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宮部みゆき「あかんべえ」

宮部みゆきの時代小説は、幽霊モノが多いのだが、これもその系統。
料理屋の娘のおりんは、高熱で死の淵をさまよったときから、幽霊の姿が見えるようになる。
引っ越したばかりの料理屋がある場所には、以前消失したお寺があった。
そこで起きた事件のせいで、料理屋には次々と幽霊が姿を現して騒動を起こしていく。
おりんはその原因をつきとめようとするのだが…。

なんというか、いろいろ過剰すぎる小説だった。
幽霊が出てくるのはまあいいとして、それが巻き起こす騒動が三回ぐらいある。
もうちょっと短くして、騒動もすっきりまとめた方がいいんじゃないかという気がする。
その方が、最後へのクライマックスが盛り上がるのでは?

でも、「同じ過ちを犯した幽霊の姿が見える」という設定は、「おそろし」のシリーズにも通じるところがあるな。
ただ、こちらは主人公が子供なので、もっぱら周囲の人間がそういうタイプということなんだけど。
それにしても、脛に傷持つ人が多すぎるような。
設定は決して悪くなかったんだけどなあ。

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