« 柚木麻子「本屋さんのダイアナ」 | トップページ | 中島京子「かたづの!」 »

宮尾登美子「天璋院篤姫」

ドラマの方はあんまりちゃんと見ていなかったのだが、原作がこれだけ面白いから、ドラマも人気が出たんだろうなあ。

島津家の傍流の姫として生まれたおかつ。
幼いころから歴史に興味を持ち、負けん気が強い少女として育つ。
そこを島津斉彬に認められ、徳川家の正室として嫁ぐことになる。
だが、幕末の将軍家をめぐる動きに翻弄され…。

篤姫視点の話なので、たとえば和宮との不仲とかも、単に「気に入らない」で片づけることなく、きちんと理由づけしている。
つまり完全に篤姫擁護の立場なんだけど、でもそうしたくなるぐらい篤姫ってかなり過酷な人生を歩んでいるわけで。
イメージだと意地悪な大奥の小姑だけど、実際は和宮たちと十何歳しか違わなかったので、若い身空で大奥を仕切っていたということをきちんと評価するべきなんだろうなあ。

でもやっぱり、正室になったあとはあっという間に未亡人になってしまうし、歴史に翻弄されるばかりなので、嫁ぐ前までが面白かったな。

|

« 柚木麻子「本屋さんのダイアナ」 | トップページ | 中島京子「かたづの!」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 柚木麻子「本屋さんのダイアナ」 | トップページ | 中島京子「かたづの!」 »