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三浦しをん「舟を編む」

久しぶりに一人称じゃない三浦しをんの小説を読んだ。
やっぱり一人称じゃない方がいい!
安心して読めたよ。
「大渡海」という、新しい辞書を作っていく人たちの群像劇で、何十年というものすごく長いスパンのお話。
始め新人だった登場人物が、最後には中年になっているという。
それだけに、最後の涙涙の終わり方がありきたりと言えないこともないんだが。
でもさすがにウルッときた。
私は割と、淡々と仕事するのが好きなので、辞書の編纂という仕事に憧れたこともあった。
しかし、こうして目の当たりにすると、やっぱり大変だなあ。
辞書が完成したら、その瞬間から改訂作業が始まる訳だから。
永遠に真の完成はないんだなあ…。

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濃いいちにち

昨日はいろいろあって疲れた。
まず、叔母が入院しているというので、母親といっしょに見舞いに行って来た。
親戚の家に行くと、従姉妹がうまれたばかりの赤ちゃんといっしょに来ていたので、あらかじめ買っておいた絵本をプレゼント。
喜んでもらえてよかったよかった。
そんで車でいっしょに病院へ。
なんでも、最初は腰痛で入院したのに、足を手術することになり、今度はその手術跡が膿んできてしまって、もう二ヶ月以上も入院しっぱなしだという。
し、知らなかった…。
従姉妹もマイコプラズマ肺炎で寝込んだというし、赤ちゃんもなんだか具合を悪くして、一時入院してたらしいし。
呪われている…。
おじいさんも、最近ボケはじめているという話だったので心配してたのだが、夏場に会ったときと大して変わらず。
でも、叔母さんが入院してしまったために、おじいさんの世話に従姉妹たちが時間をやりくりして、実家に通っているという。
うーん…なんだか申し訳ない。
とりあえず、ヘルパーを頼んだほうがいいよ!と主張しておいた。

その後、夜は通信教育の飲み会。
今度新しいコースが始まるので、その事前の相談会みたいな。
あー話を聞けば聞くほど、ゆーうつ…。
なんか、人としての適性を見られているような感じなんだよな…。
といってもさあ、私もいい年なので、必ずしも向こうが年上とは限らないところがつらい。
こう見えて、結構負けず嫌いなもんで。

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柄刀一「翼のある依頼人」

ナルコレプシーという病気を持つ、おっとりした主人公・松坂慶子さんとお仲間たちの探偵シリーズ。
探偵役が複数いるという、ちょっと珍しいパターン。
今回は慶子さんにも大輔くんという息子が生まれ、さらに賑やかに。
昔、すぐに居眠りする人をナルコレプシーとからかったこともあったけど、実際にはなかなか大変な病気だと思う。
特に小さい子供がいたりすると、うかつに抱っこもできない。
でも、そんな母親を庇おうと、子供が健気に育つんだなあ。
しかし、このシリーズの一番最初のエピソードにあたる話を読んでないんだが、刊行されていないのか?
今回も、ちょっと不穏な終わり方しているし、時系列じゃないという意味でも、一筋縄ではいかないシリーズ。

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酒井順子「来ちゃった」

最近、酒井順子ってこういう紀行文が多い。
「鉄女」というのを自他共に認めたからかなあ。
この間旅行に行ったばっかりなので、仕事とはいえこうやってつまみ食い的に日本全国を旅行できるのはうらやましい限り。
普段は旅行も億劫なんだけど、一箇所行くと、また別のところに行きたくなるなあ。
気になるのは、イラストのほしよりこ(猫村さんの)も同行していたはずなんだけど、文中にそれらしい描写が一切なかったこと。
普通同行者のことは多少なりとも触れると思うのだが…。
ここまで徹底的に書かないというのは、何か意図的なものがあったんだろうけど。
確かに、一つ一つのエッセイも旅行の内容のボリュームからするとかなり短いので、省略せざるをえなかったのかなあ。

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「海軍反省会」

本当は「400時間の証言」の方が読みたかったのだが、貸し出し中だったので、原本となるこちらを読んでみた。
難しい。専門用語が多いし。
要するに、太平洋戦争時に日本海軍の上層部にいた人たちが、戦後何十年か経って、自分たちが死ぬ前に、「なぜ海軍は戦争に負けたのか」を反省しよう、という試み。
お年を召した方ばかりなのだが、さすがに元々かなり偉い人たちだったので、発言は明快。
堂々巡りになったり、わき道にそれたりしないように、お互いに意識して話し合っていることが行間からも読み取れる。
ただ、やっぱり海軍関係者オンリーの席なので、読者にとってはわからない言葉とか人物とかがいっぱい出てくる。
そういう意味では、原本よりもこれを解説してくれる本を読んだ方が手っ取りばやいかもしれない。
しかも、この本は反省会のごくごく一部で、ようやくそれぞれ分科会を開いて詳細を詰めていこう、という段取りが決まるまでの会話しか収録されていない。
もちろん、教育問題とか機関科問題とか、いろいろ話し合われてはいるのだけど、核心部分までには至っていないのだった。
ところで、これって陸軍ではやんなかったのかなあ。

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ひっくりかえる

今日も漫画喫茶。
ほかに行くところないのか?
ないんですよ…。
今日はリクライニング席が空いてたので、そこに入ったんだが。
リラックスして漫画読みまくり。
ここは部屋が結構広いのでフルフラットにまで椅子を倒すことができる。
そんで、どんどん椅子を倒してたら…。
なんと、そのまま後ろにひっくり返ってしまったあああ!
ひっくり帰ったうえ、勢いでドアをはずした…。
あーはずかし。
カウンターに正直に申告したら、「そのままでいいっすよ」という返事。
ほんとにいいのかよ?
一応、上はつながってて下だけレールから外れた状態だったんだけど。
アタマぶつけたけど、驚きが勝って痛みはあんまりなかった。
でも今はちと痛い…。

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ダン・シモンズ「ロスト・シンボル」

おなじみ、ラングドン教授シリーズ。
これも前作を読んでから少し間が空いたので、いろいろ忘れている設定もあり。
もちろん単独で読めるのだが。
ラングドンって、直感像能力者という設定だったっけ?
なんでも、一度見たら記憶してしまうという、ある意味便利な能力なんだけど。
これまでもそういうことになっていたのか、すっかり忘れてた。

今回は、ずばり「フリーメイソン」がテーマ。
フリーメイソンの上層部にいる友人が拉致され、ラングドンは犯人の「暗号を解読せよ」という命令に従って、フリーメイソンの核心へと迫っていくのだが…。
もちろん、暗号解読もおなじみ。
それにしてもさあ、こんだけ二重三重になった暗号をつくるやつって、本当にいるのかなあ。
世の中、そんなに頭のいい人ばっかりじゃないと思うんだけど。
それより気になったのは、ラングドンといっしょに逃げることになる女性の研究で、「魂には重さがある」という発見をしたというエピソード。
これは創作なのか、科学的根拠があるのか?
wikiでは21グラムという説が載っていたが、ここではもっとわずかな量になっている。
それだけに信憑性があるというか。
結構気になる。

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