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姫野カオルコ「昭和の犬」

直木賞受賞作…にしては地味だなという印象。
姫野カオルコはもっと面白い作品もあるんじゃないかという気がするが…。

シベリア帰りで突然キレる父と、娘と夫には全く無関心な母という、いびつな両親を持つイク。
ひたすら父親の機嫌をうかがい、母親の無関心に耐える日々だったが、いつもその傍らには犬や猫がいた。
子ども時代を彩るテレビ番組と、個性豊かな犬や猫たちとともに、昭和という一つの時代が流れていく。

もっと悲惨な話かと思いきや、そうでもなく、かといって読んでいて救いのある話でもなく。
自伝的作品だということらしいので、リアルといえばリアルなんだろうが。
ちょっと食い足りない感じがしたなあ。
しかし、結構あっけなくいなくなってしまう犬猫が切ない。
これもまた昭和的ということか。

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