« 近藤史恵「シャルロットの憂鬱」 | トップページ | 王城夕紀「青の数学」 »

道尾秀介「スタフ」

久しぶりに道尾秀介を読んだが、面白かった。
ストーリーも面白いのだが、細かい描写がツボにはまった。

ワゴンでデリを販売する仕事をしている夏都。
離婚したあと、海外で働く姉の息子と二人で生活をしている。
ある日、いつものようにデリの準備をしていると、保健所の人間と名乗る男がやってくる。
言われるがままに男についていくと、とある美少女の元に連れてこられる。
どうやら、少女は姉を脅している女と夏都を勘違いしているようで…。

けっこう話が入り組んでいるので、なかなか説明が難しいが。
一言でいうと、「みんなさびしい」という話かな。
さびしさゆえに犯してしまった過ちというか。
気持ちはわかるだけに、責める気にはなれない。
まあそれはそれとして、いろいろうまくいきすぎな感じはあるけど、それも持ち味か。

登場人物のキャラが濃いのだが、その描写がうまいのでくどくはない。
でも読むのにちょっと体力がいる感じかな。

|

« 近藤史恵「シャルロットの憂鬱」 | トップページ | 王城夕紀「青の数学」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 近藤史恵「シャルロットの憂鬱」 | トップページ | 王城夕紀「青の数学」 »