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野崎まど「know」

電子葉という、脳から直接ネットワークに接続して、瞬時にあらゆる情報にアクセスできるチップを埋め込むのが当たり前となっている近未来。
社会的な地位によってアクセスできる情報レベルが異なり、そのかなり上層部に位置している御野・連レルは、かつての恩師が残した暗号を発見。
行方不明となっていた恩師の居場所を突き止めるのだが、彼は御野の目前で自殺し、残されたのは一人の少女だった…。

「ラプラスの魔」という言葉があって、それの意味は、ありとあらゆる情報を知ることができていれば、未来をも知ることができるというものなんだけど。
これを小説化したような世界。
恩師が残した少女は、地球上のほぼすべての情報を獲得しており、それがゆえに未来を見通すことができる。
SFの設定としては、非常にリアリティがあって面白かった。
電子葉的な発想は、たしか菅浩江の作品でも読んだことがあったけど、これは遅かれ早かれ現実化するだろうな。

それにしても、なんでこの作家の登場人物はいつもヘンな名前なんだろ。
ライトノベル臭がして、損していると思う。

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