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P・G・ウッドハウス「ジーヴスの帰還」

疲れているときに読むと心が癒されるシリーズ。
バーティーがジーブスの留守に限って自己判断で窮地に陥るというのはいつものパターンなのだが、今回はわざわざ休暇中のジーヴスを連れ戻したりしているのだった。
毎度毎度、よくもまあこの主人のためにジーヴスも献身的に尽くすよなあと思うのだが、そこはそれ、バーティーも感謝の気持ちをお金とか旅行とかの物質的なかたちでちゃんと返すので。
本編のストーリーはもちろん面白いんだけど、あとがきのウッドハウスのエピソードもまた面白い。
ウッドハウスはイギリスからアメリカに帰化しているんだけど、80歳の誕生日には錚々たる作家の面々がウッドハウスに祝辞を送ったりしているのだった。
日本ではほとんど知られていない作家だけど、英米ではかくも有名だったんだなーと思うと、なんだか嬉しくなってくる。
まだまだジーヴスシリーズはばんばん翻訳していくらしいので楽しみだ。
この翻訳家の人もすごく作品との相性がいいと思う。
「けっ」とか「よしきたホー」とか。言い回しが絶妙。
原文はどうなっているのか気になる。

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