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マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟」

正直、読んでて辛かった。
何度読むのやめようかと思ったことか。
まあ、私の知識がないせいもあるかと思うが、日本人にはちとハードルの高い本だったと思う。
アラスカのユダヤ人特別区に住むユダヤ人の警官ランツマンは、自分が住むホテルの一室で起きた殺人事件を捜査することになる。
死体のそばにあったチェス盤を手がかりに、彼があるユダヤ人指導者の息子であることを突き止めるのだが…。
正直、このアラスカのユダヤ人地区というのが、架空の設定だということも気付かなかった。
私が知らないだけで、本当にそういう場所があるのかと思ったよ。
道理で、ローカス賞とかネビュラ賞とか、SF系の賞をとっているわけだ。
世界観が非現実設定なんだけど、その背後にある複雑なユダヤ人の立場というのは現実に基づいているので、余計にわかりにくい。
ユダヤ人=ホロコースト、ぐらいの知識がない私には、彼らがどんな思いを抱いているのかも想像できない。
なので、後半の急激な話の展開も、なんだかピンと来ないのだった。
前半は前半で、全然話が動かず、まるで泥の中を歩いているような感じなので、非常に読んでて辛かったし。
評判はかなりよろしい小説だが、あんまりオススメはしない…。

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