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2011年ありがとうございました!

2011年もあっという間に終わりますね…。
正直、311からの一ヶ月がものすごく長く感じられたのに、その後は加速して過ぎていった気がします。
来年は平穏無事な一年でありますように。
何事もないということが、どんなに幸せなことか。
人間って、時々手痛いしっぺ返しを食らわないと、忘れてしまうんですよね。
私も来年は大台だしな…。
いろいろ思うところもありますが、とりあえずは元気で過ごせることを目標に。

2011年までのアクセス数は42487でした。
ありがとうございました!

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「生き残る判断生き残れない行動」

これを読もうと思ったのは、311の前だったんだけど、もっと早く読んでいれば、いろいろ勉強になることも多かったのになあ。
タイトルは過激だけど、実際には「サバイバルの知恵」的なものではなく、災害や事件に遭遇したときに、生き残れる人と生き残れない人の差を生んだものは何か、というのを地道に取材したもの。
いろいろ理由はあるんだけど、今回の311でも問題になった「正常性バイアス」というのは非常に大きい。
要するに、非常事態でも「そんなことが起きるわけがない」と、日常と同じ状態を続けてしまう、というもの。
同時多発テロのときに、ツインタワーから逃げ遅れた多くの人が、これのせいだったらしい。
でも確かに、311のときに「異常事態だ」とは思っていても、それが自分の生死に直結するとは思えなかったからなあ。
津波の犠牲になった人たちも、同じ気持ちだったんだろうと思う。
まさか自分が死ぬことはないだろう、的な。
でもそれって大間違いなんだな。
やっぱり大切なのは、普段から非常事態にどう行動するか、きちんと決めておくこと。
これに限る。

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森絵都「カラフル」

アニメ化されたのも知ってたし、大体のストーリーもわかってたので、今更という感じで読んでなかった。
でも、読んでみると確かにいい話。
ん~大人の視点だと、ちょっと出来すぎというか、キレイすぎる部分もあるけど。
ヤングアダルト向けならこんなもんだろ。
生前に罪を犯しながらも、特別に現世に戻ることを許された少年は、天使の監視のもと、いじめられて自殺をはかった少年として生きることになる。
記憶をなくしたために、まったく何のしがらみも持たずに生活することになった少年は、様々な問題に直面しながらも、なんとか乗り切っていこうとするのだが…。
少年の一人称のせいか、思いテーマのわりに、非常に文体が軽い。
ちょっと軽すぎるきらいもあるほど。
でも、まあヤングアダルトだから…。
オチは最初からわかっていたので、意外性はなかったけれど、やっぱりウルっときた。
こんなにうまくいくことはないと思うけど、いじめで悩んでいる少年たちには読んでほしい一冊。

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「日本海軍四百時間の証言」

「海軍反省会」を元にしたドキュメンタリーの裏側を、取材班の当事者たちが語るという、ちょっと複雑な構成の本。
ドキュメンタリーの中身自体は、テレビの方で見てもらって、本ではどうやってその取材を行ったか、ということに焦点を絞っている。
ん~でも、ここにも「太平洋戦争」の難しさを感じた。
今の視点から見れば、戦争推進派は悪、戦争忌避派は正義なんだけど、当時としてはまったく逆だったわけで。
現在の価値観から推進派を断罪してしまうのはどうかという疑問もある。
しかし一方で、今こそ推進派が一体何をやらかしてしまったのかを検証しないといけない、という使命もあるわけで。
今回のドキュメンタリーは「反省会」を踏まえていることもあって、かなり「断罪」寄り。
当事者(当時の海軍の上層部)の家族なんかに、事情を取材するいきさつなんかも書かれているけど、やっぱり家族にとっては戦犯なんかではなく、やさしい父親だったり、また軍部での態度とは裏腹に、家では戦争反対の姿勢だったりと、一面的には捉えられないことが多すぎるのだ。
だからこそ、こういう風にニュートラルな立場から取材することも必要なんだろうけども。
しかし、一番罪深いのは、当時の貴重な資料類がすべて処分されているという事実。
このせいで、現在まで不透明になっていることも多いし。
敗戦時に、アメリカに機密を渡したくないばっかりに、すべての記録が失われている。
そのせいで、こうやって個々の記憶に頼るしかなくなったわけで、つまりは客観的な事実というのが見えにくくなっている。
これは大きい反省点だと思う。

