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「キャプテン・ハーロック」

またナイターで観てきた。
正直、もともとのハーロックがどんなだったか覚えていないんだけど。
あの映像は一回観ておかないといかんだろ、と思い。

結論から言うと、ストーリーがあんまり残らない話だったなあ…。
ハーロックのアルカディア号に新入りとして入ってきたヤマ。
彼は実は、地球から送り込まれてきたスパイだった。
宇宙全体に散らばった人類が、大挙して地球へと帰還しようとして起きた「カムホーム戦争」で悪名をとどろかせたハーロック。
彼を抹殺するのがヤマの使命だったのだが、ハーロックのカリスマに引きつけられてしまい、ヤマに命令した兄のイソラに刃向うことになってしまう…。

う~ん…。
それなりに感動とか驚きとかの仕掛けもあるんだけど、二転三転しすぎて焦点がぼやけてしまった感じ。
あと、ホログラムに頼りすぎなのも気になった。
何かというと「ホログラムか!?」みたいな。
ホログラムって、要は映像でしょ。
比重とかをきちんと計測していれば、ホログラムにそんなに騙されまくることはないのではないか。
まあ、イソラに関わるホログラムの仕掛けには驚いたが。
あ!そうだったのか!みたいな。
でもこれも、本筋には結局あんまり関係なかったしなー。

というわけで、キャプテン・ハーロックと言いつつ、主役はヤマとイソラの兄弟なのだった。
ま、もともとハーロックって前面に出てくるタイプではないような気もするので、しかたないのかも。
でもなあ…、終わり方がどうしても理解できなくて困った。
ん?どういう意味?
多分、だれも悪者にせず、なおかつハーロックを主役として立てたまま終わらせようとして、かえって中途半端なヘンな終わり方になってしまったのだと思うが。
割り切れないんなら、あんな布石はやめてほしいわ。

というわけで、映像は100点満点だが、ストーリーはイマイチだった。
まあハーロックがマント翻している場面が一番よかったな。
あのマントは革製だった。

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宮部みゆき「泣き童子」

わたしが宮部みゆきで一番好きな三島屋シリーズの新作。
何が気になるって、おちかと青野さまのその後が!
何か進展があるのかないのか!?

…と、ドキドキしながら読み進めていったのだが、進展があったようななかったような…。
青野さまの出番が少ないしね。
印象は悪くない感じだったけど。
もうちょっと何かアクション起こしましょうよ…。

というわけで、わたしの目当てはイマイチだったが、全体としてはよくできている。
ホラーとしてのバランスもいい。
泣かせる話と、本当に怖がらせる話と、半々ぐらい。
特によかったのは「くりから御殿」。
これってきっと、東日本大震災を想定して書いたんだろうなあ…。
読んでいて泣けてしょうがなかった。

一方「まぐる笛」はチョー怖い。
生理的に怖い。
あああ…「ワールドイズマイン」を思い出した。
そんぐらい怖い。

今新聞で連載している「荒神」も、そんな感じの展開になりそうで、ドキドキしながら毎日欠かさず読んでいるのだが。
あっちはこうの史代の挿絵もかわいいのだ。
新聞連載の挿絵は単行本になっても生かしてあげてほしいところ。

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スティーヴ・ハミルトン「解錠師」

なかなか面白い現代風のミステリだった。
子どもの頃に遭遇した事件で、言葉が離せなくなったマイクル。
しかし、その代わりに「絵を描く」「鍵を開ける」という才能があった。
ところが、その「鍵を開ける解錠師(ロックアーティスト)」としての才能に目をつけられ、マイクルは裏の世界へと足を踏み込むことになる…。

マイクルの一人称なので、ストーリーが殺伐としている割には、それほどダークな話にはなっていない。
あと、アメリアとの純愛がなかなか読ませる。
二人の絆が、言葉を話せないゆえに「リレー漫画」という手段で培われていくというのがすごくいいなあ。
最後は決してハッピーエンドではないんだが、何とも言えない救いのある終わり方になっている。
中村文則の「掏摸」を思い出したわ。

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東野圭吾「麒麟の翼」

映画化されたということで、それなりに期待していたんだけど、想像以上に地味な話だったなあ…。
これで映画はどうだったんだろう?
うむむ。

加賀シリーズの長編なんだけど、これなら「新参者」の方が面白かった。
短編連作形式で一編ずつにドラマがあったし。
今回は長編なんだけど、なんというか…感動させようとしてちょっと失敗しているというか。

