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R.J.パラシオ「ワンダー」

ジャンルとしては児童書なんだけど、ぜひ子どもに読んでほしい感動の一冊。

オーガストは「顔」に障害を持って生まれてきた。
何度も手術を繰り返してきたにも関わらず、見るものをぎょっとさせる顔のまま、学校にも行かずに生活してきた。
しかしとうとう学校へ行くことになり、新しい友達ができたかに思えたのだが…。

視点がオーガストだけでなく、その姉や、友人のジャック、それから姉の親友、姉のボーイフレンドと、いろいろ変化していく。
だから余計に、「オーガストの見た目」がどんな風かを読者は客観的に知ることができる。
しかしいろいろ考えさせれるな。
やっぱり体の障害に対してはある程度寛容になれても、顔がふつうと違うということに対して、平静に受け止めることができないということを思い知らされる。
顔なんて生活していくうえで何も関係ないはずなのに(オーガストは咀嚼にも障害があるけど)、それでも体が不自由な人よりもずっと多くの差別をうけなくてはいけないのだな。

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