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ジェフリー・ディーヴァー「煽動者」

もはやリンカーン・ライムシリーズはほとんど読んでないのだが、このキャサリン・ダンスシリーズは読んでいるのだった。

相手の心理をちょっとしたしぐさなどから分析するダンス。
しかし、とある証人が嘘をついていることを見逃してしまい、捜査から外されることに。
代わりに担当することになったのは、あるライブ会場で起きた火事事件だった。
最初は単なる事故と思われたのだが、誰かが意図的に会場をパニックに陥れたということに気付き、犯人を追い始める。

意外なことに、火事の犯人はけっこうあっさり捕まってしまい、なんだか拍子抜け。
ダンスが失敗した証人が絡んでいる事件の方が、実はどんでん返しだったのだった。
まあディーヴァーにどんでん返しは当たり前なので、これはこれでよかった。
それにしても、意図的にパニックを作るというのは怖いな。
遊園地で「テロが起きた」というデマを流して、みんながパニックになって出口に殺到したせいで、死人が出てしまうという。
本人は手を汚さずに犠牲者が出る。
ただ、これはちょっと誇張があるかもな。
人間には「正常性バイアス」というのがあって、何か事件とか事故とかがあっても「大したことはない」と自分を思い込ませてしまうらしいから。

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