« 青柳いづみこ「ショパン・コンクール」 | トップページ | 藤岡陽子「晴れたらいいね」 »

飛浩隆「自生の夢」

SF作家というのは、生まれながらにしてSF作家なんだろうな。
素人がいくらSF的な発想を思いつこうとしても、それはラノベレベルであって、本当のSF作家の発想に及ぶことは絶対にない。
というぐらい、突拍子もない設定のSF短編集。

かろうじて理解できたのは最初の話ぐらいなのだが、何やら理解不能なものに浸食されてしまってほとんど人間が存在しなくなってしまった世界で、「音」で水際に呼び寄せたものでかろうじて生き延びている人たち。
だがその小さな世界も、浸食されていなくなったはずの「夫」が妻を探すために呼び寄せられてきてしまったために、たちまち崩壊へと陥る…。
という、わかったようなわからないような話。

それから、生まれながらにして考えたことを詩として紡ぎ出すことができる装置が存在する近未来において、世界最高の詩人と呼ばれた少女の運命を描いた連作集。
これもしくみがまったく理解できんくてな…。
これを読むと、少なくともSF作家にはなれないと思うわ。

|

« 青柳いづみこ「ショパン・コンクール」 | トップページ | 藤岡陽子「晴れたらいいね」 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 青柳いづみこ「ショパン・コンクール」 | トップページ | 藤岡陽子「晴れたらいいね」 »