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大島千佳「自衛隊の闇」

自衛隊で起きたイジメ自殺事件を追ったノンフィクション。
太平洋戦争中の話なんか読むと、陸軍よりも海軍の方がかっこいいみたいな感じだけど、海上自衛隊って恐ろしいところだな。
服務中に、堂々とモデルガンで狙い撃ちにして、挙句いろんな言い訳してお金を巻き上げ、徹底的に苛め抜く。
しかも、それを艦長以下の乗組員全員が知っていたにも関わらず、見て見ぬふりをしていたという。

残された遺族が真相解明のため、必死の思いで自衛隊内の兵士たちに行ったアンケート結果を掘り出そうとするのだが、「紛失した」の一言で片づけられてしまう。
ところが、それすらも虚偽だった。
内部通報によって、(いじめは存在していたという)アンケート結果はきちんと保管されていることが判明。
ところが、内部通報した兵士にまで、迫害の手が及ぶ。
言っておくがこれは小説じゃなくてノンフィクションだからな。
なんか日本の行く末が恐ろしいわ。

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