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三國青葉「かおばな憑依帖」

時代小説のつもりで読み始めたのだが…うん、確かにこれはファンタジーノベル賞だわ。
ストーリーがなかなか説明しづらいけども。

時は、徳川吉宗が将軍の時代。
吉宗が誰かに祟られていることを察知した母はその怨霊と対峙するために、自らも怨霊となって戦うことを決意する。
吉宗の忍びの者であった田沼家の長男・龍助(意次)は、通りすがりに助けたもらった美貌の剣士・右京の助けを借りて、吉宗を祟っている相手と対峙することに。
龍助の姉に一目ぼれしてしまった右京は、命を懸けて怨霊退治の旅に出るが、危機に陥ったときに、助けに来てくれたのは、なんと自分の母親の生霊だった…。

書いていても、なんだかとっちらかったあらすじだが。
まあ、怨霊やら生霊やら、出てくるわ出てくるわ。
しまいには、右京の出生の秘密とかも絡んでくるし。
山田風太郎の世界か?
なんというか、あまりにも荒唐無稽で読んでいてかなり脱力する。
ちょっといろいろ欲張って盛り込みすぎな気が。
まあデビュー作だから仕方なしか。
でも、マザコンで母親に頭が上がらない右京と母親のやりとりなどは、かなり面白い。
怨霊となって戦う吉宗の母といい、とにかく、女性強し!の一冊。


 

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