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姪っ子のたんじょうび

明日は姪っ子の誕生日。
ということで、うちの母親(ばあば)は早くから誕生日カードを用意して、今日あたりつくように送っておいた。
わたしも、本屋で三冊ほど絵本をみつくろって明日届くように送っておいた。
そしたら親父も、なんかシャツやらかばんやらを送ってたらしい。
いつ送ったんだか知らんけど、今日帰宅したら親父がいて、「なんにも言ってこないなんて非常識だろ!」と、弟のヨメに対して怒り心頭。
あー…。
いつもなら親父を擁護する気はさらさらないんだけど、確かに、ノーリアクションはあんまりな気がす。
ということで、弟に「親父が怒ってたからお礼を言ったほうがいいよ」と言ったら、「明日する」という二語だけの返事。
ぶっちゃけ弟がお礼しても意味ないので「遠まわしに、奥さんから言ってもらって…」とさらに言ったら、「明日は家族三人で過ごします。奥さんから電話します」と二行の返事。
あのさあ…。
わたしだってこんなこと小姑みたいに(実際小姑だが)言いたくないよ。
でもわたしが間を取り持つしかないでしょうが!
あーなんでこんなことでイヤな気持ちになってんだろ。
大体、弟が悪いんだけど。
あいつ、正直いって自分にしか興味がないから、こういう社会人的な常識を持ってないんだよな。
お中元でもプレゼントでも、もらったら即お礼の電話!これ常識!
はああ。
めんどくさ。

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中村文則「掏摸」

一時話題になっていた本。
未読の作家だったのでそれほど期待していなかったんだが、これが予想外に面白かった!
スリで生計を立てている男が、かつて位置だけ一緒に仕事をした男に見つけられてしまう。
自分の命と引き換えに、とある仕事を任されることに。
そんな中、たまたま出かけたスーパーでスリをしている親子を見つけてしまう。
見るに見かねて、その子供に手を伸ばしてしまうのだが…。
掏摸という、犯罪者が主人公の小説ではあるのだが、いわゆるピカレスクロマンというには雰囲気が違う。
ちょっと伊坂幸太郎を思わせるようなところもあるんだけど、もっとシリアス。
でもシリアルなだけじゃなくて、子供との交流の場面など、心にじんとくる場面も用意されている。
そのバランスが非常にうまい。
あと悪役の男の怖さ。なんだろう。世界は自分を中心に回っていると、正気で信じている男。
現実的ではなさそうで、妙にリアルなんだよな。
終わり方も、一瞬「?」となったが、よく読めばこれ以外なさそうな終わり方。

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ねこじけん

うちの猫は、この暑さの中でも食欲がますます増進中。
太ると心臓に負担が…。
不安。

そんな中、母親の友人の飼っている猫が行方不明に。
外には出したことがなかったのに、うっかり逃げ出してしまって、それ以来行方がわからないのだという。
何度か、新聞に「この猫知りませんか」というチラシが入っていた。
わたしも、会社の行き帰りとかに気をつけてみているんだけど。
そんで、今日母親が「猫見つかった?」と電話したら、まだだった。
というか、もう見つからないだろうな…という感じ。
そしたらそのあと、わざわざメールがあって、「携帯に電話があると、猫が見つかったという知らせかと思ってしまいます」だって。
あれ?
これって、「まぎらわしいから電話してくんな」ってこと?
わたしもどうかな~と思うメールだったのだが、母親はかなり怒ってた。
まあ、一応心配しているのに失礼っちゃ失礼だよな。
はああ。

