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スペンサー・クイン「チェットと消えたゾウの謎」

探偵のバーニーと名犬チェットのシリーズ第3弾。
犬と人間が協力するミステリーはわりとよくあるのだが、このシリーズが目新しいのは、なんといっても犬が語り手というところ。
犬のチェットの視点でストーリーが展開するので、エサに夢中になって話を聞き逃したり、言葉の意味がわからなかったり、ということがちょくちょくあって、それが逆に先を読めなくさせて面白くなっている。
というか、チェットが純粋にかわいいよね!
たぶん、作者はチェットが病死してエンディングというつもりで始めたらしく、そういう伏線が張られていて2巻ではドキドキしたんだが、シリーズの人気がでてその線はやめたらしい。
伏線のたたみ方がかなり強引だったけど、チェットがかわいいので許す!
バーニーは仕事はできるのだがお人よしで金儲けが下手で、何かと割を食う羽目になるのだが、チェットへの愛情の深さにははっとさせられる。
自分のケガよりもチェットのケガの方を心配するし。
ミステリーとしての展開がどうというよりも、このコンビの絆が見たいがために読んでいるようなものだわ。

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