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寿への道 82

仕方がないこととはいえ、ネット婚活は苦戦中。
年齢的に、バツイチの多いこと多いこと。

子持ち(別居)バツイチという人とメールのやりとりをしていたんだが、けっこうイラっとさせられた。
向こうは根掘り葉掘りこっちのことを聞いてくるのに、わたしがした質問の答えは一行のみ。
挙句、「付き合っていた人に褒められたのはどこ?」とか「アピールポイントは?」とか。

…プレゼンかよ!

で、正直に答えるのもイヤなので、はぐらかしていたら、「質問の意味がわからなかった?」だって。
バカにするのもいい加減にせえよ…。
そんでこっちもキレ気味のメールを返したら、速攻でお断りされた。
こっちからされる前に先手を打ったんだろうな。
どうせ、放置しておけば自然とお断りになるのに…。

あー疲れる。
やっぱバツイチはバツイチでも、子どもがいるのに離婚した人は気を付けた方がよさそうだ。
一つ学んだ。

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コニー・ウィリス「ドゥームズデイブック」

「オールクリア」に続き、さっそくこちらも読み返してみた。
ああ…結構忘れてる。
覚えているところはしっかり覚えているのだが…、全然忘れていて、読んでビックリしたエピソードもあった。

設定は「オールクリア」と同じ、オックスフォードの史学科学生のタイムトラベルシリーズ。
キヴリンはずっと憧れていた中世イギリスへの降下を果たすのだが、到着するなり高熱で倒れてしまう。
キヴリンを送り出したダンワージー先生のいる2050年代でも、原因不明の伝染病が猛威をふるっていた。
もしやキヴリンも感染しているのでは…と焦るダンワージー先生。
だが隔離処置がとられ、技術者も病で倒れてしまったことから、身動きがとれなくなる。
なんとか高熱を脱したキヴリンは、とある領主の家で記憶喪失の娘として過ごすことに。
子どもたちにもなじみ、居場所を確保することはできたのだが、帰り道となる降下点を見失ってしまう。
しかも、キヴリンが到着したのが予定した時代とは大幅にずれていたことが判明。
なんと、ペストが猛威を振るった時代の真っただ中に…。

タイムトラベルものなのだが、主眼はタイムトラベルそのものというよりも、中世イギリスの厳しい現実と、それから700年経っても、まだ伝染病の脅威から逃れることができないでいる、人類の無力さのようなものが浮き彫りになっている。
キヴリンがペストのど真ん中に放り出されたのはもちろん忘れていなかったのだが、現代の方でもインフルエンザが猛威を振るっていたというのはすっかり忘れていた…。
こちらはこちらで悲劇が…。

そして、お目当てだったコリンは大活躍!
こんなに活躍してたっけ?
とにかく、コニー・ウィリスの小説の子供たちは元気で可愛い。
生意気だけど、健気でもある。
何気なーく「オールクリア」なんてセリフもあったりして。
その後に続く伏線…というほどのものではないけど、共通点が見つかってちょっと嬉しい。
コリンの大叔母の名前がメアリというのも、あとで「オールクリア」につながってくるんだな、これが。
後付けにしろ、設定が細かい。

それにしても、ダンワージー先生は、いっつも生徒の心配ばっかりでかわいそう。
ストレスで死んじゃうんじゃないだろうか。

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本谷有希子「かみにえともじ」

ちえぞうさんから「銀の匙」届いた!
今日ちょうど本屋で見かけて、もう少しで買っちゃうところだった。
ナイスタイミング!
ありがとん。

本谷有希子は、小説はもちろん舞台も見たことがない。
それなのにエッセイから入るという。
でも、エッセイって小説ほど構えなくていいし、作者の素顔がわかるので、ちょっと小説はハードルが高いな、というときにはちょうどいいのだ。
エッセイがつまらない作家の小説が面白いわけないしな。

で、このエッセイは結構自虐的で面白かった。
面白かったけど、この作者と仲良くなれる自信はまったくない。
現実にいたらめんどくさい人だ。
顔はかわいいのに…。
写真は嫌いらしいが、顔がいいので露出が多い、というのも皮肉な話だ。

