« 有川浩「ヒア・カムズ・ザ・サン」「県庁おもてなし課」 | トップページ | 北夏輝「恋都の狐さん」 »

ウィングフィールド「冬のフロスト」

今までのシリーズの中では、わりと展開に驚きがないというか、地味だったかな?
でも相変わらず面白い。
フロストさいこー。

7歳から8歳の少女たちが次々と姿を消すという事件が勃発。
まったく手がかりがないなか、今度は娼婦たちが惨殺されるという事件が。
有能な女性部下が入院してしまったため、彼女の分の仕事も抱え込み、にっちもさっちもいかなくなったフロスト。
人員を増やしたくても、ケチな警視が残業代を出し渋るわ、デキの悪い部下が何度もポカをやらかすわで、捜査は難航。
ついに、少女たちの死体が発見されるのだが…。

正直、「芋にいちゃん」とあだ名されている部下があまりにも足を引っ張るので、こいつが真犯人なんじゃないかと本気で思った。
「明らかにこいつが怪しいじゃん!」と。
まあ、そこまでドロドロとした話ではなかったのが救いだけど。
それにしても、フロストはかなり優秀な刑事だと思うんだけど、それにしては扱いがひどいよね。
まあ、下品なジョークを連発するせいで、品性を疑われるからなんだけど。
でも事件を解決する手腕はお見事。
ときどき勘を外しても、なんとなくうまく収まってしまうところはさすが。

フロストはダメ刑事みたいな印象だけど、本当は事件に対して誰よりも真摯に向き合っているんだよね。
このシリーズは本当に面白い。
…のに、作者が死んじゃったからあと1作しか読めない…うぐぐ。

|

« 有川浩「ヒア・カムズ・ザ・サン」「県庁おもてなし課」 | トップページ | 北夏輝「恋都の狐さん」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 有川浩「ヒア・カムズ・ザ・サン」「県庁おもてなし課」 | トップページ | 北夏輝「恋都の狐さん」 »