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角幡唯介「アグルーカの行方」

南極探検に失敗して全員死亡したという「フランクリン隊」の足跡をたどり、徒歩で南極を踏破するという冒険の記録。
アグルーカというのはエスキモーの言葉で「大股で歩く人」だったかな?、ここを訪れた白人のことを指しているのだが、それが誰なのかというところも謎になっている。
フランクリン隊についてはあまり詳しくは知らなかったのだが、ダン・シモンズの「ザ・テラー」という小説を読んだことがあって、それがまさにフランクリン隊をモデルにしていたので、これか!とちょっとスッキリした。

それにしても、この人は過酷な旅が好きだなあ。
興味深かったのは、こういう極寒の地では、体温を維持するためにものすごくカロリーが必要になるということ。
一日に5000キロカロリーを摂取しているにも関わらず、冒険している二人はどんどん痩せていってしまう。
食べるものがないわけではないが、一日の食料は決まっており、空腹に耐えかねた二人がとうとうジャコウ牛の親子を撃ち殺して食べてしまうところはちょっと胸が痛んだ。
やっぱり、ダイエットするなら冬なんだという結論。

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