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中島京子「小さいおうち」

中島京子はいろいろ読んできたが、これは確かに名作だ!
「女中譚」に続く女中モノなんだけど、前作よりも全然いい。
やっぱり、主人公に感情移入できるかどうかというのは重要だな。
細かいストーリーは省くが、実在の絵本である「ちいさいおうち」を私は知らないので(読んだことあるかもしれなけど忘れた)、いまいち終盤の流れが理解できない部分もあったんだけど。
あと、最後にオチがある、ということは知っていたので、「もしかして、主人公の女中は空想?」とか考えてたら、全然違ってた。
でも、後味の悪くない、非常にすがすがしい終わり方。
ちょっと、小池真理子の「恋」を思い出した。
あっちは切ない終わり方だったけれども。
自分ではない人の、しかし非常に大切な人の、どうしても許容できない恋愛に直面したとき、どう行動するか、というところが重なって見えた。

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佐藤多佳子「第二音楽室」

「聖夜」に続く、音楽と学校シリーズの第二弾。
今度は短編集。
時代的には前作よりも現代に近くて、むしろわたし的には遠く感じた。
登場人物は小学生だったり高校生だったり、いろいろなんだけど。
どれも「音楽」によってちょっと成長をとげていく青少年が主人公になる。
へたすりゃ、青臭い青春ストーリーになっちゃうところなんだけど、そこをぎりぎりリアルな範囲にとどめて、なおかつ共感させて、なおかつイヤな終わり方をさせないというのはさすがだな。
この作者は、本当に思春期を描くのがうまい。
わざとらしくないので、素直に読めるのよ。

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堺雅人 伊藤一彦「ぼく牧水」

堺雅人というのは、あの俳優の堺雅人のことです。
堺雅人が、高校時代の恩師といっしょに、若山牧水に語るという、ちょっと変わったコンセプトの本。
若山牧水って、こういう歌人だったのか…。
なんか北原白秋とか石川啄木とかと混同しがちなんだよなあ。
もっとおおらかで豪快な人生のひとだった。

で、びっくりしたのは堺雅人の頭の良さ!
まあ早稲田大学に入ってたんだから(中退だけど)、それも当たり前かもしれないけど、文章の端々に、クレバーな雰囲気が漂っているのだよ。
なんか、高校時代につかこうへいの芝居をやったらしい。
そういうところもすごい。
もともと堺雅人が好きで、この本を読んだようなものなのだが、ますます見直した!

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ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」

難しそうだと思って、敬遠していたのだが、ちょっとしたきっかけがあって読むことに。
しかし!
これって映画化されただけあって、ストーリーはわりとシンプル。
中世のミステリなんだな。
といっても、何が難しいかって、当時のキリスト教のあれこれ。
舞台が修道院なので、必然的にキリスト教内でのいざこざが伏線としてあるんだけど、それがさっぱり理解できない。
日本人だから?
なんか、要するに「キリストは清貧だったんだから、同じようにキリスト教徒は清貧の生活を送るべき」という派と、「キリスト教の教えには貧しく生きなくちゃいけないとは書いてない」派の対立?
ぶっちゃけ、貧困層vs富裕層の対立にほかならないんだけど。
こういう細かい対立が、キリスト教内ではずーっと続いてきたんだろうな。
あと意外だったのが、主人公二人の国籍が別々だということ。
映画ではショーン・コネリーがやった役はイギリス人、語り手の主人公の青年はイタリア人。
それぞれのお国柄の違いによる、性格の違いなんかも面白い。
でも、図書館好きとしては、最後の終わり方は切ないわ~。
形あるものはいつかなくなる、とはわかっていてもね。