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P・G・ウッドハウス「お呼びだ、ジーヴス」

そろそろ、このシリーズも終わりなのかなあ…。
今回は、シリーズとしては異例の「バーティー不在の回」なのだった。
第二次世界大戦後とおぼしきイギリスで、すでにおじさんの経済力にすがってのうのうと紳士生活を送っている場合ではないバーティーは、なんと職業訓練校に通うことに!
そんで、手のあいたジーヴスは、その間別の主人の下で働いている。
でももちろん、そこでもあれやこれやの騒動が起き…。
ストーリーのパターンとしちゃ、バーティーがいてもいなくても同じではあるんだけどさ、なんというか世知辛いというか…。
切ないわ。
最後、バーティーが職業訓練校から脱落してしまったことに、安心した。

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中島京子「女中譚」

永井荷風やら、林芙美子やら、近代文学に登場する「女中」という存在に注目し、彼女を視点にして、いろいろな文学を裏から描こうとする、ちょっと変わった試み。
元の話を読んでいないので、どこまで原作に忠実なのかちょっとわからないのだが。
試み自体は面白いし、全体を通して登場する女中は一人で、現代を生きる彼女の現実も入り込むので、パクリとかでは全くない。
だが、漂う雰囲気が暗くて、読後感がいい話では決してないのだった。
中島京子は、まだ「小さいおうち」も読んでないんだよなあ。

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佐藤多佳子「聖夜」

ちょうど、大学時代の恩師の葬儀の直後に読んだので、シンクロ具合にびっくりしたのだが。
舞台はとある高校のオルガン部。
牧師の息子として育った少年は、家を出て別の男性と再婚した母親に対して複雑な思いを抱いている。
そこへ、オルガン部の文化祭での発表会のチャンスが来るのだが、少年はあえて母親との思い出の曲を選ぶ。
オルガンに対する真摯な思いに嘘はないのだが、次第に選曲が重荷となり、文化祭を衝動的にサボタージュしてしまい…。
小説で音楽を表現するというのはかなり難しいのだが、今回のこれはなかなか成功していると思う。
曲を表現するのが上手というよりも、曲に対する気持ちを丁寧に描くことで、彼がオルガンに向かっている情景が見えてくるという感じ。
恩師の葬儀のときにも、ずっとパイプオルガンの演奏が流れていた。
特に上手とも下手とも思わなかったんだが…。
オルガンって、なんとなく個人の個性が出にくい楽器のような気がしていたし。
でもそんなこともないんだなと、認識を改めた。
この本は、学校と音楽のシリーズ三部作の中の一作らしい。
舞台も1980年代と、やや古め。
でもそれだけに、生徒たちが素直で好感が持てる。

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忙しい週末

疲れて頭が痛いっす…。

昨日は、通信教育のリアル講座があった。
いつもはメールだけのやりとりなんだが、昨日は実際に集まっていろいろ講義を受けるという。
これがめちゃくちゃ楽しくてなあ…。
今勉強しているのは日本の韻文(和歌とか俳句とか)なんだけど、昨日はいきなり吟行(といっても、集まった会場の周りをうろちょろする程度)したり、歌合したり。
集まるにあたって、宿題としてあらかじめ和歌を提出していた。
わたしは前回の同じ講義で評価された和歌を見ていたので、「これっぽいのが作りたい!」という大いなる野望を抱き、ちょっと背伸びしてそれっぽい和歌を作ってみたんだが。
それが一等に選ばれた!
うわーいうわーい!
まあ、あざといっちゃああざとい歌なんだけどもさ。
でももっと哲学的だったり、衒学的だったり、高尚だったりする歌もいっぱいあったのに、なぜ私の歌が選ばれたかというと、やっぱりわかりやすかったからだろうな。
難しい歌は解釈も難しいので共感しづらいものがあるから。
で、自分の歌を書いた短冊をいただいたのだった。
これは宝だなあ…。

