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恩田陸「不連続の世界」

日常とほんの少しズレた世界を描いた連作集。
最初の「木守り男」だけはアイデア一発と言う感じで収まりの悪い終わり方だったけど、他の話はミステリらしくきちんとオチが付いていた。
多聞という、これといった個性のない、しかし他人の話を受け入れやすい男が狂言回しとなって、消えた砂丘の謎や、赤い犬の映画の記憶、聞いた者は死ぬという噂のある女性歌手の歌など、さまざまな謎を取り上げるんだけど、一番最後の話で、ちょっと意外などんでん返しが待っている。でも後味は悪くない。
思うに、恩田陸は登場人物がただ雑談しているだけというシチュエーションを書くのがうまいな。
最後の話は、夜行列車の怪談話なんだけど、これもまたオチのついていない話もあるのに、結構読ませる。

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コメント

そういや醒子に最初に会ったときにとても他人とは思えなかったよ。
やっぱ私の生まれ変わりだったか!!

いや、生きてるて。

投稿: ちえぞう | 2009年12月 1日 (火) 07時10分

弟のヨメの手前、あんまりおおっぴらには言いにくかったが、ちえぞうさんにクリソツ。
びっくりした。

投稿: ロザリー | 2009年12月 1日 (火) 21時38分

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