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梨木香歩「ピスタチオ」

これを読んで、真っ先に思い出したのが、中島らもの「ガダラの豚」。
関係ないが、この「ガダラ」というのが出てこなくて、大分苦労した。
もうトシだな。
要するに、ちょっとした運命的なものに導かれてアフリカを訪れた主人公が、知人の日本人の足取りを辿るうちに、虐殺の犠牲となった双子のかたわれを探す女性の手助けをすることになる、という話。
どうでもいいが暗い。
なんでこんなに暗いのか。
しょっぱな、主人公の飼い犬が病気になるところから始まるのだが、それが必要以上に悲観的に描かれている。
あれ?こういう作風だったっけ?
「沼地のある森をぬけて」とか、確かにスピリチュアル系の話が多い作家だったけど、その中にもユーモアが見え隠れしていて、そこがよかったのに。
今回の話にユーモアは皆無。
ひたすらスピリチュアル、それもアフリカの呪術的なスピリチュアル方面の話になってしまっているのだった。
ん~。なにか心境の変化でもあったかな。

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