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R・D・ウィングフィールド「フロスト始末」

フロストシリーズの最終話。
というのも、作者が死んでしまったから…。

もう二度とフロストに会えないのかと思うと悲しい。
別の作家が続きを書いているらしいが、それってもう別の話だよな。

今回のフロストは、交通費をちょろまかしていることがとうとう上司にばれて、今度こそ本当に異動させられそうになる。
だが、町では少女たちの失踪が相次ぎ、ついには死体が発見される。
犠牲になった一人の少女の父親は小児性愛者だったために、フロストはあやしいと睨むのだが…。

フロストがとにかく下ネタ満載のおっさんなので、悲惨な事件があってもあんまり悲惨な感じがしないのだが、今回の終わり方はさすがにちょっと悲惨な感じだった。
能天気な警察署のようでいて、実はけっこう警察内部にもいろいろ起きているんだよな。
なので、シリーズの最後の締めくくりとしては、逆にこれでよかったのかもしれない。
でもやっぱり続きが読みたかったなあ。

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キンバリー・ブルベイカーブラッドリー「わたしがいどんだ戦い1939年」

なんとも切なくて苦しい話。

でも最後は大団円。

生まれつき足が内反足という障害を持っていたために、母親から家から一歩も出ることを許されずに育ったエイダ。
ある時、空襲を避けるために子どもたちが疎開するという話を聞き、必死に歩く練習をして、母親に黙って弟と二人で一緒に疎開することを決意する。
そして疎開先で出会ったのは、ポニーと暮らすちょっと風変わりなスーザンという女性だった。
気が進まないと言いながらも、スーザンは何かとエイダと弟の世話を焼いてくれて、エイダは初めて触れる優しさに戸惑い、それを拒絶しようとするのだが…。

この母親が本当にひどい。
でもいるんだろうなあ、こういう人。
エイダの障害は生まれてすぐに治療すれば治るものだったのに、「奇形のお前はそんな価値がない」みたいに放置。完全なネグレクト状態。
そして不器用なスーザンのもとで、エイダが少しずつ心を開いていくところは感動。
ええ話や。

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伊坂幸太郎「ホワイトラビット」

泥棒の黒澤が登場するシリーズ。
とある家で人質立てこもり事件が発生。
犯人は一家三人を人質に、家に立てこもるのだが、実はそこには泥棒に入っていた黒澤が居合わせていた。
仕方なく、父親のふりをする黒澤だったが、ほかの母と子にも何やら秘密があるようで…。

かなり入り組んだ設定のミステリ。
途中でよくわけがわからなくなったが、それにしてもよくできている。
こういう発想がどこから浮かぶんだろう。
まあ個人的には、発想うんぬんより、いつものおなじみのメンバーが登場するのが嬉しいんだが。
黒澤みたいに常にクールなキャラは大好きです。

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