちょっとリアルを持ち込められれば、暗いながらもずっしりした小説になったと思うのだが。
まあライトノベル系なので、ずっしり感は不要か。

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