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「海軍反省会」

本当は「400時間の証言」の方が読みたかったのだが、貸し出し中だったので、原本となるこちらを読んでみた。
難しい。専門用語が多いし。
要するに、太平洋戦争時に日本海軍の上層部にいた人たちが、戦後何十年か経って、自分たちが死ぬ前に、「なぜ海軍は戦争に負けたのか」を反省しよう、という試み。
お年を召した方ばかりなのだが、さすがに元々かなり偉い人たちだったので、発言は明快。
堂々巡りになったり、わき道にそれたりしないように、お互いに意識して話し合っていることが行間からも読み取れる。
ただ、やっぱり海軍関係者オンリーの席なので、読者にとってはわからない言葉とか人物とかがいっぱい出てくる。
そういう意味では、原本よりもこれを解説してくれる本を読んだ方が手っ取りばやいかもしれない。
しかも、この本は反省会のごくごく一部で、ようやくそれぞれ分科会を開いて詳細を詰めていこう、という段取りが決まるまでの会話しか収録されていない。
もちろん、教育問題とか機関科問題とか、いろいろ話し合われてはいるのだけど、核心部分までには至っていないのだった。
ところで、これって陸軍ではやんなかったのかなあ。

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