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水樹ケイ「鋼鉄のワルキューレ」

歴史群像大賞を受賞したらしい。
正直、戦争シミュレーションは大嫌いなのだが、これはそういうのとは違うみたいだったので借りてみた。
新人としては非常によくかけている小説だと思った。
第二次大戦末期の東部戦線で、金髪で美貌の中尉フリーデが率いる戦車隊は、ロシアの戦車隊と激しい戦いを繰り返していた。
すでに敗色濃厚であるにも関わらず、上層部の命令で命を散らしていく兵士たち。
フリーデはその奇跡的な統率力で、ケーニヒスティーガーを操り、敵を翻弄していくが…。
女性の中尉にこんなにみんなが素直に従ったりするものか?という根本的な疑問はあるが、史実にも忠実だし、戦略面でもかなり周到。
ただ、戦車のことがよくわからないので、ケーニヒスティーガーがどんなにすごい戦車なのかいまいち実感できなかった…。
最後はドイツが敗戦した以上、ある意味当然な終わり方なんだけど、それが逆にご都合主義的に主人公だけ生き残ったりするパターンじゃないのがよかった。
あとフリーデとクラウスのハーレクインちっくな関係もよし。
と思ったら、作者はレディーシ・コミックの漫画家でもあるらしい。
なるほど。

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