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道尾修介「カラスの親指」

この作家の作品って動物のタイトルが多くないか?
何らかの意図があるんだろうか。
どうでもいいが、この作者ってタイトルのつけ方が下手だと思う。
タイトルだけだと全然読む気がしない。
その上こじつけっぽい。
先にタイトル考えて、それにふさわしいエピソードを盛り込みました、みたいな。
その割に、あんまりセンスのいいタイトルでもなく…。

今回もまた、真骨頂の「大どんでん返し」。
人に語れない過去を持つ中年詐欺師二人組。
ある日偶然に出会った少女は、詐欺師の片割れがかつて騙した挙句自殺させてしまった女性の娘だった。
その事実をひた隠し、少女への償いをしようとするのだが、かつて詐欺師を追い詰めた男の影がちらつくようになり…。
なんというか、心温まる擬似家族の物語。
登場人物がいい人ばっかりなのが気になるが、それはそれとして、最後のどんでん返しはすごかった。
全然想像してなかった。
題材が詐欺師だけに、多少大風呂敷すぎるきらいもあるけれども…。
それは小説としてはまあセーフの部類だろう。

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