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片野ゆか「動物翻訳家」

動物翻訳家とは、動物園の飼育係りの人のこと。
言いえて妙だな~と、猫飼いは思う。
動物って、具合が悪くても何も言わないんだよね。
でも、言葉にはならないけど、ささいな行動とかで何が言いたいのかを知ろうとしないといけない。

ここに登場する飼育員たちは、みんなペンギンやらキリンやら、それぞれに愛情を持って接しているのだが、それでも思いがけないことが起きてしまう。
しかも、動物園というのは、まずは人に来てもらわないといけない場所で、動物にとって心地よい空間と、動物園としての経営とのはざまで、かなり苦労しているんだろうなあ。
最近は旭山動物園の影響で、少しずつ動物の本来の生態に近い飼育のかたちがふつうになってきたけれど、一昔前の動物園を思うと隔世の感があるな。

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