ということで、「もじ」は本谷有希子なのだが、「え」の方はというと、「ゴールデンラッキー」でおなじみの榎本俊二だったりする。
この人も漫画自体はあんまり好きじゃないけど、改めてイラストとしてみると、絵がうまい人なんだなーと感心する。
エッセイとのバランスもちょうどいい。
ナンセンスでありつつ、ちゃんと内容に合わせているし。
特に出色だったのは、SMAPのイラスト。ファンが見たら殺されてると思う。そんぐらいひどい。でもそっくり。

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コニー・ウィリス「オールクリア」

あーんあーん読み終わっちゃったよ~。
「ブラックアウト」に続き、全2巻の超大作。
しかし、それだけのことはあった!

タイムトラベルで帰る方法をなくして、途方に暮れたポリー、アイリーン、マイクルの3人。
折しも第二次世界大戦による被害は日々拡大していって、ロンドンは毎日空襲に見舞われる。
ポリーのデッドライン(同じ時代に同一人物が2人いることはできないので、一回タイムトラベルした時代が近接していると今の自分が消滅?)が迫りくる中、事態を察知したダンワージー先生が3人を助けにやってくる。
ところが、先生が使ったタイムトラベル用のルートまで使えなくなってしまう。
4人はこのままこの時代に取り残されてしまうのか…?

「オールクリア」の1巻は、ほとんど何も解決しないので、かなりやきもきさせられるのだが、その分2巻は怒涛の勢いで伏線が開示されていくので、なかなか爽快感がある。
とはいえ、あまりにもいろいろあって、ちょっとほろ苦い終わり方。
大団円!ではないところが、でもコニー・ウィリスらしいかも。

それにしても、ポリーに片思いしている少年のコリン・テンプラーがいい味出してる!
すっかり忘れていたのだが、彼は「ドゥームズデイ・ブック」にも登場していたんだね。
というか、私はポリーの方が「ドゥームズデイ~」の主役だったような気がしていた。
全然違う人物だった。
なんかいろいろ気になるので、もう一回「ドゥームズデイ・ブック」を読み返してみようっと。

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寿への道 81

久しぶりに寿。
え?81?そんなにやってるの…?
自分でびっくりした。

どうせ収穫はない…と思いつつも、ただ手をこまねいているのはイヤなので、また婚活サイトに手を出してみた。
今回は有料で身分証明も必要なところ。
まあ有料ったって、相談所に比べたら微々たるものなので、ここはケチらないことにした。

登録したばっかりなので、申し込みは次から次へとくるのだが…。
思いのほか、バツイチの人が多い。
まあ年齢的にしょうがないんだけども。
むしろバツイチの人の方がいろいろ学習しているので、初婚よりもいい、という意見も聞くが、どうなんだろう。
ともあれ、バツイチでも子供がいる人は遠慮させていただいた。
いろいろ人間関係がややこしいのは勘弁してほしい。

まあ、クリスマスに恋人…とまではいかなくても、デートの相手ができるといいなあ。

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雫井修介「途中の一歩」

この作家の作品って、いつもタイトルがイマイチなんだよな。
内容はそこそこなのに、ちょっと地味というか。
今回も、タイトルからは想像もつかない、漫画家の話。

漫画家の覚本は、元は兄弟二人で描いていたのだが、兄が事故でペンを握れなくなり、一人で描くようになったという過去を持つ。
仕事一本ヤリだった彼が、友人や担当編集者に誘われて、合コンに参加することに。
愛想がなくて漫画が第一の覚本は、一向に彼女をゲットできないのだが…。
一方、同じく漫画家の泉は、「おちゃのこさいさい」というギャグ漫画で一世を風靡。その後十年以上にわたって連載を続けている。
しかし、掲載誌が変更になるのをきっかけに、長年不倫関係を続けてきた担当と別れることに…。

登場人物が結構多いので、細かく紹介するとめんどくさいので省略するが、これって漫画界にする必要があったのかなあ…という気がしないでもない。
テーマは漫画と合コンだしなあ。
漫画家と編集者の関係性は、リアルなところもあるし、ちょっと偏見があるんじゃないか?というところもあるし。
「おちゃのこさいさい」は明らかに「ちびまるこちゃん」を意識していると思われる。
あと、身内だけで次々カップルが出来上がっていくのは都合がよすぎだろ。
こんなに関係者がくっつくなんてことあるか?
そんなんなら何も苦労はせんわ!!

