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エマ・ドナヒュー「部屋」

これもかなりの問題作。
7年前に、見ず知らずの中年男によって「部屋」に監禁された母親と、生まれてからその「部屋」しか知らずに育った五才の少年の物語。
外の世界をテレビでしか見たことのない少年だったが、母親の計画によって、ついに外に出られる日がやって来る。
すべてが五才児の視点で描かれるので、文法をわざと間違えたりと、芸が細かい。
あと、母親視点だと悲惨だけの話になってしまうところを、子供視点にしたおかげで、成長物語的な、また違う雰囲気になっているのは素晴らしい。

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