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ロザムンド・ラプトン「さよなら、そして永遠に」

これは、久々に時間を忘れて読んだ。
家族愛の物語なんだが、ミステリーとしてもどんでん返しがあって、ぐいぐい読ませる。

イベントで大勢の家族でにぎわっていた学校で火災が発生。
グレースとその娘が大けがを負う。
ところが、生死の境をさまよっている母と娘は、自分の体から抜け出していた。
事件の謎を追う捜査官のセーラとともに、二人も事件の真相を知っていくのだが、その間にも二人の体には限界が近づいており…。

なんというか、まあ一言で言うと幽体離脱もの。
なんだけど、それほどオカルト風味ではないというか、母が娘を思う気持ちの強さが前面に出ているので、そういうオカルト設定はあまり気にならない。

それよりも、犯人像が二転三転するので、後半は本当に手に汗握る展開に。
決して大団円の結末ではないんだが、なるべくしてこうなったというか、納得感のある終わり方。
よくできた話だわ。

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