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伊坂幸太郎「オー!ファーザー」

だいぶ前に譲り受けたんだけど、タイトルがなんとなく好きになれなくて、読んでなかった作品。
映画化されると聞いて読んでみた。

恋多き女の母親を持ったせいで、自称・父親を四人も持つことになった由紀夫。
それぞれ個性のまったく違う父親たちに、にぎやかに育てられた由紀夫だったが、ほんのささいな偶然が重なり、町で行われる選挙をめぐる陰謀に巻き込まれることに…。

そうそう、登場人物の名前が文豪を意識していて、そこに何か意図があるのかないのかよくわからない。
鱒二とか…ふつうの名前としてありえんだろ。
まあそれはいいとして、選挙をめぐる陰謀があまりにもややこしすぎて、最後までよくわからなかった。
スーツケースが盗まれたり、友人が運び屋をやらされそうになったり、殺人事件が起きたり…。
で、最後に収束するはずなんだけど、何がどうなってそうなったのか理解できず…。
むむむ。

まあ仕掛けはわからなくても、個性あふれる四人のお父さんたちが魅力的なので、キャラの力で読ませてしまう。
最後にもいつものカタルシスがあるしね。

でも、いつも思うんだが、伊坂幸太郎の作品に出てくる女性ってあんまり魅力的じゃないよね。
小悪魔的というかなんというか…、主人公を振り回すためだけに存在しているような気がする。

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