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スティーグ・ラーソン「ミレニアム」

タイトルだけ見ると一冊っぽいが、上下巻の三部作なので、全部で6冊。
長かった…。
でもそれだけの価値はあるよ!
いろいろ話題になってたけど、そんな大層な小説かなーとちょっと疑問だったのだが、読んでみてわかった。
確かにこれは面白いわ。

ジャーナリストのミカエルは、とある大企業の陰謀を暴こうとして逆に名誉毀損で訴えられてしまう。
そんなミカエルのもとに、ある依頼が舞い込む。
表向きは「自伝を書いてほしい」というその依頼の真意は、「行方不明になった少女を探してほしい」というものだった。
その依頼の協力者として現れたのは、体にドラゴンのタトゥーを入れたミステリアスな女、リスベット。
ミカエルとリスベットは、協力してその失踪事件の謎を追うのだが…。

というのが第一部。
第二部は、リスベットの過去にまつわる話。
ミカエルの仕事にかかわっていたジャーナリスト二人が殺され、その容疑者としてリスベットの名前が挙がる。
だが、そこにはリスベットと彼女の父親にまつわる、国家的陰謀が隠されていた…。
第三部は、その国家的陰謀にミカエルとリスベットが立ち向かうという話。

少しずつ話のスケールが大きくなっていくという。
で、ストーリーはまだまだ続きそうなのだが、残念なことに作者が死亡してしまったために、三部で完結となってしまった。
いろいろと曰く付きの小説なのだった。

なんといっても、リスベットのキャラクターが強烈なので、それにハマると非常に面白く読める。
だが一筋縄ではいかないキャラなので、嫌悪感があると無理かも。
ミカエルはなー…。
とにかく色男という設定なので、毎回毎回、いろんな女に手を出す手を出す。
というか、そのエピソード必要か?っていう疑問が。
あまりにも女性関係に節操がなさすぎなので、結構いいやつなんだが、株が下がってる。
リスベットともっといい感じになってもよさそうなもんなのに、「一人の女に絞れない」という性格のために、リスベットの信頼を得られない。
なんだかなー。
ミカエルが真面目すぎても面白くないかもしれないが、限度ってもんがあるでしょ。
おそらく、4部ではその節操のなさにしっぺ返しを食らうという話になりそうだったので、ここで終わったのは正解かもよ。

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ジェフリー・ディーヴァー「ロードサイド・クロス」

キャサリン・ダンスシリーズの第二弾。
リンカーン・ライムシリーズが、そろそろマンネリなので、個人的にはこっちのシリーズの方が面白い。

ネットのブログ記事をきっかけに、とある高校の学生たちが次々に襲われるという事件が発生。
事件を予告するかのように、道路の端には必ずクロス(十字架)が置かれる。
ブログ記事についた、ある生徒を非難するコメントが原因だと思われ、問題の生徒に近づくダンスだったが、その生徒は姿をくらましてしまう。
その間にも、事件は続き…。

毎回、ディーヴァーのどんでん返しにやられているので、今回こそはと思うのだが、やっぱりやられてしまった…。
こいつが犯人とは思わんでしょ、ふつー。
すえげなあ。

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寿への道 79

ここんとこ、学校の方が忙しくてブログにまで手が回らない…。
しかし今日はひま。
本当は一番忙しいはずなのにね。
先生の方が忙しさに追いついてないんだな、これが。
返事が来るまで小休止。

ということで、先週ちょっとした飲み会に参加してきた。
合コンではなく、あくまでも飲み会。
友達が、ついこの間飲んだ相手から誘われたということで、それなりの人数になるのかと思ったら、2対2の四人だけ~。
しかも、向こうの一人は遅れてきた。
しかし!幹事の彼がいわゆる営業タイプというか、気をそらさずに話すのがうまくて、思いのほか楽しかった。
あとから来た彼も、わりと私の好みのタイプだった。
が!飲み会ですから。
なんか「理想のタイプ」をお互いに語り合う、という不毛なことをしてしまった…。
そんで、店は二時間きっかりで追い出されたんだけど、その後は男二人でのみに行ってしまったのだった…。
これは脈なしだな。
しかし、楽しかっただけに悲しいわ。
ま、飲み会ですからね…合コンではなく…。

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