« リチャード・ノース ・パタースン「野望への階段」 | トップページ | ジェフリー・ディーヴァー「ソウルコレクター」 »

ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの救済」

オッド・トーマスシリーズの第三弾。
今回の舞台はとある修道院。
よく考えてみると、ここはアメリカのはずなのに、カトリックの修道院が舞台なんだよね。
アメリカにおいては圧倒的にプロテスタントが主流で、カトリックはあくまで傍流という感じなのにも関わらず、修道院。
かつて自殺した修道士が鐘を鳴らす、という相談を受けて、修道院に滞在しているオッド・トーマス。
修道院には、かつて著名な科学者だった男や、元犯罪者だった修道士、そして素性のわからない謎のロシア人などが滞在していた。
修道院に隣接している重症障害児のための施設で、オッドは「ボダッハ」(大虐殺が起きるだろう場所に現われる幽霊みたいなもの)を見てしまう。
ここで何かが起こると予感したオッドは、その原因を探ろうとするのだが…。
雪山の山荘ならぬ、雪山の修道院が舞台で、その設定の特殊性が面白い。
登場人物たちも、単なる修道士・修道女ではなく、それぞれ個性が際立っているのもいい。
ただ、ちょっとカタルシスが物足りないかな~という気が。
異変の原因は、人類の存在の根幹を揺るがすような、ものすごいスケールの大きさなんだけど、それがなんだか中途半端に終わってしまったような。
もしかして、シリーズの続編で伏線としてまた登場させようという意図があるんかな。

|

« リチャード・ノース ・パタースン「野望への階段」 | トップページ | ジェフリー・ディーヴァー「ソウルコレクター」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« リチャード・ノース ・パタースン「野望への階段」 | トップページ | ジェフリー・ディーヴァー「ソウルコレクター」 »