« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »

柚木麻子「ランチのアッコちゃん」

柚木麻子は初めて…かな?
前に一回借りたものの、読まないで返した本があるけど。

内容は、会社であまりうまく立ち回れず悩んでいる三智子。
そんな彼女に、会社の上司である「アッコさん」が、「自分とランチを交換しよう」と持ちかけてくる。
三智子の手作りの弁当と引き換えに、アッコさんがいつもローテしているランチの場所にいくのだが、そこでは上司の意外な一面が。
そして、毎日会社以外の人との出会いがあり、三智子は次第に元気を取り戻していくのだが…。

連作集仕立てになっているので、三智子が脇役の回とかもあって、なかなか面白い。
まあ全体的に出来すぎというか、ご都合主義な面があるのは否めないが、そんなに厳しい現実の話が読みたいわけではないので、気分転換にはちょうどよい。

| | コメント (0)

アレックス・グレシアン「刑事たちの四十八時間」

前作「刑事たちの三日間」が面白かったので、続編も読んでみた。

発足したばかりのスコットランドヤードに勤めるディとハマースミス、そして監察医のキングスリー。
今度はロンドンを離れて、郊外のうらさびしい村へとやってくる。
幼い男の子とその両親がそろって姿を消したという。
不気味な言い伝えのある村で、何者かに妨害されながらも、捜査を続行しようとするディとハマースミスだったが…。

う~ん…暗い。ひたすら暗い。
主人公はこの3人のはずなんだけど、あんまり暗いので、だれか一人ぐらい死んでもおかしくなくて気が気じゃない。
ハマースミスが一番お気に入りなんだけど、彼が一番死亡フラグが立ってるよね…。
ものすごいハンサムなんだけど、まったくその自覚がない(ってことあるか?)、そしてとにかく事件のことしか頭にないハマースミス。
ディともいいコンビなので、ぜひこのままシリーズを続けてほしいところだが。

しかし、今回の話もやりきれない結末だった。
もうちょっと救いがあってもよかったような。

| | コメント (0)

ソフィー・キンセラ「スターな彼女の捜しもの」

なぜか、ソフィー・キンセラの本は結構読んでいるのだった。
「本日も記憶喪失」とか「火事場の女神さま」とか。
主人公の女性が、ちょっとダメダメな感じで、他人事とは思えない。

今回の主人公は、ヘッドハンティング会社を友人と立ち上げたものの、その友人に逃げられて一人で四苦八苦しているララ。
老人ホームで一人で亡くなったという、大叔母の葬儀に出席したときに、あやしい女を目撃する。
なんと彼女は、亡くなった大叔母サディーの幽霊で、大事にしていた首飾りを探してほしいというのだ。
戸惑いながらも、首飾りを探し始めるララだったが、自分勝手なサディーに振り回されることになる。

伏線の貼り方がうまいので、最後「あーこういうことか!」とちょっとびっくりする展開に。
ここらへんのさじ加減がうまいんだよな。
後味も悪くなく、読んでスッキリする小説。

| | コメント (0)

有川浩「空飛ぶ広報室」

なんか、最近やけに有川浩の本が再刊されているな…と思ったら、なんと文芸春秋から版権を引き上げているらしい。
う~ん…どういう経緯があったのかは知らないけど、なんかこういう作品以外のことでゴタゴタされると、作家の印象が悪くなるよね。
笙野頼子も苦手なわたしだった。

というわけで、これはドラマを先に見た。
なので、作品も当然ドラマを演じた俳優で想像しつつ読んでいたんだけど、綾野剛と新垣結衣って絶妙なキャスティングだったなあ。
ブルーインパルスのパイロットになれなかったというトラウマを持つ空井と、記者としてスランプに陥っている稲葉。
結構鬱陶しい主人公二人なんだが、ドラマではどちらもさわやかに演じられていて、全然嫌味がなかった。

原作の方は、ドラマよりももっと恋愛色が少なかったので、ちょっとオドロキ。
まあ多少はそういうニュアンスも入っているけど、基本はお仕事小説だったので、わりと抵抗なく読めた。
もちろん、自衛隊擁護のうんぬんはあるけどね…。

| | コメント (0)

« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »