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高田郁「あい」

「澪つくし」シリーズが大好きなので、この作者の本ということで読んでみた。

関寛斎という、実在の医者の妻である「あい」が主人公。
医学の道を極めようとする夫を支えるために、献身的につくす妻の一生。

歴史の主役は関寛斎なので、あいが何かをしたというわけでは全然ない。
とにかく子供を12人も生んで、その半分を亡くしてしまう。
ある意味悲劇の一生だ。

だからというわけではないけど、読んでいてちょっと辛かった。
夫を支える妻という意味では偉かったかもしれないけど、あんまり報われない人生。
晩年の最後には、夫について北海道にまで移住してしまう。
もちろん、そのことが寿命を縮めたわけだが。
「澪つくし」と比べるのは何だが、もうちょっと主体性のある主人公ならよかったなあ…。
なぜこの人を主人公にしたのか、いまいちわからんかった。

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