まず、そんな簡単に人を刺すか?という疑問もあるし。
そもそもなんで「麒麟の翼」?という疑問もあるし。
日本橋ありきで、そこに無理につなげた感じがする。
あと、濡れ衣を着せられた彼が「魔がさして財布を盗んだ」という動機も都合よすぎるし。
ん~。
 

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ゆーえすじぇー

行ってきましたよ。
今日帰ってきましたよ。
あー疲れたあー疲れた。
雨にも降られず、思ったより暑くもなく、無事に終わってよかったよかった。
誰かが「クソつまんねー」と言ったために危うく頓挫するところだったのだが、結論から言うと「結構面白かった」。
いろいろリニューアルしているのかもね。
アトラクションの中では、「スパイダーマン」がダントツに面白かった。
金にものをいわせて並ばずに乗れるパスを入手したのだが、これはやっぱり正解だった。
母親が不安がって乗ろうとしなかったので二回乗ったのだが、体への負担はさほどでもないが、なかなかの迫力。
一方、時間のムダだと思ったのは「バックドラフト」。
う~ん…なんか映画の説明がほとんどで、あとは炎をじっと見ているだけ。
映画を見ればそれでいいんじゃないか?
いちばん気に入ったのは「ウォーターワールド」かなあ。
前座みたいなのが抜群に面白かった。
あ、「ターミネーター」の綾小路麗華?も面白かった!
ここは役者がいい仕事をしている。
さすが映画村。
で、ジェットコースター系に乗れなかったのと、園内で食べたのがホットドッグだけだったのが心残りだが、おおむね楽しめた。
あ、バイオハザードもやりたかったなあ…。
チケットがなかったのであきらめたけど。

というわけで、ゆーえすじぇー以外は大阪城と水族館しか行っておらず、大阪らしい大阪の観光はほとんどしなかったのだった。
まあ目的が目的だったしな。
これで十分だわ。

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ヘレン・ダンモア「包囲」

第二次世界大戦の独ソ戦で、ドイツ軍に包囲されたレニングラードの悲劇。
結局、戦地になったが故の悲劇というよりも、完全に食料不足で多くの市民が命を失っていく。
この手の戦争モノはよく読むんだけど、今回の本はちょっと毛色が違った。
単なる悲劇だけじゃなくて、主人公の恋愛と父の不倫が絡んでくるのだ。
主人公の恋愛はともかく、父親の恋愛過去は必要だったかなあ…。もちろん、そのせいでより人間に視点が当たっているのは確かなんだけど、かえってそれでレニングラードの悲劇が薄れてしまったような気も。

それにしても、食べるものがないって、本当に悲劇…。
関係ないけど、日本の食料自給率の低さって、結局これと同じことが起こりうるということなんだよね。
正直、たとえ自衛隊を国防軍とかにして国を守ろうとしても、食料輸入が途切れたらそれだけで日本は終わりだよ。
なんでそれに気づかないんだろうか?

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「パシフィックリム」

弟がツイッタで、この映画のことを「怖くて泣きそうになった」とか言ってたので、またかまととぶりやがって…と苦々しく思っていたんだが、ホントに怖かった…。
安く見ようと、ナイトショーにしたのは失敗だった。
帰り道がチョー怖かった。
別にホラー映画という訳じゃあなかったんだけどね。

ストーリー的には由緒正しいロボット映画。
怪獣あり、巨体ロボットあり、操縦士の愛と葛藤あり。
誤算だったのは、想像以上に怪獣が強かったこと。
倒すのがホントに命懸け。仲間たちが次々死んじゃうし。特に最初に主人公の相棒である兄が死んじゃうところはトラウマ。
見る前にあまり事前情報を入れないようにしていたんだが、菊地凛子がほとんど主役だというのも知らなかった。あの英語力で問題なかったんだろうか?
あと芦田愛菜も思ったよりしっかり出ていた。演技は言うほどうまいとは思わなかったが。

ユニークなのは、ロボットを二人で操縦するというところ。ドリフトとか言って、二人の精神を同調させるんだが、こんな技術があるなら、無人運転にする方が簡単なんでは?という疑問が。
そうそう、操縦士がロボットの内部に入っているというのも誤算だった。てっきり遠隔操作だと。今だって手術を遠隔操作できる時代なのに、なぜ?
まあ遠隔だったら誰も死なないので、映画にならないというのはあるけど。

いろいろ文句を言いつつも、映画としては、アクションとドラマとユーモアのバランスが絶妙で面白かった。
いっそ3Dで見た方がよかったのかもしれないが、2Dでもあれだけ怖かったからなあ…。

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