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乾緑郎「完全なる首長竜の日」

例のアイドル事件が物議を醸しているなあ。
個人的な感想は「アウシュヴィッツみたい…」。
なんか、目がやたらと大きく見えて、飢餓状態の少女みたいに思えましたとさ。
一番納得いかんのは、A元がばっくれていること。
多分世論が出尽くすのを待って、どういうコメントが無難か見極めているんだろうなあ。
卑怯だぜ。

さて、映画化されると聞いて読んでみた。
正直、全然期待していなかったのだが、これが予想外にヒット!
面白かった。
新人の応募作とは思えないぐらい、完成度が高い。
全体的な雰囲気としては、恩田陸っぽいかな?
「夢違」を思わせる設定だし。

作品のキーとなるのは、植物状態で昏睡している患者の意識に直接アクセスすることができるSCインターフェースという機械。
これによって、自殺未遂で植物状態となった弟とコンタクトをとる漫画家が主人公。
しかし、何度もアクセスを試みるうちに、次第に弟とコンタクトしている状態が現実なのか、それとも漫画家として仕事をしている現実が夢なのか、混乱していき…。
途中でからくりには気づいたんだけど、この作品のいいところは、それがバレたとしても質が下がらないというところ。
文章が端正でうまいからかな。
あと「バナナフィッシュにうってつけの日」にもリンクさせることによって、いろいろな伏線をうまく使っている。
これ、映画化するのは面白いと思うのだが、終わり方をどうするんだろう。
原作通りにするのか、それとも…。

追加
映画の予告見た。
原作と真逆なのでびっくり。
第一、」主人公が違う。
そしてサスペンス風味。
映画的には仕方ないのかもしれないが、いろいろ台無しやん…。

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