« 田中芳樹「アルスラーン戦記」 | トップページ | ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 »

ドリアン助川「あん」

これは映画の方を先に知った。
見ていないけど。
永瀬正敏が主演だから、チェックだけはしていたのだった。

売れない鯛焼き屋で働く千太郎の店に、とある老女がやってくる。
時給は200円でいいから働かせてくれという。
最初は断るつもりだった千太郎だが、老女がつくったあんこを食べて、その美味しさに驚き、店長に内緒で働いてもらうことに。
ところが、老女の指が曲がっていることに客が気づき…。

いわゆるハンセン病患者のお話し。
感染しないとわかっていても、本能的に恐怖心を覚えてしまう千太郎の葛藤が生々しい。
差別してはいけない!と口で言うのは簡単だが、実際にそういう人たちを前に、まったく意識しないでいられる自信はわたしにもない。
途中で登場する女子高生はちょっと出来すぎな感じだったが、単に声高に「差別反対」ではなく、両者の現実を淡々と描いているところがよかった。

|

« 田中芳樹「アルスラーン戦記」 | トップページ | ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 田中芳樹「アルスラーン戦記」 | トップページ | ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」 »