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伊坂幸太郎「残り全部バケーション」

あれ?これ読んだっけ?読んでなかったっけ?と迷いつつ借りてみたのだが、やっぱり読んでなかった。

ストーリー的には伊坂幸太郎の王道パターン。
それぞれの話は独立しているものの、トータルで読むとつながっているという。
特に好きだったのが、岡田くんの小学校時代の話。
クラスの女子のランドセル全部に落書きしたり、校門にペンキを塗ったりと、問題児と思われていた岡田が、担任の先生のためにクラスメイトと立ち上がる話。
途中で何となくネタがわかってくるのだが、それはそれとして痛快。
このエピソードが、一番最後の話にもつながってくるのだった。

ストーリーはいつものパターンでも、やっぱり登場人物がいいんだよね。
伊坂幸太郎の悪人はあんまり悪人っぽくないので憎めない。
ずるいなあ。

とにかくね、しつこいようだけど、こういう連鎖的に話が進んでいく小説がわたしは好きだ!
だから、いささかマンネリと思われようとも、この作風は失わないでほしいわけですよ。
まだ若いから、もっと実験的な小説も書きたくなると思うが、このホームベースは忘れないでほしい。

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コメント

前も言ったけど、もう伊坂幸太郎を読む体力がない。もういい。

投稿: ちえぞう | 2014年1月27日 (月) 06時50分

ま、気持ちわかるよ…。
わたしも最近、重たい本(いろんな意味で)が読めなくなってきた。

投稿: ロザリー | 2014年1月27日 (月) 20時25分

新刊が出るみたいだね。
買わないよ。
あーあ、あんなに新刊を待ち望み、少しでも長く読もうとチマチマ少しずつ読んでいたあの日が懐かしい。
まさか買わなくなる日が来るなんてな。

投稿: ちえぞう | 2014年1月30日 (木) 06時48分

新刊すらチェックしてなかったよ…。
でも、そろそろ卒業しどきかもね。
伊坂幸太郎はやっぱり、若者向けという感じがする。

投稿: ロザリー | 2014年1月30日 (木) 20時35分

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