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柚木麻子「本屋さんのダイアナ」

柚木麻子は「ランチのあっこちゃん」が結構面白かった。
でもこっちの方が断然面白い!
本好きの人にはたまらないお話。

水商売で働く母親と暮らすダイアナ。
しかし、漢字で大穴と書く自分の名前が大嫌いで、育ちのいい彩子に憧れている。
一方彩子は、料理家の母親と編集者の父親の間で、ごくごく真面目に育てられ、母親の趣味でキャラクターのTシャツを着せられているダイアナがうらやましくて仕方がない。
お互いにお互いがうらやましい二人は、「本」という共通の趣味で、無二の親友となる。
ところが、中学受験をきっかけに二人の進路が大きく分かれてしまい…。

タイトルには「ダイアナ」の名前が出ているけど、彩子も主人公。
どちらかというと、彩子の方が不幸な人生を歩んでしまうのがなんだか悲しい…。
でもそれも含めて、最後に二人がやっぱり好きな本を通してよりを戻していく過程が非常に美しい。
「赤毛のアン」を土台にしているので、そういった作品を知っているとより楽しめる。

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