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恩田陸「メガロマニア」

ミステリ作家・恩田陸の紀行エッセイ。
というか、連載当初はもっといろいろな構想があったらしいのだが、長期にわたる連載の挙句、最後は単なるエッセイになっていた。
なんだかなあ。
まあところどころ、小説のエピソードが入っているのが恩田陸らしいと言えばらしいか。
なんで紀行モノとしてイマイチなのかというと、やっぱりこの旅を主観的に捉えてしまっているからだろうなあ。
自分は何を見た、こう思った、というところでとどまってしまっている。
本人も語っていたけど。
本来ならば、主役は作者が巡ってきた遺跡そのものにあるはずなので、その描写をもっと精緻にしてくれてもよかったんじゃないかと思うのだが。
割と遺跡の描写はありきたりなもので、むしろ出会った人とかホテルの出来事とかの方が印象に残ってしまった。
それにしても、私の親戚の叔母さんは、ここまで行ったんだよなあ。
還暦過ぎて、ナスカまで行くのってすげえなあ。

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