« 半年後 | トップページ | 人心掌握術 »

森達也 姜尚中「戦争の世紀を超えて」

森達也と姜尚中という、ちょっと意外な組み合わせが、世界各地の戦争の跡地をめぐり、いろいろと対談するというもの。
タイプが似ているのか似てないのかよくわからないが、2人の波長が妙に合っているので、すごく読みやすかった。
でも波長が合いすぎて、お互いの言葉がかぶる=相手の語尾を引き取ってしゃべったりすることがあって、逆にそこで読者が置いてけぼりになってしまったかも。
この2人の対談の何がいいって、シニカルに偏らないというところ。
「この世から戦争をなくすのは不可能だ」とわかっているけれども、戦争をなくす努力を決して怠ってはいけないというところで意見が一致している。
戦争というのは、どれも原因や経緯が違っている以上、過去の戦争を反省して新しい戦争を阻止する、というのは現実問題として難しい。
でも、だからといって戦争の存在を許容してしまうことは、未来を生きようとする人類にとって決してやっていはいけないことだと。
常に過去の戦争を戒めにして、新たな戦争をなくす努力をしていこうじゃないかと。
きれいごとかもしれないけれど、やっぱりそれは私も重要だと思うのだ。
それにしても、朝鮮戦争ってすごく身近にあった戦争なのに、その詳細を全然知らなかった。
冷戦なんかは形だけでも知識として入っているけれど、朝鮮戦争については情報皆無。
日本人にとって朝鮮戦争って遠いものなんだな。

|

« 半年後 | トップページ | 人心掌握術 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 半年後 | トップページ | 人心掌握術 »