そんでもって今日は、母親の実家に行ってきた。
なんか、たまたま叔母と電話する機会があり、その時に「おじいちゃんが急に痩せちゃって」という話を聞いて、心配になって見に行ってきたのだった。
会ってみると確かに…すごく痩せてる!
しかも、夏だっていうのに顔色も悪いし…。
「おじいちゃん、大丈夫?」と心配したら、「大丈夫なんだよ、俺はよ~。ちゃんと塩分とってな。脱水症状になんないように水飲んでるしな」とか滔々と語りだす。
「昔はおじいちゃん、女の人にいっぱい追いかけられて大変だったんだぞ~」とヘンな自慢まで出る始末。
あ、これは大丈夫だわ。
安心しました。
まあ、頭はしっかりしていても、もう88歳だから無理ができる年齢でもないんだよね。
今まで年齢より若かったから、年相応になったってことなんだけど。
従姉妹は今臨月っていうことで、おなかの大きさが大変なことになっていた。
ぱつんぱつん。破裂しそう。
元々すっごい小柄な従姉妹なので、これ自然分娩できるのか…?と余計な心配してしまった。
元気に生まれるといいなあ。

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カトリックお通夜

大学時代の恩師が亡くなったと聞き、昨日お通夜に行ってきた。
恩師とは言え、直接に教わったことはないのだが、一年だけ担任をしてくれた先生だった。
カトリック系の大学なので、その先生は本物の神父さまだったんだが、お酒が好きで好きで。
健康面では在学中からあまりいい話を聞かなかったのだが、とうとう69歳というおとしで亡くなられた。

しかし。
カトリック系のお通夜に参列するのは初めてで。
いろいろしきたりとかがわからず、ネットで一応勉強してから行ってきた。
数珠は不要とか、お香典を渡すときに「ご冥福を~」は禁句とか、みんなで賛美歌歌うとか。
賛美歌は4曲ぐらいあって、最初の「いつくしみ深き」しかわからなかった。
そのあと、神父さまの聖書朗読や説教、故人の思い出などを語ったり。合間合間に賛美歌が入る。
しかし…、神父さまなのだから当然なんだけど、ご家族がいらっしゃらないんだよね…。
もしかしたらご両親とかご兄弟とかはご健在なのかもしれないけど、式を取り仕切っているのはすべて神父さま仲間だった。
それはそういう生き方を選んだので当然なんだけど…なんか見ててちょっと寂しい感じがした。
わたしもこのまま独身で死んだら、見送ってくれる家族がいないのかもしれないなあ…と思うと、強烈に寂しくなった。
最後に献花をするのかと思いきや、お焼香。作法も仏教とほぼ同じ。
キリスト教でもお香はなじみのあるものらしいことを初めて知った。
で、先生のお顔を見ることもできたんだけど、痩せてしまってて面影が全然なかった…。
なんでも、先週手術をしたばかりで、それが失敗したとは言わなかったけど、うまくいかなかったということなんだろうなあ。
卒業後は一度も会ってなかったので、糖尿病で片足を切断して車椅子生活だということも、介護が必要な神父さまの住むハウスで暮らしていたということも、全然知らなかった。
まあ大学時代の恩師って、ちょっと距離が遠いから仕方ないんだけど。
でも、大学の教授として何年も教え子を送り出してきたというのに、参列者も思ったよりも少なかったし…。
大学生って全国から来るから、こういうときにさっと集まるのが難しいんだよね。
でも、やっぱり寂しかった。

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七河迦南「アルバトロスは羽ばたかない」

「七つの海を〜」の続編。
前作も、ひとつひとつは独立したエピソードながら、全体を通して別のストーリーが立ち上がってくるという、かなり凝った構成だったけど、今回も見事な叙述トリック。
まんまとひっかかってしまった。
児童擁護施設・七海学園で働く春菜。複雑な環境で育ったがために、様々な事件を起こしてしまう彼らのために、一生懸命尽くしている。
ところが、学園の生徒が通う高校で、屋上からの転落事件が…。
春菜が直面する四つの事件を挟みながら、転落事件の真相をたどるという構成。
かなりびっくりな結末なんだけど、他のエピソードも相まって、ちょっとウルウルさせられた。

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