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星亮一「平太の戊辰戦争」

最近、幕末のいわゆる会津戦争に興味があり。
徳川に忠誠を誓っていたはずの大名たちが尽く離反する中で、唯一それに対抗して悲劇の道を歩んだ会津藩。
まあその背後には、藩主が徳川と縁続きだったという理由があるんだけど。
会津というと、まず思い出すのは白虎隊だけど、お城が焼けたと勘違して切腹した少年たちの何倍もの人たちが、非業の死を遂げている。
この本は、陶工の息子として生まれながら、自ら志願して長州藩と戦った少年・平太の従軍記。
とにかく、何がいいって、一緒に従軍した父親との親子愛が泣かせる。
再会して喜んだり、父親が怪我をしたら、たった一人で背負って逃げようとしたり。
いろいろと危機的状況に陥るんだけど、そういう時に、かつて平太の父親に世話になったという人が現れて助けてくれる。
平太も大概まっすぐで正義感あふれるいい子なんだけど、こういう子に育つのはやっぱり親が立派だからだな。と実感。
でも、父親は怪我が悪化して結局亡くなってしまう。そのために平太は、会津の悲劇は上層部の無為無策のせいだと激しく批判するのだった。
確かに、もうちょっとうまく立ち回れていたら、これほどの犠牲者は出なかったんじゃなかろうか。

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