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三浦しをん「星間商事株式会社社史編纂室」

完全に三浦しをんの趣味に走った小説。
私は非常によく理解できるけど、全然理解できない読者もいるだろうなあ…。
社史編纂室という、ほとんど業務らしい業務のない部署で働き、こっそり同人誌作りに精を出す幸代。
ある日、その同人誌を上司に見つかってしまうのだが、なんとその上司が「俺たちも同人誌を作るぞ!」と言い出して…。
なんというか、ほのぼのとしたお話かと思いきや、途中から会社の黒い過去とかが顕わになったりして、中途半端に話が大きくなってしまった。
ん~。これって連載モノを単行本化したときによく見られるパターンなんだけど。
一回一回に見せ場を作ろうとして、全体としてはなんだかちぐはぐな小説になってしまうという。
小説は書き下ろしがよいよ。
終盤はそれなりに盛り上げようとしているのかもしれないが、シリアスなのか単なるドタバタなのか、よくわからないままに終わってしまった感じ。
ただ、幸代の彼氏はものすごくいいな。
彼女の趣味には一切口を出さず、ほどよく不在になっていて、いっしょにいないときも浮気するでもなく、戻ってきたら結構ベタベタしてくれるという。
理想の彼氏じゃん!満足しとけよ!
はあはあはあ。
あと作中作のBL小説は私の好みじゃありませんでした…。

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