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笹本祐一「妖精作戦」

有川浩の作品を読んでいたら、「妖精作戦」がすばらしいすばらしいと、べた褒めだったので、そんなすごい作品なのかと思って読んでみた。
う~ん…。
これはアレだな。
「ライ麦畑でつかまえて」を読んだときと似ている。
つまり、同世代の人たちにはエポックメイキングとなるような作品なのかもしれないけど、すでにたくさんの亜流の洗礼を浴びている世代にとっては、むしろ「古い」としか言いようがないというか。
この作品が最初だよ、と言われても、「どこかで読んだことある…」と思ってしまうのだった。
まあしょうがないことではあるよね。

しかし、この「妖精作戦」はそういう意味でなく、本当に「どっかでこれ見たなあ」と思った。
なんだろなんだろ、と思いつつ読んでいて、「せまいよくらいよこわいよー」というセリフを見て確信した。
面堂終太郎…「うる星やつら」だーっ!!
学園が舞台なんだけど、主人公の影がいまいち薄くて、個性あふれる同級生たちがいて、特殊能力を持つヒロインが登場。
とにかく、月まで行っちゃうぐらいスケールの大きい(?)話のわりに、あくまで学園モノだというところ。
あーあー本当に、まるっきりうる星やつらの世界。
いいんだけどさ。
所詮、何かは何かの模倣なんですよ。
有川浩はこの「妖精作戦」の模倣だしな。
新しさ、というのは小説の正しい評価にはなりえないということを再認識した。

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