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黒川博行「破門」

直木賞を受賞した話題作。
疫病神シリーズは大好きなんだけど、正直これが直木賞か…と思わないでもない。

例によって、桑原に一方的に呼び出された二宮。
組が映画出資話にいっぱい食わされたということで、その犯人捜しに奔走させられる羽目に。
だが、その詐欺話の裏には、敵対する組の思惑が絡んでおり、逆上した桑原は相手の組員に大けがを負わせてしまう…。

とにかく、だれがだましているのか、だまされているのか。
二転三転して話がややこしい。
とはいえ、腐れ縁の二人の掛け合いは相変わらず。
二宮も段々図々しくなってきて、何かというと桑原に金をせびるのがうまくなってきた。
そう考えると、桑原って決してケチじゃないんだよね。
払うべきお金は出し惜しみしない。
ご飯もおごってあげるし。
こういう、持ちつ持たれつの関係だからこそ、このシリーズは長続きしているんだよね。

でも、今回けっこう思わせぶりな終わり方だったので、続編があるんだろうな。
ぜひ桑原には大暴れしてもらいたい。

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