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辻村深月「ロードムービー」

実はこれ、あんまり読む気がしていなかったのだが、児童書でイラスト入りで再刊されていたのを見て、そのイラストがあんまり好みなんで読んでみたら、意外と面白かったので、改めて図書館で借りてみた。

表題作には、ちょっとした仕掛けがあって、先入観なしに読むとそこに意外性があって面白いのだが、すでにネタを知ってしまっていたので、そこは淡々と読んだ。
家出をした小学五年生のトシとワタル。
トシは「万引きをした」といううわさがあるワタルと仲良くしたことで、クラスでいじめを受けていた。
しかし、トシには児童生徒会長になるという夢があり、いじめに屈せずに立候補しようとしていたのだが…。

う~ん…時系列になっていないので、説明が難しいけど。
二人の友情もさることながら、なんというかトシのキャラがすごくいい。
魅力的だわ~。
大人になってからの二人の続編が読みたい。

ということで、実はこの本自体が「冷たい校舎の時は止まる」の続編になっているのだった。
しかしね、読んだのがあまりに昔で登場人物覚えてないのよ…。
もう一回読み直さないとダメか…?

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平野啓一郎「かたちだけの愛」

なんか、会社でたまたま手に取って、面白そうかなと思って借りてみた。
いわゆる正統派のメロドラマ。
だが、冒頭がかなり衝撃的で、そこでぐっと引きつけられた。

デザイナーの相良は、ある日近所で起きた交通事故を目撃し、車の下敷きとなった女性を助け出す。
その女性は実は有名なタレントだった。
成りゆきから、相良は事故で片足を失ってしまった彼女のために、義足をデザインすることになるのだが…。

その交通事故の場面というのがね~。
結構リアルで衝撃。
そういえばこの間、線路に落ちて片足を失ってしまった女性もいたよね。

大学生のときに、家庭教師のアルバイトをしていたのだが、その教え子の家が義肢を製造する会社を経営していた。
会社がそのまんま自宅のビルになっているので、通りがかりに作りかけの義足などを目にすることもあったのだが、正直な話、ちょっと薄気味が悪かった。

デザイナーの主人公も、「リアルにすることで生じる薄気味の悪さ」をどう克服するかで悩んだりする。
いわゆる「不気味の谷」というやつだな。
話の主眼はあくまで恋愛なので、もうちょっと義足に関するあれこれを追及してほしかった気がしないでもない。

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葉室麟「蛍草」

しんみりとしたタイトルからは想像もつかない、爽快な時代小説。
この作者の本は初めて読んだけど、こういう雰囲気だとは思わず予想外だった。
でも面白かったよ。

風早家で奉公をすることになった十六歳の菜々。
ご主人はストイックでかっこいいし、奥様は凛としていて優しい。
理想的な奉公先だったのだが、主人である市之進が藩の不正に気付いてから、きな臭い雰囲気が漂うようになる。
一方、奥方の佐知が病で亡くなり、菜々は残された二人の子供を必死で育てようとするのだが…。

この菜々という主人公が、時代小説にはあるまじき明るさ。
あっけらかんとしてバイタリティあふれている。
最近の時代小説ってこんな感じなのかなあ。
健気を通り越して、とにかくたくましい。
それがいいんだけどね。

周囲をとりまく面々も個性的でなかなかユニーク。
まあユニークにしようという作者の意図が垣間見えてしまうきらいはあるのだが。
その努力はよしとしよう。
久しぶりに、こんなに後味のいい小説を読んだ気がする。

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