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借りてきたマンガのことなど

ヤマシタトモコの「HER」と「LOVE,HATE,LOVE」を読んだ。
「HER」は、くらもちふさこの「駅から五分」形式というのか、微妙に登場人物がつながっているオムニバス。
中でも共感したのは、母親の浮気の現場を見てしまったことがトラウマとなり、地味な外見にも関わらず「ワンナイトカーニバル」を繰り返してしまう女性の話。
ワンナイト~というのはまあ、ゆきずりの人との一夜っつーことだけど。
別にそこに共感したわけではなく、女の幸福も不幸もすべてその母親に起因する、みたいな部分。
あー確かに…。
うちの母親は母親としてかなりよくできた人(だった。病気の前は)だけど、これがもっと問題ある母親だったら、私はいまこうして安穏として生活できなかったという確信があるもんなあ。
父親は、どういう人だろうがあんまり自分の人格形成に関係してこないんだけど。
不思議だな。
「LOVE~」は、バレエのダンサーになるという夢に挫折した女性が、隣に住んでいる二回り年上の男性に初恋をする、という話。
設定だけだと、西炯子の「オトコの一生」みたいだけど、あっちの男性がやや独善的というか、キャラが濃かったのに対して、こっちは年齢相応。好感が持てる。
なんでか、男性がすごい年上のカップルに対しては別に何も感じないんだけど、これが逆だとすごいタブー感を感じてしまう。
何か深層心理にあるのか?

ヤマシタトモコのマンガといっしょに、鳥野しのの「オハナホロホロ」も借りてきたんだけど。
これが結構びっくり仰天な話だった。
いや、ストーリーはかなりホノボノリーなんだけど。
家で翻訳の仕事をしている麻耶と、彼女と同居しているみちる、そしてみちるの息子ゆうた、同じマンションの別の階に住んでてしょっちゅう遊びに来る青年。
登場人物はほぼこの四人だけで、ちょっとケンカしたり誤解したりしながらも、プリン食べて仲良く生活するというそれだけの話なんだけど。
何がびっくりしたかって、登場人物が全員バイセクシャルなんだよな、これが!
みちると麻耶は、肉体関係もあった(ある?)女友達で、ゆうたの父親は若くして亡くなっているんだけど、遊びに来る青年とは実は恋人同士だっという。
なんだそら!全員バイセクかい!
完膚なきまでにほのぼのしていて、そういう生臭さが全く感じられないだけに、かえって違和感を感じるのは私だけだろうか?
まあいいけど…ゆうたはまっすぐ育ってほしいな。

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